
お客様を呼び込むチラシ作り
一般的にチラシの反応率は0.1%程度と言われています。1000枚配って1枚反応があるかないかの世界です。

飲食店は、全国各地に多種多様な店舗が軒を連ねていますので、チラシもただ作っただけでは目立ちません。しかし、コツを掴みポイントをしっかり抑えたチラシですと、たくさんの競合の中に埋もれることなく、高い反応率を実現しやすいです。反響率の良いチラシのコツを公開します!
チラシのターゲットを明確にする術

チラシの反応率を高める最大の秘訣は、ターゲットを明確にすることにあります。たくさんの飲食店がある中でも、チラシを作りたいお店にはその店ならではの“売り”が存在します。お客様が何を求めてその店に来店しているかの「何」にあたる部分と言い換えても良いかもしれません。その店ならではの“売り”が活かせる客層がターゲットと言えます。
ターゲット層は明確であればあるほど、ピンポイントで効果的なチラシを作りやすいです。既に固定客が居る場合は、客層からターゲットを詳細に設定することができます。例えば性別・人数・注文数の多いメニューなどを分析し、ファミリー層なのか、カップル向けなのか、値段重視なのか、雰囲気を求めているかのなどを明らかにしやすいです。
この部分は、チラシデザインを依頼する側が情報を持っていることが多いです。きちんとヒアリングし、チラシを制作する段階でも依頼者側が意図しているターゲット層をしっかりと掴んでおきましょう。新規店の場合でも、予測されるターゲット層をお店側は想定しています。依頼者側と意見をすり合わせ、ターゲットとなる層にとくに響くチラシを作成することを心がけることが大切です。
食べたい!飲みたい!おいしそうな写真で攻める

飲食店やカフェならではの注意点としては、思わず食べたくなるような料理の写真を選ぶことが特に大切です。チラシデザインを見てお店に足を運ぶ人は、雰囲気やお得感以上に「おいしいものを食べられるかどうか」に注目しています。

文字やイラストでも伝えられることはありますが、一番強力なのは写真です。こちらのチラシでも、お店の内装の上に、魅力的なランチメニューの写真を堂々と載せています。見ているだけで食べたくなるような写真を載せることが、効果的なチラシを作る重要なコツと言えます。食べ物の写真には特にこだわってみましょう。また、ただ載せるだけでなくレイアウトを工夫することも肝要です。このチラシでは写真を少し斜めに傾けることで、画面全体に自然な緊張感が生まれる作りにしてあります。赤字に白抜きのPR分と相まって、気持ちのよい接客をイメージできるように構成を整えています。全体の色調はブラウンを基調とし、高級感があって落ち着いた色合いになっていることもポイントです。シックな中にもお店の確かな実力を感じられるように工夫してあります。

こちらは、ランチメニューとテイクアウトOKを告知するチラシデザインです。一番目立つ場所に目玉商品の写真を大きく掲載し、さらに多彩なメニュー写真を見やすく載せることで、見ている人の「食べてみたい」という気持ちをほどよく刺激するレイアウトになっています。
メニュー写真を多く掲載する際のポイントは、メインとなる写真をしっかり目立たせることです。写真そのものを大きく載せたり、一番目立つ場所に配置するなど、ひと工夫加えることで、チラシそのものをより力強く仕上げることができます。見ている側からしても、オススメ点が1点しっかり強調されている方が、目が引かれ記憶に残りやすいです。また背景を木目調にすることで、ナチュラルな落ち着きが感じられると同時に、写真が自然と目立つように配慮してあります。写真を引き立たせるひと工夫も肝心です。
飲食店チラシの勝負は「料理写真の臨場感」で9割決まる
飲食店のチラシで反応率に最も大きく影響するのは、キャッチコピーでもクーポン内容でもなく、「料理写真のクオリティと臨場感」です。チラシを見た読者が「食べたい」と感じなければ、どれだけ割引や特典を訴求しても来店につながりません。
料理写真の臨場感を出すコツは、「湯気・滴・ツヤ」の3要素を意識して撮影することです。湯気が立つラーメン、グラスから滴る水滴、肉の表面に乗るツヤ。これらの「動きを感じさせる要素」があると、静止画でも料理が生きて見えます。
予算が限られている場合でも、プロのカメラマンに主要メニューだけでも撮影してもらう投資は費用対効果が高いです。スマホで撮った暗い料理写真を並べるチラシは、料理の味が良くても「なんだか安っぽそう」という印象を与え、店の本来の価値を伝えきれません。
イベントは味方♪チラシの配布時期を考慮する

各種イベント事は飲食店のかき入れ時と言えます。クリスマスなどの行事から忘年会シーズンなど、その時期に特化したチラシは見ている人の心に響きやすいです。こちらはクリスマスケーキの販促チラシなので、あえてベタなクリスマス表現を多用しています。

クリスマスらしいカラー、さりげないサンタクロースのイラスト、背景の雪景色など、一見過剰とも思えますが年に1回きりのクリスマスという限定感が味方について、むしろ購買意欲を高めてくれる仕様となっています。重要な商品写真は、金の枠線で囲んで画面の中でも一際目立つ構成を採用してあります。大人数でも一緒に写真を見ながら選ぶ楽しさを共有できるように、大きめの見やすい写真とわかりやすい価格表示がポイントです。
高級感よりも親しみやすさを追求したデザインです。一番伝えたいケーキのラインナップを重視しながらも、余白を活かしてクリスマスならではの演出を施していることがさらなるポイントとなっています。
配布方法に着目すると効果アップ!?

