
カフェのコンセプトをイラストで表したお洒落なロゴデザインです。
コーヒーカップの中からあふれ出る飲み物。「T」の字のようにあふれた飲み物とカップに書かれた英字とを合わせると「Tea」と読むことができます。イラストの一部を文字のように見せ、ロゴのデザインとするユニークで印象に残るロゴマークです。この「T」の字を液体の流れで表現する手法は、タイポグラフィ(文字)とイラストレーションの境界を曖昧にし、「飲む」という行為そのものをデザインに取り込む遊び心を感じさせます。
多用途の想定ができるデザイン
ロゴ全体をブラウンの円で囲み、コーヒー豆や葉で装飾することで、このままの形で看板やコースター、グッズや印刷物のワンポイントなど幅広いデザインに汎用することができ、単なるロゴマークを超えたカフェのビジュアルアイデンティティとしての機能を担うことができます。
このように円形に要素を収めたデザインは「エンブレム」や「バッジ」スタイルと呼ばれ、それ自体が完結した「紋章」や「品質保証マーク」のような印象を与えます。視線が自然と中央のカップに集まる効果もあります。テイクアウト用のカップやスリーブ、ショップカード、Webサイトのアイコンなど、お客様とのあらゆる接点で活用されることで、お店の歴史とこだわりを一貫して伝えていく役割を果たすでしょう。


「あふれ出す液体」が語る店のホスピタリティ
コーヒーカップからあふれ出す飲み物で「T」の文字を形作るというアイデアは、タイポグラフィとイラストの境界を曖昧にした、高度なロゴ設計です。しかし、その効果は視覚的な面白さだけにとどまりません。
「あふれる」という状態は、量の豊かさや気前の良さを暗示します。カフェが提供するのはコーヒー一杯ではなく、そこに滞在する時間の豊かさです。あふれ出す液体は、お店のホスピタリティが「カップに収まりきらないほど豊か」であることのメタファーとして読むことができます。
さらに、雑貨カフェという業態の特性を考えると、このロゴは「飲み物」だけでなく「雑貨がカフェからあふれ出す」というイメージにも重なります。飲食と物販の両方を扱うお店のアイデンティティを、一つのビジュアルで統合的に表現しています。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ひねりを入れたイラストと雑貨カフェらしさが印象に残りました。
個性的な文字使い
たっぷりと注がれたカップから、飲み物がトロリとあふれてしまった姿を描いています。カップに描かれた「ea」から、自然と「Tea」と読んだ方は多いでしょう。あふれたドリンクで「T」をあらわしている、個性的なイラストです。
記憶に残るデザインの魅力
ストレートに「Tea」を書かずに少しだけひねりを入れたことで、よりロゴの印象が強まるように。どこかカフェに行きたいと思ったときに、「ドリンクたっぷりのカフェ」と思い出す方もいるでしょう。お店の名前が瞬時に出てこなくても「あのお店!」とすぐにロゴが出てくることは、ブランディングを高めるうえでも大切かと思いました。
カフェの特色を活かしたロゴ
数あるカフェの中で差別化を図りつつ、分かりやすさで覚えてもらえそうです。特徴的なイラストは丸い形の中に収めて、ブラウンカラーをベースにしたことでシックなイメージに。オシャレだけれどイラストがあるため、親しみやすさは失われていません。また、コースターのようにも見えるため、よりカフェらしさも増しています。カップ以外にもコーヒー豆と緑の葉もそえて、メニューの豊富さも感じられます。ラベルのようなかわいらしいロゴはグッズにもできそうで、雑貨カフェらしさもあると思いました。
歴史と遊び心を凝縮するエンブレムデザイン

