
イスラエルを拠点に活動するデザイナー Ran Segall さんの動画を、許可いただき翻訳させていただきました。動画のタイトルは「How To Become A Designer (デザイナーってどうやってなるの?)」 世界を股にかけて活躍するベテランデザイナーの Ran Segall さんならではの、しっかりしたアドバイスです。以下、動画の翻訳内容になります。※記事掲載はデザイナーに許諾を得ています。(Thank you Ran !!)

毎週水曜日の朝はUpfrontの設立者であるオリーと会います。彼はコンサル契約をしているクライアントなので、今週何をするかについてディスカッションする予定だったのですが・・・今はもうすでに8時半で、そのアポイントの時間なのですが、彼(クライアント)から連絡がありません。おそらく昨晩遅くまで仕事をしていて、まだ起きてないのかもしれません。となると、もうアポには行けないので・・・

そうです!早朝ドローン練習タイムです。

すごく楽しかった!
Casey(※ドローンを巧みに使うYouTuber)みたいに色々言うつもりはないです。Caseyみたいに旅行してるわけではないですし、日常のドローン撮影をしても面白くないですしね。ただドローンを飛ばすのが楽しいからやっているので、いつかVRメガネをかけて自分が飛んでるような体験をしてみたいです。とにかく、まだクライアントから連絡がないので、家に帰って朝食を取りたいと思います。
結局、彼(クライアント)は寝ていたわけではなく、昨日ニューヨークに飛んだことを私に伝え忘れていたようです。今、whatsappで打ち合わせを終えたので、これからちょっと時間が取れそうですね。
独学でデザイナーになる為の3つのポイント
今日皆さんにお話したかったことは、ここ数日で複数の人から来た同じ質問についてです。内容は、「僕はまだ若くて、デザインをやってみたいけど、まず何をすればいいですか?」というものです。まず、私が16歳からデザインを始めた事についてのビデオを作ったので、それのリンクを貼っておきますので見てください。
しかし今回のビデオでは私の個人的な話ではなく、もし私がデザインについて何も知らなかったら今日どんなことから始めるかというより実践的な事について話したいと思います。

3つのことを順番にする必要があります。
1.デザインの技術を学ぶ
まず1つ目は、技術的スキルを学ぶ事です。デザインはほとんどコンピューターで作る時代になりましたし、それをするための道具を知らなければなりません。ですので、まず最初にすることは、基礎のレベルのツールを学ぶことです。どのようなツールについて学ぶかは、あなたがどんなデザイナーになりたいかにもよります。
もしウェブデザイナーやアプリデザイナーなどの、UIをデザインする人になりたければ、スケッチすることを学ぶとよいでしょう。
ブランディングやグラフィックデザイン、フォトエディティング、フォトマニピュレーション、3DなどをやりたければPhotoshopを学ぶとよいと思います。Photoshopはかなり基礎的で、デザインをする人なら誰でも知っているものです。
私がデザインを始めた頃はインターネットから学ぶことが少なく、lynda.comでほとんどの事を学びました。今でもとても良いリソースだと思うので、lynda.comを見てみてください。みっちりやれば、相当良い勉強になります。しかし現在は、Youtubeなどの無料コンテンツもたくさんありますよね。何が自分に合っているかを把握しましょう。本から学ぶのが好きなのか、それとも実際に授業に出て人と関わるのが好きなのか、様々だと思います。でも、今このYoutubeの動画を見ているなら、Youtubeの検索バーに「スケッチ チュートリアル」と検索してみるのが良いスタートだと思います。

基礎的なプログラムやソフトウェアの技術を学んだら、手を動かしてみましょう。他の人のスタイルを真似してみたり、自分の好きな事をやってみましょう。もしこの(後ろにある)ポスターが好きなら、これを作ってみましょう。もし好きなアプリがあるなら、それを作ってみましょう。とにかく色々試してみて、ソフトウェアを使う経験を増やしましょう。
ソフトウェアを使えることは大事ですが、目的を考えずにツールを使う事には実は意味がありません。
2.デザインの理論を学ぶ
他の人の作品を真似することはいいことですが、もし実際に問題を解決できるより意味のあるデザインを作ってデザインのコアな部分に辿り着きたいのなら、理論を理解しなくてはなりません。理論を理解するのに最適なのは、とにかくたくさん本を読むことです。おそらくインターネットでも色々読めるとは思いますが、本にしか書いていないこともたくさんあります。グリッドについての本やタイポグラフィの本など・・・。
理論の本やデザインの歴史の本、芸術の歴史の本などを読んで理論を理解して、デザイナーとしてのプロセスを理解しなければなりません。本をたくさん読んだり、動画を見たり。でもこれは実践的なチュートリアルではなく、デザイナーとしての思考を学ぶということです。もちろんデザイン学校に通う事はとてもいいことですが、ここで私に質問をしているということは、おそらくデザイン学校で学位を取るのではなく独学で学びたいということですよね。
ですから、デザイン理論についての本をたくさん読んで、動画を見ることが2つ目のステップです。
3.他のデザイナー達と交流する
技術の事も学んだし、デザイン理論についての知識も学びましたね。
でも、独学には限度があります。
本当に良いデザイナーになりたいなら、他の人達、他のデザイナー達と関わる以外方法はありません。自分の作品についてのフィードバックをもらって、色々教えてもらったり、実際にクライアントと仕事をしたり。ですから、人と関わらなければいけません。何かの集まりやイベントに行ったり、ハッカソンに行ったり、ポートフォリオを作ってから仕事を探してみたり、インターンシップをするのもいいかもしれません。他人からフィードバックを貰わずに一人で学ぶ事には限度がありますからね。それがないと本当に良いデザイナーにはなれません。
ですから、3つ目のステップはネットワークを増やして他のデザイナー達と関わる事です。
さて、仕事も終わって、今Patriotコミュニティのための初めてのライブイベントの準備をしています。ライブイベントは初めてなのでとても楽しみです。全て技術的にも上手くいくことを祈ります。これがGoogleハングアウトです。イスラエルはもう夜なので電気もつけました。楽しみましょう!
ふ〜!1時間くらいずっと喋りっぱなしでした。見てくれた人達は楽しんでくれたでしょうか。それでは私は寝ますので、また次回!