チラシは作って終わりではなく、その後配布されます。どのような方法で配布されるかによっても、チラシ作成をする上でのポイントは変わってくるのです。

こちらはポスティングされることを前提に作られたチラシデザインです。家に届くポスティングはお客を呼び込む上で効果の高い宣伝方法の一つです。自宅で読むものですので、興味を引かれた人がじっくり読み込める詳細情報を記載しておくことがポイントと言えます。こちらのチラシでは、上部にある写真とお店のキュートなロゴでアイキャッチ効果を持たせ、興味を持った人が下へ読み進めていくと詳細がわかるように工夫してあります。
木目調の背景を用いることで、親しみやすさの中にも重厚な趣を加えていることもポイントです。長く見ていることに耐えられるデザインにしてあると、読んでいる側も気分良く情報を読み込んでいくことができます。

新規オープンやリニューアルオープン、頭配布のチラシの場合は、逆に目立つことに注力することが効果的です。文字や写真、アピールポイントを大きく見やすく目立つカラーで配置しインパクトを重視します。手にとった人に即メリットが伝わる構成にすることで、引力のある集客を実現することが可能になります。
意外と重要!チラシの表と裏の使い分け

裏面も使えるチラシならば、使い分けをすることが大切です。両面カラーなのか、宣伝するお店は単体か複数か、何をアピールしたいのかなど、要点を押さえておく必要があります。使える紙面が多いことで掲載できる情報量が増えますが、そこに甘えすぎていると良さを活かしきれません。
こちらは海外のエンターテイメントバーの宣伝チラシデザインです。表面はポスターように、宣伝するバーの楽しげで国際的な雰囲気が伝わるデザインを採用しています。表面で興味を持った人が裏面に進むと、詳細な情報を読み取れる仕組みです。表と裏で無理なく区切ることができるので、記載する情報をわける使い方がオススメできます。
またこのチラシは、多くの国の人に響くように多言語で書かれている点がポイントの一つになります。国際的チラシを作るコツとしては、値段の部分を母国で書いてあげることです。一番敏感なお金の部分が馴染みの言語で書かれていると、人は安心感を持ちやすいです。多言語で表現されていながらもまとまりをよくする工夫として、全体の雰囲気を統一することも挙げられます。地図を大きく配置することで、あまり読めない文字で書かれていたとしても迷わずにお店にたどり着ける工夫も加えてあります。

同じくバーのチラシになりますが、こちらは表面のみに収まっています。表面のみに収める場合は、情報の引き算もポイントです。お店として伝えたい情報が多くあったとしても、アピールする点を絞って掲載したほうがより高い効果が期待できます。
実際こちらのチラシデザインでは、お店の名前、QRコード、地図、連絡先などの基本情報の他に、バーの楽しげな雰囲気とどんな時に利用するのがオススメかというアピール点が見やすくまとめてあります。情報量が多い時も、強弱をつけて、統一感のある背景の中にバランスよく配置すると読みやすく見ていて気持ちのよいチラシになります。あえて素材に角度をつけると、動きが生まれより楽しげな印象が伝わりやすいです。
手書き文字のあたたかみもポイント

最近は手書きチラシも増えてきました。人の手で書かれたような手書き風フォントは目を引きつけやすいです。また、安心感と親しみやすさを生み出す効果も高まります。このチラシデザインのように爽やかで自然な配色と組み合わせると、手書き文字のあたたかみがより引き立ちます。
まるで読んでいる人のために書いたかのような印象を持ちやすく、メッセージが伝わりやすいです。中央のアピール点が切り絵のような独特のフォントで書かれていることも目立ちます。お祝いケーキの販促チラシらしいライトな色調の中でも、伝えたい部分を工夫して表現することで、明るく上品でありながらもしっかり読んでもらえるようにアピールすることが可能なのです。
業態別チラシデザイン戦略
| 業態 | デザインの方向性 | キービジュアル |
|---|---|---|
| カフェ | おしゃれ、ナチュラル | ラテアート、店内雰囲気 |
| 居酒屋 | 活気、お得感 | 宴会コース、ドリンク |
| イタリアン | 上品、食欲刺激 | パスタ、ワインのシズル感 |
| ラーメン店 | インパクト | 丼アップの湯気 |
| パン屋 | 温かみ、手作り感 | 焼きたてパン |
料理写真撮影の5つのコツ
| コツ | 詳細 |
|---|---|
| 1. 自然光で撮影 | 窓際で10〜14時に |
| 2. 斜め45度から | 最も美味しそうな角度 |
| 3. 器をこだわる | 白い皿で色が引き立つ |
| 4. 小物を添える | カトラリーで雰囲気UP |
| 5. 出来立てを撮る | 湯気があるうちに |
飲食チラシの配布タイミング
| タイミング | 効果 |
|---|---|
| 新メニュー発売時 | 話題性で来店促進 |
| 季節の変わり目 | 限定メニューの訴求 |
| 宴会シーズン | 宴会需要を取り込む |
| 開店記念日 | 感謝イベントで常連化 |
| 閑散期(2月、8月) | クーポンで底上げ |
チラシから来店の導線設計
| ステップ | チラシでの仕掛け |
|---|---|
| 1. 目を引く | メイン写真で食欲刺激 |
| 2. 読ませる | キャッチコピー |
| 3. 行動させる | 期限付きクーポン |
| 4. 迷わせない | 地図、QRコード |
| 5. シェアさせる | SNSフォロー特典 |
あなたのお店の“売り”は何ですか?

飲食店やカフェのチラシもコツを掴んで作成することで、しっかり読み手に届きお客様を集める効果が期待できることがわかります。
効果的なチラシを作るためにはまず、そのお店の特性を的確に把握することが始めましょう。ここで紹介したポイントを押さえれば魅力的なチラシが作成できますよ。
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