背景にパターンを敷いて、先進的なイメージにデザインしました。
信頼や知性、学びなどのイメージに親和性の高いブルーをメインに使って、スマートな印象を心がけました。シンポジウムや展示会などのチラシはどうしてもテキスト量が多くなるので、背景に図形をあしらって奥行きをもたせました。
背景の工夫で奥行きを表現
建物の写真もレイアウトしているので、のっぺりした紙面にならずオリジナリティも出せたのではないでしょうか。見出しの色は、ブルーにくわえて濃い色の緑、赤を採用して、くっきりとした見やすさを意識しました。
明確な情報ハイライト
上部中央に学会名と創立の周年を、日程は大きい文字にして一目で分かるように、下部はブルーの背景を敷いてQRコードや会場までのアクセスなど、参加に必要な情報をまとめて掲載しました。
読みやすさと情報の整理
学会の内容は、情報量が多いために小さな文字で詰めることになってしまうのですが、日程やアクセスなどの内容を読みやすくレイアウトすることで、ごちゃごちゃせずスッキリまとまっているのではないかと思います。
学会大会の案内チラシに見るモダンなデザインアプローチ
青を基調とした配色が生み出す知的で洗練された雰囲気
・淡い青色のグラデーションが、学術的なイベントにふさわしい品格を演出。
・青色が与える冷静さと理性的なイメージが、シンポジウムの信頼性を高める。
・白と青のコントラストが、清潔感と読みやすさを向上。
・全体的に落ち着いた色調で統一することで、視覚的なノイズを削減。
シンプルかつ整然としたレイアウトによる情報の階層化
・大会タイトルを最上部に大きく配置し、イベントの主題を明示。
・日程や会場情報を目立つ位置に配することで、重要な情報を優先的に伝達。
・余白を適切に活用し、情報の密度を調整することで見やすさを確保。
・要素の配置に一定のリズムを持たせ、ビジュアルな流れを形成。
図やアイコンの効果的な使用によるメッセージの視覚化
・会場地図を掲載することで、アクセス情報をわかりやすく提示。
・QRコードを活用し、オンラインでの詳細情報へのアクセスを容易化。
タイポグラフィーの使い分けが生み出す可読性
・ゴシック体を中心とした、すっきりとしたフォント選択が現代的な印象を与える。
・強調したい情報に別のフォントや太字を用いることで、視覚的なメリハリを形成。
・文字サイズや行間に配慮することで、長文でも読みやすさを損なわない。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
情報が読みやすくエレガントさを感じるチラシデザイン
下段の色分けでアクセス情報がスッキリ
学会の日程、最寄駅などのアクセス情報が、色分けされた下段部分にまとめて記載されているので、とても読みやすいです。濃い色の背景に色分けされていることでそのほかの部分とくっきり分かれていて、読み間違いや見落としがないよう配慮されていると感じますね。QRコードのサイズもスマホで読み取りやすい大きさで、かつ大きすぎないのでバランスが取れているように思います。見出しの色はブルー(ネイビー)がメインのようですが、緑、赤もポイントで使われていて授業のレジュメのような読みやすさがあります。
背景に写真があしらわれているのがおしゃれ
背景には、建物の写真とグラフィカルな図形の模様があしらわれていて、平面のチラシに奥行きを感じられます。学会のチラシというと、タイムテーブルや参加要領が書かれた無機質なものに思われがちですが、これくらいデザイン性が感じられるとチラシとしてグレードがぐっと上がったように感じます。小さな字で詰めたテキストもすんなり読めるコントラストの淡さも、テキストの読みやすさを考えた上での絶妙なバランスなのだと思います。
■QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※掲載のチラシ(フライヤー)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。