職人たちの誇りと自信が見てとれる、渋いポスターデザインです。
創立50周年という節目を彩る、展示会用のデザインです。黙々と作業をする社員の姿と、彼らの努力の結晶である製品を並べ脈々と受け継がれてきた団結力と技術力を伝えるポスターに仕上げました。
職人の技が息づく熱き作業風景
このポスターは、金属工業の現場からのリアルなイメージで、職人の熱意と精度の高い工芸を伝えています。作業中の職人の写真は、実際の製造プロセスの一部を垣間見せ、手仕事の価値と企業の実力を強調しています。これらの写真は、高品質な製品が生み出される過程の一瞬を捉え、見る者にメーカーの信頼性を感じさせます。
長い歴史と継続的な成長の物語
ポスターのテキストは、メーカーが半世紀にわたる歴史を持つことを誇りに思っていることを伝えています。伝統の重みとともに、進化し続ける姿勢を示す言葉は、企業がこれまで積み上げてきた実績と未来への約束を象徴しています。このメッセージは、長年に渡る経験と新しい技術への探求心のバランスを示し、企業のアイデンティティを形作っています。
デザイナーの振り返り
■ 長年培ってきた技術の高さ、ブランド力を感じさせるポスター作りを心がけました。
■ 黒が中心の紙面ですが、どんよりとした印象にならないように気をつけました。製品がキラリと光る演出がアクセントになっています。
■ “職人魂 半世紀”のキャッチコピーの貫禄のあるデザインが、職人たちの実直さ・剛健さを物語ります。
制作ポスターデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
歴史ある会社ならではのデザインアプローチだと思いました。
グラデーション風に演出された黒い背景に浮かび上がる、ずらりと並べられた金属の部品。それだけでも目立ちますが、更に一番右端で光り輝かせる効果によって、急激に鋭い主張の力を持ち見る者の目を惹きます。キラリとしたその光は、部品そのものを魅力的に見せるだけではなく、その部品達に重なり合うかのごとく写しだされた職人達の働く姿と魂が持つ輝きにも共鳴しているかのようです。複数の職人達の上部には、一人で作業をする職人の姿も写しだされていますね。それぞれの役割を全うしようとする共同性、自らの世界の中で集中する個々の力、そんな様々な特性の融合により作り出される製品。その全ての独立した魅力が、このポスターデザインには集約されていると感じられます。
キャッチコピーの「職人魂、半世紀」も、筆文字のような書体によってカッコよく描かれていますね。「今年で創立50周年」という長い歴史についてもしっかりと印象的に表現されており、セールスポイントを余すところなく、かつシンプルに作られた、威厳も漂うポスターデザインだと感じます。
VOICE ※第三者による感想です
社員たちの、ものづくりに対するプライドが感じられるポスターデザインですね。
製造業に従事している人は職人気質な人が多いという印象がありますので、このポスターデザインのように、かなり固くてしっかりとしたような感じを出した方が、しっかりと雰囲気が出ると思います。金属を加工する仕事をしていることがわかるように、金属の部品をたくさん載せておくのも、金属工業という感じが出るのでよいでしょう。背景も暗くて黒になっているのですが、固い気質を出す場合には、やはり黒を用いるのがよいと言えるでしょう。赤だと金属の部品の見え方が変わってしまいますし、背景の方が目立ってしまうので、黒にしたとも考えられます。
職人魂、半世紀という文字にも固い信念が感じられるように思えますし、このような工場で勤務する人の多くは、1つの作業に力を注いでいるということが多いので、職人気質がしっかりと感じられます。ポスターデザインに、実際に作業をしている写真を掲載していることで、どのような雰囲気なのか、どのような感じで仕事をしているのかというのもわかるので、よい宣伝になるでしょう。
※掲載しているパネル / ポスターデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。