独学のデザイナーが躓きやすいのは「作品の客観評価の機会」
独学でグラフィックデザインを学ぶ場合、ソフトウェアの操作方法やデザイン理論はオンライン教材や書籍で十分に習得できます。躓きやすいのは、自分の作品を客観的に評価してもらう機会が不足することです。
スクールや事務所なら講師や先輩からフィードバックがもらえますが、独学者は自分の作品を「自分の目だけ」で評価することになります。すると、「自分では良くできたと思っていたが、他人が見るとバランスが悪い」という盲点に気づけません。
解決策として、無料・有料問わずデザインレビューを受けられる場(SNSのデザインコミュニティ、オンライン添削サービス、コンペ応募とその講評など)を意図的に活用することが有効です。独学の弱点である「フィードバック不足」を補う仕組みを自分で作れるかが、独学で成長し続けられるかの分岐点です。
独学デザイナーの学習ロードマップ(12ヶ月プラン)
| 期間 | 学習テーマ | 具体的な学習内容 |
|---|---|---|
| 1〜2ヶ月目 | デザインの基礎理論 | レイアウト4原則(近接・整列・反復・コントラスト)、配色の基本、タイポグラフィ |
| 3〜4ヶ月目 | ツール操作 | Illustrator基本操作、Photoshop画像編集 |
| 5〜6ヶ月目 | 模写トレーニング | 優れたデザインを100点模写。なぜこのデザインが良いか言語化 |
| 7〜8ヶ月目 | オリジナル制作 | 架空のクライアントを想定したチラシ、名刺、ポスター制作 |
| 9〜10ヶ月目 | 実案件チャレンジ | クラウドソーシングでコンペに参加。友人・知人の案件を受注 |
| 11〜12ヶ月目 | ポートフォリオ完成 | 10〜15点の作品を収録。就職・営業活動開始 |
独学に必要なツールとコスト
| ツール | 用途 | 月額/費用 |
|---|---|---|
| Adobe Creative Cloud | Illustrator、Photoshop、InDesign | 約7,780円/月(個人プラン) |
| Canva Pro | 簡易デザイン、プレゼン | 約1,500円/月 |
| Figma | UI/WEBデザイン | 無料(個人利用) |
| デザイン書籍(5〜10冊) | 基礎理論の学習 | 計10,000〜20,000円 |
| オンライン学習 | Udemy、skillshare等 | 1講座1,500〜15,000円 |
| フォント | モリサワ等の有料フォント | 約5,000円/月〜 |
初期投資の目安
- 最低限: PC+Adobe CC+書籍3冊 = 約20万円(PC含む)
- 理想: 上記+外部モニター+有料フォント = 約30万円
独学 vs スクール 比較
| 比較項目 | 独学 | デザインスクール |
|---|---|---|
| 費用 | 月1〜2万円程度 | 30〜100万円(半年〜2年) |
| 期間 | 自分のペースで(1〜2年が目安) | カリキュラムに沿って(3ヶ月〜2年) |
| フィードバック | 得にくい(SNS、コミュニティで補う) | 講師から直接もらえる |
| 人脈 | 作りにくい | 同期や講師とのつながり |
| 就職サポート | なし | 学校による紹介や推薦 |
| 挫折リスク | 高い(モチベーション維持が課題) | 低い(強制力がある) |
独学で挫折しないための5つのコツ
1. 小さな成功体験を積む: 名刺→チラシ→パンフレットと段階的にレベルアップ
2. 毎日30分でも続ける: 長時間よりも習慣化が重要
3. SNSで発信する: 作品を投稿してフィードバックを得る。モチベーション維持にも
4. コミュニティに参加する: Discord、Slack等のデザインコミュニティ
5. 実案件を早めに経験する: 完璧を求めず、3ヶ月目から小さな案件に挑戦
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