子どもらしい元気なイメージと優しいぬくもりを表現した保育園の電子パンフレットデザイン。
森の中を動物たちが歩く絵本のような優しい絵柄からスタートする保育園の電子パンフレット。水彩絵の具で描いたような温もりを感じるタッチのイラストを使い、優しく健やかなイメージを表現しています。
写真とイラストで一体感を作る
ページをめくると目に飛び込む元気な子どもたちが躍る姿。可愛らしい写真を切り抜きで使い、周りに子供たちの好きなもののイラストを散りばめて賑やかなご挨拶のページとしました。隣のページには施設内外の写真をレイアウトし、施設の概要についてまとめています。下段にグリーンの帯と上部のドット模様でページを繋ぎ、一体感のある見開きページをデザインしました。
自由と温もりを体現するデザイン
次ページからは見開きの四隅にグリーンの三角形を配置し、園の詳細について案内しています。写真のトリミングや装飾には極力柔らかなカーブを使った不定形のオブジェクトを使い、子どもらしい自由さと温もりを表現しています。
楽しさを感じさせる要素の取り入れ
随所にガーランドや動物のイラストなどを取り入れ、保育園らしい賑やかで楽しいイメージづくりを意識しました。
※このデザインはサンプル作例です。広告イメージは実際の団体・組織・人名とは関係ありません。
信頼性を感じさせる保育園の電子パンフレットのポイント
保育園は、わが子が初めて集団行動の場を経験する特別な場所です。ですが昨今の保育園、幼稚園を取り巻く状況は一昔前とは一変していることもあり、不安を感じている保護者も多いことは大きな懸念材料でしょう。
だからこそ、案内パンフレットは保護者に「安心感」や「信頼性」を伝えることが重要になります。また、親しみをもってもらうためにも「ぬくもり」が感じられるデザインも効果的です。
ただし、案内パンフレットは説明する内容も多くなりやすい媒体です。テキストが多くなると、それだけ堅苦しい印象を与えてしまいがちになります。デザインを工夫して理解してもらうべき部分と親しみを感じてもらう部分のバランスを取ることが重要です。両方をバランス良く整えることで、信頼性の高いパンフレットになるでしょう。
当サービスが「信頼性を感じさせる保育園の電子パンフレット」作成において意識したポイントは3つあります。
- 深みのあるグリーンを使用して信頼性を伝える
- 丸みのあるゴシック体のフォントでやわらかさと親しみやすさを出す
- イメージに合った色を使うことで視覚的な心地良さをもたらす
深みのあるグリーンを使用して信頼性を伝える
保育園は子どもたちが「楽しく過ごせる場所」であり「安心して預けられる場所」です。子ども向けでもあり、保護者向けでもある両極端なベクトルのデザインが必要になります。
ですが、最初にパンフレットに目を通すのは保護者です。まずは保護者に興味を持ってもらうことが重要です。そのためにも「信頼性を表す色味」は欠かせない要素であると言えます。
作例のサンプルでは全体的にグリーンを使用しました。グリーンにはリラックスや安らぎというイメージがあります。グリーンのトーンを暗くすることでリラックスや安らぎといった色彩心理効果に加えて、落ち着きや信頼性といったメッセージ性も持たせられます。深みのあるグリーンを表紙や中面の四隅に使用することでメリハリもつきました。
丸みのあるゴシック体のフォントでやわらかさと親しみやすさを出す
フォント選びは、パンフレットの雰囲気や与えたい印象によって使いわけます。基本フォントとしては2種類にわけられ、どちらを使うかで印象は大きく左右されます。
- 明朝体(真面目・誠実・安心感…など)
- ゴシック体(力強さ・直感的…など)
企業パンフレットでは信頼などの印象を与える明朝体が使われることが多いでしょう。場合によっては、見出しをゴシック体にし、説明文を明朝体にするという方法もあります。
フォントサイズが小さくなると画数の多い漢字がつぶれるので注意しましょう。見え方も考慮しながらフォントを選ぶと、読むときにストレスのない仕上がりになります。
