BRAND DESIGN — LOGO
ロゴ制作事例 – 消化器外科のユニフォームロゴのデザイン




内臓のイラストをデフォルメした消化器外科のユニフォームロゴデザインです。
手術を伴う外科治療をメインとした消化器外科のユニフォームにつけるロゴマークを作成しました。安心感が持てるような、やさしいタッチのデザインを取り入れました。
デザインの中核
カーブを描く水色のラインが囲む二つの図形。シンボルマークは、内臓をモチーフにしたイラストです。水色のラインは大腸を表し、中にある二つの臓器はそれぞれ肝臓と胃を表しています。また、肝臓に重なるようにしてデザインしたのは、カテーテルのイラスト。
カテーテルのイメージ
今や、身体的負担の軽減となるカテーテル手術は、消化器領域では外せない術法。消化器を専門に診る診療科として、消化器のイメージと手術のイメージの両方を代表するイラストを親しみやすいタッチでデフォルメし、ロゴマークとして完成させました。


内臓イラストのデフォルメが医療ロゴに果たす役割
内臓のイラストをモチーフにしたロゴは、消化器外科という診療科の専門性を視覚的に即座に伝えるアプローチです。医療機関のロゴではクロスマークや聴診器といった汎用的な医療モチーフが使われることが多いですが、消化器という具体的な臓器をデフォルメすることで、診療科の専門領域を他科と差別化しています。
デフォルメの度合いが重要な設計判断です。写実的な臓器のイラストは医学書や手術記録のような印象を与え、患者に不安や恐怖を感じさせかねません。一方、やさしいタッチで丸みを帯びた形状に抽象化すれば、臓器を連想させつつも親しみやすさを保てます。患者がこのロゴを見て「怖い」ではなく「この科の先生が対応してくれるんだな」と安心できるラインを見極めたデフォルメです。
ユニフォームロゴに求められるサイズと視認性の設計
ユニフォームに付けるロゴは、名刺やWEBサイトのロゴとは異なる制約のもとで設計する必要があります。胸元や袖に配置される小さなスペースで、離れた位置からでもどの診療科のスタッフかが判別できなければなりません。水色のラインで構成されたシンプルなシンボルマークは、刺繍やプリントで再現しても細部が潰れにくい構造です。
水色という色の選択は、医療現場との親和性が高い配色です。清潔感や衛生を連想させる水色は、手術着や医療器具に多用される色であり、医療従事者のユニフォームに違和感なく溶け込みます。主張しすぎない色調でありながら、白衣やスクラブの上では十分な視認性を確保できる、医療現場のための色設計です。
医療機関のロゴは患者の目に触れる場面が多いため、不安を増幅させない配慮が不可欠です。カーブを描く水色のラインが臓器のシルエットを囲む構図は、手術や治療の緊張感ではなく、臓器を「守る」「包む」という安心感を表現しています。角のないなめらかな曲線は、外科治療の技術力を示しつつも、患者に寄り添う姿勢を造形で伝える役割を果たしています。
制作ロゴデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想ですディフォルメ加減が難しいモチーフを理解しやすく表現したロゴ
バランスの取れたデフォルメ
消化器外科という専門的な分野のロゴを、簡潔なシンボルマークにしてあらわしています。内蔵という複雑なモチーフは、詳細に描きすぎればロゴにあらわすのが難しく、簡潔にし過ぎれば何をあらわしているのか分からなくなってしまうもの。加減が難しい対象の特徴を捉え、シンプルに描きあらわしたデザインだと思いました。
デザインの詳細とレイアウト
体内に曲がりくねって配置された大腸やぷっくりと膨らんだ胃、カテーテルを重ねた肝臓をユニークに描き出し、一か所に集めています。大腸の形をそのまま活かし、フレームのように胃と肝臓囲んだことで、バラバラの臓器を体内に収めたかのようにまとまっていると感じました。
使用場面を考慮したデザイン
情報がないままイラストだけ見れば、何をディフォルメしたのかは分かりにくいかもしれません。ですが、消化器外科のユニフォームにつけることを目的にしているため、ユニフォームを着用すれば誰もが瞬時に意味を理解するでしょう。使用するシーンを想定し、一目で分かるロゴに仕上げていると思います。
色使いの意図的な選択
また、大腸をさわやかな水色にしたことでリアルなイメージを遠ざけ、ロゴらしいシンボルマークとして目立たせていると思います。医療のテーマにふさわしい冷静さと真面目さも感じました。
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