


洗練されたビジネスのイメージを伝えるコンサルティング企業のパンフレットデザイン。
ハニカム状に構成された窓に浮かぶ様々なビジネスイメージ。どのイメージも光があふれ、これから先の明るい未来を連想させます。それと同時に時世の中で埋もれない鋭さも感じさせ、あらゆる職種に対応する先進的なビジネスイメージとして表紙を飾りました。
連携と結びつきの表現
表紙下の方には裏表紙と繋がる、分子構造を模した幾何学模様をあしらい、『人』や『コト』の繋がりを表現しています。
スタイリッシュな配置
トビラページにはオフィスの様子をイメージしたイラストを中心に、コンサルティングサービスの概要をスマートなブルーをバックにスタイリッシュに配置。パンフレット中面ではトビラページ同様の濃紺の帯を上下に渡し、利用者の悩みや企業の特徴やビジョン、基本メニューなどをシンプルなアイコンやイメージイラストを交え洗練されたデザインでまとめました。


洗練されたイメージを伝えるビジネス向けパンフレットデザインのポイント
ビジネス向けのパンフレットにおいて求められるデザインイメージの中には「洗練されたイメージ」、「スタイリッシュなイメージ」などが挙げられます。商品やサービス、ブランディングにおいて「洗練」や「スタイリッシュ」は大きな武器にもなりますし、ファンの獲得、集客にもつながる要素です。
洗練されたイメージをパンフレットに反映させる場合、テキストよりもイラストや写真といった視覚的要素が効果的です。テキストで長々と説明するよりも、資格から得られる感覚的な情報が「洗練された」イメージを顧客に与えてくれるでしょう。
一般的なパンフレットよりも少しお堅いイメージを持たせることも大切です。あえて機械的な雰囲気をつくることも1つの手法になります。
今回の作例パンフレットでは、以下の3つの点を意識して制作しました。
- ブルー系の色でまとめる
- イラストや写真を用いてストーリー性を出す
- 要点をわかりやすくまとめて資料のような装飾にする
洗練されたイメージは顧客が抱く企業への信頼感の醸成にも影響を与えます。パンフレットデザインのどの部分が「洗練」に誘導しているかのポイントについてお話ししていきたいと思います。
ブルー系の色でまとめる
デザインのコンセプトを決めるにあたって、重要になるのが「カラーリング」です。色彩心理効果を踏まえながら、企業のイメージカラーや商品、サービスのイメージカラーなど総合的な観点からカラーコンセプトを決定します。
洗練されたイメージを与えるには、ブルー系の色が効果的です。とくにコンサルティングビジネスのような先進的な業種においてはとても有効な心理効果を与えます。
ブルー系には以下のような色彩心理効果があります。
- 信頼
- 知的
- 落ち着き
- 清潔感
- 公平
ブルーは、信頼が必要不可欠なビジネスにおいてメリットが多い色です。コンサルタントのような業種では、顧客へのアドバイスの正確性や信用性が必要不可欠です。だからこそ、ブルー系の持つ色彩心理効果をカラーコンセプトにすることで洗練されたイメージを与えることができるでしょう。
また、ブルー系の色はイノベーションやテクノロジーを連想させる色でもあります。とくにIT系ビジネスのパンフレットには多く用いられています。
作例では、人と人との信頼が要となるコンサルティングビジネスということもあり、全体的に白とブルーでまとめています。誠実さや冷静さといった心理効果のあるブルー系は「洗練されたイメージへの誘導」に有効です。
ブルー単色ではなく、グラデーションやテキストの背景など、デザイン要素ごとに複数のブルーを使い分けているのもポイントです。上下の帯にあたる部分は重みのある色味を使用し、トーンを使い分けることで同じブルー系でもメリハリのある配色に仕上げました。
イラストや写真を用いてストーリー性を出す
ビジネス内容を視覚的に伝える方法として、イラストや写真は有効です。熱意を込めて長文のテキストを込めたとしても、最後までしっかりと読んでもらえるとは限りません。サービス内容が事業内容のような、詳しいテキストほど途中で読まれなくなってしまい、結果として伝えたいことの半分すら伝わっていないこともあるのです。
