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グラフィックデザイナーになるべき?向いている?

グラフィックデザイナーになるべき?向いている?プラス面とマイナス面について


グラフィックデザイナーになるべき?向いている?

グラフィックデザイナーの仕事に興味を持たれる方というのは少なくないと思います。そんな方達にとって有用なのは、先を歩く人たちの言葉ではないでしょうか。今回は、グラフィックデザイナーとして働くことのプラスとマイナス面、またデザインとはどのようなものなのかを解説している動画をご紹介したいと思います。解説者の クリスティーン・マジー(Christine Maggi) 氏は、自信がグラフィックデザイナーであり、動画を通して実用的なデザインキャリアについての情報発信を行なっています。※翻訳・記事掲載は許諾を得ています。(Thank you, Christine Maggi – Design Gal !!)

以下翻訳内容です。

みなさんこんにちは。クリスティーン・マジーです。この動画を見ていただきありがとうございます。この動画チャンネルのアイデアをずっと長い間あたためていましたが、ついに実現できてとてもワクワクしています。

この動画チャンネルは職業としてのデザイナーに関心を持っている人や学生に向けてのものです。私が学生時代や仕事を始めたころ、この業界の仕事について知らないことがたくさんありました。デザイン業界に興味を持ち、職を得ようとしている人や、デザイナーになる勉強をしている学生のみなさんと知識を共有したいと思います。あなたのための動画ですよ!

 

この動画について

この動画では、デザイナーとはどういう仕事かについてのおおまかな姿から始めたいと思います。デザイナーになるべきか?デザイナーになるにはどんなことが必要か?自分にとって正しい進路か?デザインを勉強していたころの私はデザイナーの日常がどういうものかよくわかりませんでした。7年ほどデザインの仕事をしてきた今は、必要なことや日々の仕事がどういうものかを少しはわかっています。

デザインとは何か?

まず最初に知っておくべきことはデザインとは何かです。デザインについて多くの本が書かれてきましたし、言うべきことは本当にたくさんありますが、基本的にデザインとは有意義な方法で問題を解決することです。

 

・それはデザインではない

おそらくデザインについて一番の誤解は、デザインとは単に「美しく見せること」というものでしょう。見た目に魅力的にするという面もありますが、それはデザインのごく表層的なことです。デザインはもっと深くまで掘り下げます。結局のところ、問題を解決するかどうかが重要なのです。

 

・デザインは芸術ではない

また、デザインは芸術でもありません。私たちは芸術を必要とし、芸術を愛し、美の鑑賞を必要としています。それが音楽や言葉を愛し、劇場や画廊へ足を運び、芸術作品に畏敬の念をいだいている理由です。しかし、それはデザインとはまったく別のものです。芸術は、それから何かを感じ、多くの解釈がおこなわれるものです。芸術のための芸術であることもよくあります。デザインも美しくできますが、それは目的ではありません。デザインは芸術ではないのです。

 

・デザインはデザイナーのものではない

同様に、デザインはデザイナーの個人的なものでもありません。デザイナー自身のために制作することはほとんどありません。それはクライアントや所属している会社のためにしています。好きなことをデザインしているわけではありません。実際は、ほかの人や会社のために問題を解決しているのです。デザイナーであるためには、自分自身を脇におく必要があります。自分自身のためではなく、デザインを見て使う最終的な閲覧者、オーディエンス、ユーザー、つまりデザインの本当の対象者の視点に立って考えましょう。

教育を受ける必要

デザイナーになろうと考えているのであれば、学校へ行く必要があるのか、独学するか、とりあえずデザインを始めて様子を見るか、迷っているでしょう。通学と独学とを比較する動画を作るつもりですが、基本的には、どこかで教育を受けている限りは、それを必要としているわけです。

デザイナーの大半はなんらかのすぐれた素質というものを生まれつき持っています。しかし、プロフェッショナルのデザイナーとして成功するには、大学のデザインコースや芸術コース、またはオンライン動画や本による独学、いろいろな場所で開かれている講座などを通して、技術的なスキルをみがく必要があります。何か素質を持っている限りは成功する可能性がありますが、デザインの教育を受ける必要はあります。

大好きであるべきこと

デザイナーになるなら、夢中になるべきことがいくつかあります。なぜなら、毎日やることなら好きな方がいいですから。

 

・まずはデザイン

もちろん、何よりもまず好きでなければならないのはデザインです。デザイン理論とデザイン原理を好きでなければいけません。デザインを尊重するべきです。そうでなければ、自分のデザインをクライアントに尊重してもらえません。自身が本当に信じ、理解し、作品を通してクライアントに伝えることができる何かをデザイナーは持っていなければいけません。

 

・問題を解決すること

また、問題解決を助けることを好きでなければいけません。それはデザイナー個人には関係のない問題かもしれません。私はまったく興味のない業界のクライアントのためのプロジェクトを数多く手がけてきました。要するに私の仕事は、プロジェクトから学び、クライアントの世界はどういうものかを見ることでした。そしてその結果、クライアントのオーディエンスやユーザーに共感し、通常であれば思いつかないようなデザインを彼らのため提供できました。

デザイナーは自分自身から離れることができ、自分ではなくクライアントのためにサービスを提供していることを理解し、それをよしとしなければいけません。

 