※画像はイメージです
この雑貨カフェのロゴは、一見するとクラシカルで温かみのあるデザインですが、細部には多くの情報と仕掛けが詰め込まれています。ロゴデザインがどのようにしてカフェの「物語」と「機能」を両立させているのか、いくつかの側面から見ていきましょう。
「Since 1888」がもたらす信頼感
まず目を引くのは、円周に沿って配置された文字です。これは単なる屋号や創業年月の表記以上の意味を持ちます。「Since 1888」という具体的な年号は、このカフェ(あるいは母体となる事業)が100年以上にわたる非常に長い歴史を持っていることを示しています。これは、見る人に対して「長く愛されてきた店である」という信頼性と「歴史に裏打ちされた品質である」という権威性を瞬時に伝える、非常に強力なブランディング要素です。
雑貨カフェという現代的でカジュアルな業態と、この「1888年」という伝統。一見ミスマッチに思えるかもしれませんが、ロゴが全体をブラウン基調のクラシカルなエンブレム型でまとめていることで、両者が自然に融合しています。「伝統ある店が、現代のスタイルで提供するくつろぎの空間」といった、店独自のストーリーを想像させます。
「Tea」と「Coffee」の意図的な共存
既存本文でも触れられている通り、このロゴの最大の仕掛けは「Tea」の文字表現にあります。しかし、ここで注目したいのは、店名が「Tea café」であるにもかかわらず、ロゴには緑の葉(=お茶)とコーヒー豆の両方が明確に描かれている点です。
もしこの店が「日本茶専門店」や「紅茶専門店」であれば、コーヒー豆を描くことはブランドイメージの混乱を招くかもしれません。しかし、これは「雑貨カフェ」のロゴです。このデザインは、「Tea(お茶)」をメインのモチーフにしつつも、コーヒー豆をあしらうことで「お茶もコーヒーも、どちらも楽しめますよ」というメッセージを視覚的に伝えています。
雑貨カフェという業態が持つ「多様性(さまざまな雑貨やメニューが集まる楽しさ)」を、飲み物のラインナップ(Tea & Coffee)で表現しているのです。緑の葉がもたらす「安らぎ」や「自然」のイメージと、コーヒー豆やブラウンの色合いがもたらす「温かみ」「香り高さ」が、カフェで過ごす豊かな時間を象徴しています。
「エンブレム型」が持つ実用的な強み
このロゴは、すべての要素が円の中に収められた「エンブレム型(あるいはコンビネーションマークの一種)」と呼ばれる形式です。この形式は、デザイン的な美しさだけでなく、実用面で多くのメリットをもたらします。
- 1. 安定した視認性: すべての情報が円というひとつの枠内に完結しているため、ロゴとしての一体感が非常に高く、安定した印象を与えます。ロゴが持つ「証(あかし)」としての役割を強く果たします。
- 2. 高い汎用性: 既に書かれていた看板やコースターはもちろんですが、現代の店舗運営ではSNSのプロフィール画像やWebサイトのファビコン(ブラウザのタブに表示される小さなアイコン)など、非常に小さなサイズで使われる場面も増えています。エンブレム型は縦横比が変わらないため、どのような媒体にも「スタンプ」を押すように簡単に配置できます。サイズが小さくなっても「丸い形」として認識されやすいため、ブランドの印象が崩れません。
- 3. 単色化(線画化)への耐性: 例えば、マグカップに白一色で印刷したり、紙袋に黒一色でスタンプしたりする場合でも、このデザインは強みを発揮します。イラストと文字の線がはっきりしているため、色数が減っても「何の絵が描かれているか」「何と書かれているか」が判別しやすいのです。
このように、巧妙な「視覚的言語遊び(Teaの文字)」で人の記憶に残りやす工夫をしつつ、歴史的背景で信頼を、多様なモチーフで業態を、そしてエンブレムという型で実用性を確保するなど、多層的な意図が組み込まれたロゴデザインとなっています。
温もりとクリエイティビティの融合〜雑貨カフェのロゴデザイン
今回紹介するロゴデザインは、豊かなイマジネーションと雑貨カフェの特徴を描き出しています。このロゴは、視覚的な魅力と機能性の両方を兼ね備えています。
・微笑ましい表現 – 「Tea」の隠れた魅力
このロゴの中心は、カップから溢れる飲み物のイラストです。そのアートワークは、「T」を形成し、「ea」の文字と合わせて「Tea」を描いています。このような洞察に基づいたデザインは、視覚的な楽しさを提供し、またブランドの覚えやすさを強化します。
・汎用性と統一感 – ブラウンの円と装飾
ロゴの全体は、ブラウンの円で包まれており、コーヒー豆と葉の装飾が施されています。この一貫性あるデザインは、さまざまなメディア、たとえば看板やコースター、印刷物などに容易に適用できます。これにより、ロゴは単なるマークを超え、ビジュアルアイデンティティとしての機能を果たします。
・印象的なカラーパレット – ブラウンの基調
ブラウンを基調としたカラーパレットは、落ち着いた雰囲気と暖かみを感じさせます。この色調は、カフェの落ち着いた環境と、豊富なメニューの存在を表現しています。
このロゴは親しみやすさと独自性のバランスを保っています。特徴的なイラストは視覚的な魅力を加え、ブラウンの円は統一感を醸し出しています。それらが組み合わさり、雑貨カフェのユニークな個性を引き立てています。このロゴは、そのカフェのブランドイメージを高め、お客さんに強く印象付けることでしょう。

※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。
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