PRINT DESIGN — FLYER
チラシ制作事例 – 日本栄養食糧学会の大会チラシデザイン





開放的な大学のキャンパスの写真を生かした学会のチラシ作成例です。
高い空を仰ぐ開放的な大学構内の写真。空には太陽のような学会のシンボルマークが掲げられ、大きく大会のタイトルを配置しました。
情報レイアウトの工夫 – 日程と講座内容
広い空のスペースを生かし、日時や会場、主催者などの情報を読みやすく配置し、徐々に白くフェイドアウトしていく建物の写真の上には、日程ごとの講座内容を案内しています。日程をのせたオレンジ色の帯を紙面の端まで使って配置することで、デザインに余裕が生まれ、レイアウト全体が広々と見えます。
事務的情報とアクセスのわかりやすさ
下段の白場には、申し込み方法や問い合わせ先などの事務的な内容をまとめ、上段の内容と自然に区別できるようにしています。その隣にはアクセスマップを縦に大きく配置し、遠方から訪れる方にもわかりやすい案内となるよう配慮しました。

「空」を主役にした学術チラシの差別化戦略
学会のチラシは情報の正確性が最優先される傾向があり、ともすれば事務的で味気ないデザインに陥りがちです。このチラシでは、大学キャンパスの空を紙面の大部分に使うことで、学術イベントの告知に「場の魅力」を加えるアプローチを採っています。
学会のテーマが「栄養食糧」という人々の暮らしに直結する分野であることを考えると、開放的な青空は「健やかさ」「自然の恵み」を象徴するビジュアルとして意味を持ちます。太陽のような学会のシンボルマークを空に配することで、マークそのものが風景の一部に溶け込み、学会と開催地の一体感を視覚的に演出しています。
もうひとつの効果は「余白としての空」です。学会チラシは伝えるべき情報が多いため、紙面がテキストで埋め尽くされると窮屈な印象になります。空の広がりが視覚的な「呼吸」を与え、情報量が多くてもストレスなく読める紙面を成立させています。
写真のフェイドアウトが実現する「ゾーン分け」の自然さ
このチラシには明確な情報のゾーン分けがありますが、区切り線やボックスといった直接的な境界線を使わずにそれを実現している点が特徴的です。キャンパスの建物写真をグラデーションで白にフェイドさせることで、ビジュアルゾーンから情報ゾーンへの遷移を自然に演出しています。
硬い線で区切ると、チラシは「ヘッダー」と「本文」に分断されてしまい、事務書類のような印象になりがちです。フェイドアウトという手法は、上段の写真が下段の情報へ「手渡す」ような柔らかい接続を生み出します。読み手は区切りを意識せず、視線を自然に下方に流すことができます。
オレンジ色の帯で日程ごとのセミナー情報を整理しているのも、学会特有のニーズを反映した設計です。参加者は複数のセミナーの中から自分が聴きたいものを選ぶ必要があり、日時の把握が最優先の情報になります。帯を紙面の端まで延ばすことで、日程の切れ目が直感的に分かるタイムライン表示を実現しています。
制作フライヤー・チラシデザイン に対する感想
VOICE ※第三者による感想です広大な空の印象を壊さずに、情報をうまく伝えています。
空を生かした爽やかなデザイン
風景写真の空を広く使い、チラシの背景に活かしてさわやかな印象に仕上げています。青いタイトル文字も自然になじみつつ、大きく書かれた学会タイトルがきちんと目立っています。
情報の視認性と空のバランス
広大な空が学会のテーマを大きくあらわしているように感じ、多くの人から関心を集めそうです。日時や会場、主催なども空の部分に大きく記載され、一目で分かるように。いっぽう下部には建物の写真と文字が重なりあい、情報が豊富なように感じました。そのため空間をたっぷりと使った上段がよりスッキリと見え、必要な情報の視認性を高めていると思います。
建物とのハーモニー〜読みやすさへの配慮
チラシ下段は建物と重ねながらも白くぼかした背景を重ね、文字にも白い影を重ねて読みやすいよう配慮されています。写真と重ねても小さな文字一つひとつまで正しく読めるため、雑多なイメージにはなりません。建物と重ねたことで、大学内での催しものであることが伝わりやすいと思いました。
広がりを感じさせるデザインの工夫
写真は下にいくほどぼかされていますが、明確に切り取らないことで、空の広さを際立たせていると思います。URLや日付が多い箇所は写真を重ねず、より読みやすいように。広い空の印象を壊さず、必要な情報が伝わるようにうまく配置されていると思いました。
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