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チラシデザインのテクニックについて

チラシデザインに隠された色々なテクニックついて


チラシデザインのテクニックについて

チラシが良く見えるかどうかはデザインで決まります。プロのデザイナーは読み手がどう感じるのかを考えて、日々デザインを試行錯誤しています。あらゆるものをつくるとき、まず形を決めなければなりません。何かをつくるときにはデザインせざるを得ないと言えます。

チラシに使うテクニックは「わからない方が効いている」

チラシデザインで使われる様々なテクニック(視線誘導、色のコントラスト、文字の強弱、フォン・レストルフ効果など)は、読者が「ここにテクニックが使われている」と意識した時点で効果が半減します。優れたテクニックは、読者が気づかないうちに視線や判断を自然に誘導するものです。

たとえば、電話番号のフォントを周囲より一回り大きくして視線を集める工夫は、読者が「あ、電話番号が大きい!」と気づくのではなく、「なんとなく連絡しやすそう」「問い合わせしたい」と自然に感じさせることが目的です。

テクニックを意識的に使うデザイナーほど、「テクニックが透明になる」ところまで仕上げます。派手に見せびらかすテクニックは素人っぽく、効果も下がります。チラシの制作で重要なのは、テクニックを知ることと同じくらい、「使ったテクニックを気づかせない」調整力です。

チラシデザインの費用について

 

チラシに掲載する写真の数は絞る

写真を絞ったチラシデザイン

チラシを見た時にパッと目につくのは写真です。写真をどこに置くかによって見栄えが変わります。多くの種類の写真を同時に載せると読み手が混乱しますので、絞り込んで載せるようにします。たくさん載せると、一つ一つから受ける印象は小さくなります。一つか二つの写真を重点的に掲載することが、記憶を定着させるポイントです。また両面チラシの場合は例のように、表面は思い切ってイメージに徹するという方法も良いでしょう。

 

視線の動きを意識する

チョークアートのチラシ

また人がどうやってチラシを見ていくのかを考える必要があります。よく「Z」の形のように目線を動かすと言われています。大事なことや印象づけたいことはこの目の動かし方における最初の方に持ってくるのがセオリーです。
人はつまらないと判断すると途中でも読んだり見たりすることをやめてしまいます。最初の方に目につくお得な情報や、魅力的なビジュアルが載っていれば、気になって最後まで読んでしまうでしょう。そうしたビジュアルやキャッチコピーを活用した”フック”はとても重要です。

 

斬新・オシャレ=良いデザインではない

キャッチで分かりやすく

斬新でオシャレなデザインにすると、商品の説明が乏しくなってしまうケースがあります。大事なのはお客さんを呼び込めるかなので、美しいチラシだったな〜で終わってしまってはほとんど意味がありません。かといって、そんなに文章をずらずら書き連ねる必要はなく、一目見てその商品のことが分かるようにすることが大切です。読者に商品・イベント・サービスを印象付けて、アクションを起こさせることが大切になります。

また、文字の量と余白のバランスを考えてデザインすることが大事です。写真や文字などをきちんと整列させて余白を調整します。見やすいレイアウトを心がけなければなりません。

 

色の心理的効果を考える&余裕をもったデザインを

アーティストのガーリーなチラシ

色にもそれぞれ特性があります。文字以外に色で感じることは多くあります。それを読みとらせる意味で色の組み合わせやバランスは大切です。余白でも意味を持たせることができます。スペースが適切に存在した方が、見やすくなるでしょう。また枠に近付き過ぎている文字や、紙面にビッシリの情報は集中力を奪います。

文字の太さ、サイズ、色を調節することによってチラシの印象がだいぶ変わってきます。印象付けたいところは太い文字にするなどの工夫が大切です。文字の色を変えることで見出しごとに分けることができ、「こことここは違うことが書いてあるな」と容易に区別することができます。

 

チラシの視線誘導テクニック

人間の目は無意識にある法則に従って動きます。この法則を利用してレイアウトを組むことで、伝えたい情報を読者に効率的に届けることができます。

Zの法則

横書きのチラシでは、視線は左上→右上→左下→右下の「Z」の字の軌道で移動します。

  • 左上: ロゴやキャッチコピーなど最初に伝えたい情報
  • 右上: サブ情報やビジュアル
  • 左下: 詳細情報や特典内容
  • 右下: 電話番号やQRコードなどのCTA(行動喚起)

Nの法則

縦書きのチラシ(和食の飲食店など)では、視線は右上→右下→左上→左下の「N」の字で動きます。

グーテンベルク・ダイアグラム

紙面を4分割したとき、左上(起点)と右下(終点)が最も読まれやすく、右上と左下は注目度が低い領域です。右下にCTAを配置するのが効果的な理由はここにあります。

 

色数のルール

チラシの色数は「3色ルール」を意識すると、まとまりのあるデザインになります。

色の役割 面積比の目安 使い方
ベースカラー 70% 背景・余白の色。白や淡い色が基本
メインカラー 25% ブランドカラーやキーカラー
アクセントカラー 5% 読者の注目を引きたい箇所に使用

色を使いすぎると情報が散漫になり、何が重要なのかわからなくなります。色数を絞った分、余白を適切に活用することで、むしろインパクトのあるデザインに仕上がります。

 

フォント選びが読みやすさの8割を決める

チラシのデザインテクニックとして見落とされやすいのが、書体(フォント)の選び方です。写真やレイアウトに比べて地味な要素ですが、読み手が「読みやすい」と感じるかどうかの大部分はフォントで決まります。

チラシに使用するフォントは、本文用とタイトル用の2種類に絞るのが基本です。3種類以上のフォントを混在させると、紙面がちぐはぐな印象になりやすくなります。本文にはゴシック体か明朝体のいずれかを選び、タイトルや見出しには太めのウェイトで視認性を確保する、というシンプルなルールを守るだけで紙面の統一感は格段に上がります。

もうひとつ注意したいのが、本文の文字サイズです。チラシの閲覧距離は手に持って30〜40cmが一般的です。この距離で読みやすいサイズは8〜10pt程度で、これより小さいと高齢の方には読みにくくなります。ターゲット層にシニア世代が含まれる場合は、本文を10pt以上に設定し、行間を文字サイズの1.5〜1.8倍程度に開けると可読性が改善します。

 

「余白恐怖症」を克服する

チラシを作る際に陥りがちなのが、スペースが余ると「もったいない」と感じて情報を詰め込んでしまうことです。この傾向はデザインの現場では「余白恐怖症」とも呼ばれ、結果として文字や画像が密集し、読み手がどこから見ればよいかわからない紙面になります。

余白(ホワイトスペース)は無駄ではなく、情報の区切りを示す視覚的なガイドです。たとえば、メインビジュアルと本文テキストの間に10〜15mmの余白を設けるだけで、読み手の目線は自然に写真→テキストの順に流れます。逆にこの余白がないと、写真とテキストの境界があいまいになり、情報の優先順位が伝わりません。

紙面に余白を設けることで、本当に伝えたいメインの訴求が際立ちます。情報を「足す」ことよりも「引く」ことで、チラシ全体の訴求力が上がるケースは少なくありません。

 

まとめ

チラシは集客や購買など、利益に繋げることが目的なので、より伝わりやすくて印象に残るようにすることが大切です。ただし、こうしたルールやセオリーを破るのも、またデザインです。

 

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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

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