
チケットのようなスタイルでお得感を伝えるセールの短冊形チラシデザイン。
横長の短冊形チラシを6:4程度に分割し、左側にはお得感を感じる真っ赤なセールタイトルを配置し、右側には店名とセールのピックアップアイテムの写真を入れました。
赤をベースにした存在感のあるタイトルと、白場を基調にしたアイテム紹介のゾーンをカチッと棲み分けすることでデザインにメリハリが生まれ、コンサートや映画のチケットのような既視感のあるビジュアルに仕上がりました。
コンパクトながら効果的
横に長くコンパクトなサイズなので、店頭での手配りやレジ前などの平置きにも適しており、場所や方法を選ばず多彩な方法で配布することができます。
施設とのデザインシナジー
ファッションビルや量販店に属している店舗の場合は、左側に施設全体のセールビジュアルを入れ、右側に自店の告知を入れることで、ダイナミックなセール感と自店の個性の両方を主張することができます。

チケット風のチラシでお得感を演出するデザインのポイント
短冊型のチラシはコンサートや映画、公園イベントの入場券としても利用されています。イベント参加者のワクワク感を高めたり、リピートに繋げたりするために効果的なチラシです。
作例の短冊型チラシサンプルでは、セール告知とお得感を演出するようなデザインを制作しました。
当サービスが、今回のデザインで意識したポイントは3つあります。
- 場所や方法を選ばないチケットサイズ
- セールと一目でわかる「暖色」を使用
- 全体レイアウトは主催者側の「らしさ」を出す
チケット風のチラシでお得感を演出しながらも、店舗の個性を潰さないチラシデザインのポイントについてお話ししていきます。
場所や方法を選ばないチケットサイズ
チラシは「どのような場所でどのような人に見てもらいたいか」で大きさが決まります。手渡しで配るのか、DMを発送するのか、店頭に置いてもらうかでもサイズが異なります。
作例の短冊型チラシサンプルは、お財布に収まるサイズを意識しました。レジの前に平置きしてあり、お客様が自ら手に取って持ち帰ってもらうことを想定しています。お客様の自発的な行動は、脳の印象に強く残り、購買行動につながりやすくなります。家に帰ってからお財布に入ったチラシを見返すことで「また行きたい!」「購入したい!」という意欲を湧きやすくさせられるのです。
ただし、短冊型は情報を詰め込みすぎると、相手に内容が伝わりにくくなってしまうので注意が必要です。短冊サイズのチラシを作成する際は「テキスト<デザイン」くらいの配分でデザインすることで、より顧客の購買行動につながりやすくなります。
セールと一目でわかる「暖色」を使用
チラシを制作する際は、伝えたい内容に即したカラーリングにするのがポイントです。講演会や企業セミナーではブルー系を用いられることが比較的多いです。なぜブルー系なのかというと、ブルー系の色彩心理には知的なイメージがあるからです。飲食店では「食欲が増す色」と言われているオレンジを採用することもあります。
作例の短冊型チラシサンプルは赤と白の二色をメインカラーとして配置しました。色相の異なる色を組み合わせることで、伝える内容の棲み分けを図りました。赤を基調としたデザインは、一度見ただけでセールと印象づけられます。
一方、白を基調としたデザインは、店舗の商品を紹介する場所にし「どのようなものが対象になるか」を目でわかりやすく訴求できるものに仕上げています。
暖色はポジティブなイメージがある色調です。黄色や赤、オレンジは希望や情熱、刺激といったイメージを与えらえる色です。サマーセールという購買につなげやすいイベントでは、暖色の広告がより視覚に刺激を与え、集客や購買行動につながりやすくなるでしょう。特に黄色は色としての「軽さ」があり、安さへのイメージに繋げやすいです。
全体レイアウトは主催者側の「らしさ」を出す
写真を使用する際は、内容に合わせて写真の掲載点数も変えましょう。飲食店やスーパーのチラシであれば、商品の写真が多ければ多いほどバリエーションがあります。アート系のイベントであれば、キービジュアルを1点に絞ると印象がより強まります。
作例は左側にサマーセールのタイトルを大きく載せ、右側に具体的なアイテムの告知を入れています。一番伝えたいイメージと、商品のイメージそれぞれが主張できるレイアウトにしました。商品イメージを複数店掲載することで「お店らしさ」を伝えつつ、セールのお得感も同時に伝わるように工夫をしました。
写真を載せる際は、全体のレイアウトと写真自体の「見やすさ」に注意が必要です。とくに写真は商品の良さが伝わりやすいように、解像度の高いものを選ぶようにするとより良い仕上がりになります。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