そのような場合にイラストや写真、アイコンなどは一目見るだけでどのような企業、どのようなサービスなのかを理解してもらいやすくなるでしょう。どんな恩恵が受けられるのかというベネフィットも、直感的に伝わりやすくなります。
ビジネスパンフレットは説明テキストが多くなりがちです。どんな人でも電化製品の説明書を最後まで読むことはあまりないでしょう。事業パンフレットも同様です。そこでイラストや写真を使うことでストーリー性を持たせて読んでもらいやすくなるのです。
担当者や責任者の写真などを入れると、より信頼度のあるパンフレットに仕上がります。
作例では、握手をしている写真に大勢の人がつながっている様子を重ね、ビジネスによってもたらされる「その先」を視覚的に表現しました。イラストと写真を説明部分にも添えることで、文字情報の多さを感じさせません。
要点をわかりやすくまとめて資料のような装飾にする
ビジネス向けパンフレットは、内容から経営理念などあらゆる情報が入ります。1つ1つの情報が文章として長くなるため、要点を明確にまとめましょう。装飾して目立たせたい場合には、少し工夫をするとユーモアが出ます。
単に赤文字や太文字にするのではなく、パワーポイントの資料のように蛍光マーカー色線引きをしてみましょう。パンフレットでありながら、資料が1枚にまとまったような感覚になり、頭にも入っていきやすくなります。
「どんな人が読むのか?」と考えて装飾をすると、読み手が一番受け取りやすい装飾が見えてきます。装飾にも工夫を凝らすことで、デザインに面白みが出ることがあります。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
近未来感のあるスタイリッシュなパンフレットデザイン
より良い未来を連想させる写真とカラーリング
ハニカムにレイアウトされた輝かしいイメージの写真と、握手を交わす人に重なるたくましいビジネスパーソンの姿。裏表紙で自分のスキルを活かして働く人々など、未来に向かって邁進していくアイテムがたくさん盛り込まれています。また、ネイビーに淡いブルーのグラデーションも、先進的で先鋭的なイメージ。新しいことにチャレンジして革命を起こし、現状を打破していくような力強いエネルギーを感じるパンフレットデザインです。
パワポ風で分かりやすいコンパクトなボリュームがGood
中面は、イメージイラストと写真だけでなく、マーカーのような下線、数字の箇条書きなどがさまざまに組み合わさって、プレゼン時のパワーポイント資料のようなデザインになっています。伝えたいことをシンプルに追求していく姿勢は、ビジネスのあり方にも通じているのかもしれませんね。見開きの中央部分に蛍光イエローの下線がくることで、パッと視線が中央へ向く仕掛けもあり、インパクトがあります。
コンサルティング会社の事業紹介パンフレットを読み解く
このパンフレットは、抽象度の高い「コンサルティングサービス」を、視覚的な手がかりを使ってわかりやすく伝えることに重きを置いた事例です。ここでは、掲載されている画像やレイアウトから読み取れる「情報設計の考え方」や「活用シーンでの見え方」を整理してみます。
ハニカム構造のビジュアルが担っている役割
表紙で目を引くのは、ハニカム状に区切られた窓の中に、複数のビジネスイメージ写真がレイアウトされている点です。コンサルティングというサービスは、「目に見えるモノ」がない分、何をしてくれる会社なのかが直感的に伝わりにくい側面があります。このパンフレットでは、
- 光が差し込むオフィス
- 都市の風景
- ビジネスパーソンのシルエット
といった写真を組み合わせることで、「未来志向」「成長」「連携」といったキーワードを視覚的に補っています。六角形のハニカム構造は、
- 要素同士が規則正しく並び、
- それぞれが結び付きながら、
- 全体として大きな面を形づくる
という特徴があります。これは、個々の企業課題や部門ごとのテーマを扱いながら、全体の経営を俯瞰して支援するコンサルティングのスタイルとも相性の良いモチーフです。単に「かっこいい図形」ではなく、事業の性質とリンクした象徴として機能している点がポイントといえます。
