モノクロ写真で厳粛な儀式をイメージした専門学校のハガキデザインです。
花を添えた棺の隣に並ぶスーツ姿の人々。真ん中には「CEREMONY」の文字と植物柄の装飾。人生の最後を彩り、悲しみに沈む残された人たちをサポートする葬儀に関わる人材を育成する専門学校のハガキです。
モノクロとカラーのバランス感
粛々とした雰囲気をスタイリッシュに見せるため、写真はモノクロで使用し、上にかぶせたテキストも白に近い薄いグレーを使いコトントラストを抑えています。唯一、学校のロゴマークだけはカラーにし、未来のある職業として位置付けています。
一貫性を持たせた表裏のデザイン
表面は、裏面とは打って変わりロゴカラーをベースに連絡先情報やホームページのアドレスを案内しています。職業ごとに特徴のあるデザインのハガキをダイレクトメールとして利用できるよう、表面はすべて共通のデザインにし統一感を図りました。
制作ハガキ・DMデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
哀悼の意を学びプロを育成する学校を表現
グレーでまとめて落ち着いた印象に
葬儀に関連するセレモニー事業のプロを育成する専門学校のDMデザイン。花の置かれた棺とスーツ姿のスタッフは粛々として謹厳なイメージです。モノクロの写真にグレーの文字という組み合わせは、落ち着いていてモダンな印象を受けます。「CEREMONY」の文字だけでは若干寂しく見えてしまうかもしれませんが、繊細なボタニカルのフレームデザインが効いています。専門学校のロゴマークのみ色を使っているのは、学校の案内ハガキということが分かりやすい工夫ですね。
宛名面にはメッセージ欄を設けて
専門学校における学びのイメージを伝えるグレーの面とは異なり、宛名面は簡潔に。専門学校の住所や電話番号、アドレスなどが分かりやすく記載されています。URLとは別にQRコードがあると、サイトアドレスを入力しなくてもスマホからスムーズに情報を取得できて便利ですね。中段のメッセージ欄は、DMを送る際に活用できそうです。学校説明会といったシーンでも、何かと使いやすいのではないでしょうか。
誠実さと尊厳を感じさせる仕事の描写
・モノクロの魅力
決して冷たくも淡白でもない、死という生の一部を鮮やかに描き出すデザイン。一見すると重苦しいテーマに思えますが、モノクロームの写真を用いることで、それがかえって潔く、美しいシルエットを描き出しています。スーツ姿の人々と棺、そして添えられた花という情景が、葬儀の深遠さと誇りを象徴しているようです。そして、「CEREMONY」という文字が、そのシーンの誠実さと尊厳を加味しています。
・色彩のリズム
全体を白と黒、そして薄いグレーで包み、スタイリッシュな雰囲気を作り出しています。唯一色を用いている学校のロゴマークが、その中で際立っています。
・裏面の語る情報
そして裏面では一転して鮮やかな色が。コンタクト情報やウェブサイトのアドレスなどの重要な情報を強調し、デザイン的に興味を引きます。この対比が、ハガキ全体の印象を一層強くしていますね。
このハガキデザインは重厚さとモダンさを兼ね備え、専門学校の葬儀セレモニーへの尊敬と理解を表現しているのではないでしょうか。
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※掲載DM(ハガキ・ポストカード)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。※掲載しているDMデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。