・制作プロセス

デザイナーになるために好きにならなければならないのは、制作プロセスを楽しむことです。デザイナーはほとんどの時間、制作プロセスのすべての段階をパソコンに向かってずっとひとりで過ごすことになります。デザインは長時間を費やさなければならない仕事です。ですから、実際におこなうデザイン作業のプロセスを好きになれなければ、デザイナーになるべきではありません。

デザイナーであることとは

では、デザイナーであることのプラス面とマイナス面について話しましょう。

 

マイナス面

・クリエイティブ・ブロック

最初のマイナス面は、さっき説明した制作プロセスです。創作上の壁「クリエイティブ・ブロック(ある種のスランプ)」にぶつかることが時々あって、新しいアイデアを思いつくのがほんとうに難しいことがあります。とても長い間パソコンを見つめて座り続けていたためです。クリエイティブ・ブロックは本当にあります。

 

・自分のためのデザインではない

次も先に述べましたが、デザイナーは必ずしも自分のためではなく、ほかの人のために仕事をしているということです。もし、個人的に美しく魅力的だと思うものを制作したり、自分の特徴的なスタイルを世に示すという面でデザインが大好きなのであれば、それはすばらしいことです。しかし、デザイナーのほとんどがほかの人のためにデザインしていて、そのことを全デザイナーが好ましく思っているわけではありません。

 

プラス面

・クリエイティビティを生かせる

まず、自分自身のクリエイティビティを生かすことができます。さまざまな事物やシステムを見て、それらを役立てたり、見栄えよくしたり、もっとうまくいくようにしたいと思う生まれつきの才能を、現実世界の実際の問題に応用できます。

デザインが完成すると本当に満足感が得られます。印刷されたり、ウェブサイトが公開されたり、アプリがアプリストアに登録されて、人々が実際にそれを見たり使ったりして、目指していた問題を解決しているのを見るのは実に満足を与えてくれます。以前はできなかったことを可能にするのに役立っていることがわかるのは本当に嬉しいです。人々の日常生活で現実に変化を与えることができるのが、デザインのとても良い面です。

 

・仕事の環境がクール

わたしが個人的に好きなもうひとつのプラス面は、デザイン業界がかなりリラックスしていることです。明らかに他よりもクリエイティブで進歩的で楽しい業界で、多くのオフィスの環境はとてもカジュアルです。

 

・デザインコミュニティの素晴らしさ

もう1つのプラス面は、デザインコミュニティが素晴らしいことです。私はいろいろな交流会やクラブで数多くのスゴい人たちに出会いました。皆とにかくスゴくてリラックスしていました。ほかの業界ではどうなのか知りませんが、緊密なつながりを持っているデザイン業界が好きです。

デザイナーの日常はどんなもの?

次に調べたいのは、デザイナーの日常生活で起こることです。デザインを独習したり、学校へ行ったりしているのなら、デザイナーの日常に何が起こるかは教えてもらえないでしょう。ですから、少し詳しく見てみます。

スケッチやデザインカンプであれ、デザイン修正であれ、制作プロセスには多くの時間が費やされますが、定期的な事務作業もあります。クライアントへのメール送信やクライアントとのミーティングなどです。特にプロジェクトの初期には例外なく直接、電話、ビデオ電話のいずれかでクライアントとミーティングをする必要があります。もし企業内デザイナーであれば、デザインを承認したり、依頼したりする人々とのミーティングもあります。さらに、仕事上の関係を築くための作業もあります。

制作プロセスの真っ只中にいて、スケッチを描きまくり、大量のアイデアを出したり、あれこれかき集め、インスピレーション・ボードを作ったりすることもあります。

しかし、あまりおもしろくない仕事をする日もあります。それは、ほかのアプリケーションのためのデザインをサイズ変更するというような簡単な仕事かもしれません。たとえば、以前デザインした雑誌広告をページサイズがわずかに異なるほかの雑誌にも使いたい場合です。スマホ用ウェブサイトのデザインをデスクトップでも使えるようにする場合もあります。

これらは私が単調だと思う仕事で、こういう仕事は結構多いです。新しいアイデアを思いついたり、目前のデザインの問題の核心に関わるようなことではありませんが、やらなければならない退屈ない小さな仕事はほかにもあります。正直に言うと、クリエイティブな思考が必要ない作業ができるのはいいことです。しばらくのあいだ何も考えずにひと休みするのは時にはいいものです。両方がミックスしているのがちょうどいいですね。

以上!

さて、以上のことから、デザイナーになるために必要なこと、そして業界でデザイナーとして働いているときに予想されることについて理解を深めてもらえたでしょうか。

動画を見ていただきありがとうございます。この動画が気に入ったらYouTubeで高評価ボタンをクリックしてもらえると嬉しいです。私はこのYouTubeチャンネルを始めたばかりです。この動画チャンネルを大きくしたいと思っています。

デザインに関するあらゆることについて動画を作る予定です。仕事の見つけ方、インタビューで人々が何も探しているか、デザイナーの進路のタイプ、きっかけのつかみ方、グラフィックデザイン経験者がハイテク業界に入る方法、などなど。

情報共有にワクワクしています。もし興味があればチャンネル登録してください。あるいは、私をまた見つけてください。次回の動画で会うのが楽しみです。

ありがとうございました。それでは。

created by Christine Maggi – Design Gal

 

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