分子構造モチーフが示す「つながり」のニュアンス
表紙下部から裏表紙へと続く分子構造のような幾何学模様も、目を凝らすと情報が詰まっているパーツです。分子の球同士が連なっているような図柄は、
- 組織と組織
- 人と人
- 課題とソリューション
といった「点」と「点」が結びつく様子を連想させます。コンサルティング会社の場合、社内だけで完結するのではなく、クライアント側の部署や外部パートナーなど、複数のプレイヤーをつなぎ合わせてプロジェクトを進める場面が多くなります。
表紙〜裏表紙にかけてモチーフをまたがせることで、「1回限りの提案」で終わらず、継続的な関係性が続いていくイメージも自然と伝わります。裏表紙側の写真には、実務に取り組む人々の姿が配置されており、「理念的な表紙」から「実行する裏側」へと視線が流れていく構成になっているのも特徴です。
トビラページと中面に見られる「資料ライク」なレイアウト
中面に進むと、プレゼンテーション資料を思わせる構成がとられています。濃紺の帯が上下に通り、その中に見出しや要点が整理され、イラストやアイコン、写真が情報を補っています。
BtoBの営業現場では、パンフレットとパワーポイント資料を併用するケースが少なくありません。そこでこの事例のように、
- パワーポイントを連想させるマーカー風の下線
- 番号付きの箇条書き
- セクションごとに区切られたブロック
といった要素を取り入れると、読み手は「仕事中に見る資料」と同じ感覚で内容を追いやすくなります。特に、中央見開きに蛍光イエローのラインを通し、視線が自然と中心へ集まるようになっている点は、短時間の説明でも「まずここを押さえてください」と伝えやすい工夫といえます。
営業担当が打ち合わせでパンフレットを開いたとき、どの順番で何を説明するか──そうした具体的な利用シーンを想像してレイアウトされているのがうかがえます。
カラーリングとトーンがつくる「距離感」
全体は白と各種ブルーをベースに、所々でアクセントカラーが使われています。ブルーには信頼感や知性といったイメージが結びつきやすく、コンサルティング業と相性の良い色とされていますが、この事例ではさらに「トーンの違い」が意図的に使い分けられています。
- 濃いネイビー:会社としての落ち着き・基盤
- 明るい水色:未来志向・可能性・開放感
- グラデーション:変化や成長のプロセス
といった役割を持たせることで、「堅実さ」と「変革への意欲」が同時に伝わるような色使いになっています。
一方で、すべてをクールなトーンで固めてしまうと、敷居の高さや話しかけにくさにつながることもあります。その点、このパンフレットでは、イラストタッチや人物写真の表情などで、適度な親しみやすさを補っています。信頼感を重視しつつ、人間味も損なわないバランス感覚が見て取れます。
「読む人」を想定した情報の粒度
ビジネス向けパンフレットでは、
- 経営層がざっと目を通す場合
- 担当者がじっくり読み込む場合
- 営業担当が説明しながらページをめくる場合
など、複数の読み方が発生します。この事例では、そうした違いを踏まえた情報の層分けが見られます。
- 大きな見出しや太めの書体:数秒で「どんな会社か」をつかむための要約
- マーカーライン付きの要点:5〜10分の打ち合わせで押さえておきたいポイント
- 本文テキスト:後から一人で読み返したときにも補足として機能する説明
という三層構造が意識されているため、すべてを細かく読まなくても、概要だけを拾いやすい造りになっています。「どのレイヤーの読者が、どの部分まで読むことを想定するか」を最初に整理しておくと、文字量や見出しの付け方が決めやすくなります。この事例のパンフレットは、コンサルティングという無形のサービスを、「未来」「つながり」「信頼」といったキーワードで視覚化しつつ、実際の営業現場での使い勝手も意識して構成されたものといえます。
※掲載のパンフレット・冊子は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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