食欲をそそるカラーを活かしたシンプルなパッケージに。
マスタードカラーにケチャップ色の楕円マーク。そしてレトロな雰囲気の白いコック帽。どこか懐かしい雰囲気を大切に、開けた時に食欲がわくようなパッケージを心がけました。マスタード色は、調味料以外にも揚げ物がカラリと揚がった「きつね色」、柑橘類やバナナ、マンゴーといった果物が熟した「食べ頃の色」としてもおなじで、食べ物をおいしく感じやすい色です。同じくトマト色も、食欲をそそるカラーなので組み合わせました。
レトロなアクセントの導入
そのままだとポイントがなく、のっぺりとした雰囲気になってしまうので、白いコック帽でアクセントをつけています。イメージとしては、古き良き米国のダイナーや、日本の商店街や個人経営のファーストフードレストランなどから連想して、フォントもそれっぽいものをチョイスしています。また、中の食品がメインであることを鑑みて余白を広めに取り、フードボックスがやや大きく見えるようなバランスにしています。
※このデザインはサンプル作例です。広告イメージは実際の団体・組織・人名とは関係ありません。
制作パッケージデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
レトロな佇まいが魅力のパッケージデザインですね。
懐かしく落ち着く色とデザイン
あたたかみのある黄色と、ケチャップのような赤色の組み合わせは、手に取った人の誰もが「何だか懐かしい」と思うのではないでしょうか。親しみのあるパッケージは、安心して食べやすいデザインでもあるので、この落ち着く色味は魅力的です。食欲をそそる色の組み合わせで、どことなく昭和レトロや米国のダイナー文化を彷彿とさせますね。太い線で描かれた白いコック帽もレトロ感を演出する絶妙な小道具になっていると感じます。
たっぷりの余白で万人受けを実現
フードボックスはブランドをアピールすることも大切ですが、使いやすく持ち運びやすいデザインであることも重要です。つまり、ブランド名を目立たせたいからと言ってゴテゴテした装飾過多になったり、テイクアウトで持ち帰るのが恥ずかしいとなったりしてはなりません。その点、このパッケージはボックスの形にマッチした楕円のマークとコック帽のみというシンプルなデザインで、どのような商品ともマッチする万能感があります。余白が大きく取られているので誰からも受け入れられやすいパッケージだと思います。
ノスタルジックなテイクアウトボックス
このパッケージデザインは、あたたかいマスタード色とエネルギッシュなケチャップ色が交錯し、心地良いコンセプトを持っています。赤やオレンジは食物を想起させ、食欲を駆り立てることで知られています。
・色彩の調和
食欲をそそる色の選択は、フードパッケージデザインの大切な要素です。その色使いは、目を引き、商品の鮮やかな個性を前面に押し出します。マスタード色はあたたかみを象徴し、一方でケチャップ色は情熱的です。白いコック帽のシンボルは、アクセントとして機能し、全体のデザイン的なバランスを取る役割を果たしています。
・シンプルさと余白の活用
余白の積極的な活用は、内容物への期待感を高めます。過度な装飾のないデザインアプローチは、顧客の興味を引きつけると同時に、ブランドの認識を高めることに貢献するのではないでしょうか。このパッケージデザインは、心地良い懐かしさと親しみやすい印象を与えてくれます。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。