作例のサンプルでは、見出しにも説明文にもゴシック体を使用しています。丸みのあるゴシック体を選ぶことで親近感が出て、絵本のようなデザインにもフィットしました。
イメージに合った色を使うことで視覚的な心地良さをもたらす
案内パンフレットは箇条書きや図を使って視認性を高めます。ですが、文字量が多くなればなるほど、いくら視認性に気を配ったとしても読みにくさは残ってしまうものです。そのような場合は色の組み合わせを工夫することで理解を助けられます。
保育園や幼稚園では「きりん組」や「りんご組」などという組み分けを行っています。子どもたちが理解できる「誰でもイメージしやすいもの」を組の名前に使用しているため、色の表現やイラストにおこしやすいのです。
きりんのイメージが強い黄色をきりん組の説明の欄に入れれば、違和感なく読み進められます。「ここ、どうしてこんな色を使ったんだろう?」と違和感を覚えるような色の組み合わせのミスマッチは、情報がスムーズに入りにくくなってしまう原因にもなります。
作例のサンプルでは、くだものを組の名前につけてあるため、そのイメージに合ったフォントカラーとイラストを入れました。イラストも一緒に入れることで視覚的理解がしやすくなり、親しみやすさも生まれます。テキストに連動した色味を使うことで、全体的なまとまりも出しました。
制作電子パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
自然が沢山!絵本のような電子パンフデザイン
クリックしてめくるのが楽しくなりそうな表紙
さまざまな模様が描かれたグリーンの飾り枠、絵本のような優しいタッチで描かれた動物たちや木々、そして子どもが寄り添う可愛らしいアイコン。親しみやすい色合いとテキストフォントは、どれをとっても保育園にふさわしいものばかりです。早く次のページを読みたい、と思わずクリックしてしまいそうですね。
写真を多用したカラフルな紙面に園での生活の期待が高まる
クラス紹介、1日の流れ、年間行事のすべてが写真つきで紹介されていて、実際にどのような活動をしているのか、どのような子どもたちが園で過ごしているのかがよく分かります。クラスと1日の流れについては、見開きで表されているので、年齢別に過ごし方が異なってくること、該当年齢には何が一番大切なのかということが一目で理解できます。カラフルな色使いが、入園へのポジティブな感情を喚起してくれそうですね。
中面の初めのページは、緑の大地を表現したような色分けと、そこに立って満面の笑みを見せている子どもたちという構図がキュートです。ウラ面がシンプルな分、楽しい表紙と中面が際立って感じられますね。
元気で温かい保育園の電子パンフレットデザイン
・繊細なタッチのイラスト
この保育園の電子パンフレットは、水彩画のような繊細なタッチで描かれたイラストが特徴で、温かみを感じさせるデザインに仕上がっています。森の中の動物たちや木々が、子どもたちに安心感を与えるでしょう。
・鮮やかなカラーで明るく表現
元気いっぱいの子どもたちの写真が鮮やかなカラーで表現されており、パンフレット全体に活気があふれています。さまざまな要素を盛り込んだデザインが、保育園の楽しい雰囲気を伝えていますね。
・施設概要のわかりやすい紹介
施設内外の写真を巧みに配置し、保育園の概要が一目で把握できるようになっています。また、年齢別のクラス紹介や1日の流れが見開きページで示されており、保護者にとって分かりやすい内容となっています。
・独自のデザイン要素
グリーンの三角形や不定形のオブジェクトを効果的に使い、園の詳細を紹介するページでは独自のデザイン要素が見られます。これらのデザインは、子どもたちの自由な発想や温かさを表現しているのではないでしょうか。
この保育園の電子パンフレットは、繊細なイラストや鮮やかなカラーを駆使したデザインが魅力的で、保育園の楽しい雰囲気が伝わってきます。また、施設概要や園の詳細についての紹介もわかりやすくまとめられており、保護者にとって有益な情報が満載です。
※掲載しているデジタルパンフレットのサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。