物欲に火をつけるような夏らしいチラシデザインですね。
暑さを感じるホットなカラーリング
赤色に野生的でアグレッシブな模様をちりばめた「SUMMER SALE」の文字は、インパクト抜群。黄色との組み合わせがホットなムードを殊更にかき立てます。刺激的な唐辛子を彷彿とさせるスパイシーなデザインを見た人は残らず物欲の虜となりそうです。大きめの文字で開催期間が記されているのも、分かりやすく好感触ですね。
夏のお出かけを想像したくなるアイテムで魅力アップ
チラシの右半分には、実際の夏の衣服をイメージしたアイテムが掲載されていて、見る人のテンションを上げてくれそうです。白地の背景なので、各アイテムのカラーや質感が分かりやすく、「この夏の一押しアイテムを手に入れよう」というエネルギッシュな気持ちを喚起させてくれるような気がします。半券をもぎるようなチケット風のデザインは、セールを「特別なイベント」に格上げしているよう。大胆な意匠は、人を開放的な気分にさせて、購買欲をツンツンとつついているようにも思われます。
お財布に入る「衝動のスイッチ」:短冊型チラシがサマーセールで勝つ理由
サマーセールのチラシは、世の中に溢れかえっています。赤い大文字の「SALE」、パーセンテージの数字、商品写真の羅列、見慣れた構成は「またか」という無関心を生みやすく、郵便受けから直行でゴミ箱に向かう運命にあります。このチラシが選んだのは、「形で勝負する」という戦略です。
短冊型(横長長方形)が持つ物理的アドバンテージ
通常のA4やB5サイズとはまったく異なる「チケット型」の横長短冊形は、複数の物理的アドバンテージを持っています。
まず、レジ前や店頭カウンターでの平置きに最適です。A4チラシはスタンドが必要ですが、短冊型ならカードホルダーやレジ横の小さなスペースに収まります。次に、お財布に入るサイズです。家に帰ってから財布を開けたときに再び目に入る。この「再接触」の確率が、通常サイズのチラシとは比較にならないほど高いのです。
「持ち帰る」という自発的行動を伴うため、受動的にポストに投函されるチラシよりも記憶に残りやすくなります。自分の意志で手に取ったものは、脳が「自分に関係のある情報」として処理する傾向があるためです。
赤と白の二色分割が伝える二つのメッセージ
チラシは左右に分割され、左側は赤を基調にしたサマーセールのタイトルゾーン、右側は白を基調にした商品紹介ゾーンになっています。この二色分割は、二つの異なるメッセージを一枚に共存させるためのデザイン判断です。
左の赤は「セールだ!お得だ!」という感情的メッセージ。右の白は「こんな商品がありますよ」という情報的メッセージ。一枚のチラシの中で感情と理性の両方に訴えかける構造が、限られた紙面の中に設計されています。
情報量の「引き算」
短冊型チラシの最大のリスクは、情報過多です。狭い面積にすべてを詰め込もうとすると、何も伝わらない紙片になります。このチラシは、割引率と数点の商品写真だけに情報を絞り込むことで、「テキスト<デザイン」の比率を維持しています。
伝えているのは、突き詰めれば「いつ」「どこで」「何%OFF」の三点だけです。それ以外の情報は来店後に伝えればよい。この割り切りが、短冊型という限られたフォーマットの中で最大のインパクトを生むことを可能にしています。
視線の動きを意識することが重要
短冊形チラシは、そのコンパクトなデザインにもかかわらず、効果的なマーケティングツールです。その理由は、視覚的に引き付け、かつ印象的なデザインでメッセージを伝えることができるからです。
・視線誘導のデザイン技法
短冊形チラシのデザインは、視線の動きを意識することが重要です。左側にセールタイトルを配置することで、まず目を引きつけ、右側にはアイテムや店舗の情報を配置することで、興味を持った人が詳細を見るように誘導します。
・デジタルとの融合
また、印刷物として配布するだけでなく、デジタルチラシとしても活用することができるのではないでしょうか。例えば、WebサイトやSNS上でPDF形式で公開し、拡散することで、より広範なターゲットに訴求することができます。最近では、QR画像をチラシに入れ、スマートフォンで読み込んでもらうことで、商品の詳細情報や、セールについての詳細を提供することも可能です。短冊形チラシの配布先や用途を考えることで、より効果的なマーケティングができるでしょう。

※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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