鮮烈な赤い光が静かに力強く印象付ける企業グループのモーションロゴです。
静けさに満ちた真っ暗な空間に走る赤と黄色の光。一つは画面中心から、もう一方は画面左下から発進し、混ざり合いながら中央に徐々に形をなすロゴマークの周りを照らします。
音楽の選定 – 空間と光の共演
BGMは静かな空間に染み入るような厳かで奥行きのあるサウンドを選び、光の動きにリアリティを持たせました。
ロゴマークの演出 – 回転とコントラスト
画面中央に現れるロゴマークは、光で外郭を縁取り、そのアウトラインに従って奥から手前に回転するように動いています。先鋭的な光の効果とは対極の和風なシンボルマークが現れることで、モーションロゴがより印象強く鮮烈なイメージで記憶に残ります。
▶︎モーションロゴ(アニメーションロゴ)作成例
企業のモーションロゴを作成する際に考えたいこと
企業ロゴのアニメーションを制作する際には、さまざまな点に注意しなければなりません。メッセージがきちんと伝わるかどうか。基本的なところでは、社名やロゴのレイアウトが正しいかどうか(ブランドのルールから逸脱していないか)等を確認します。また、明るい雰囲気にするのか?重厚な雰囲気にするのか?などの動画全体のトーンも重要です。
モーションロゴの背景にも注意が必要です。動くロゴ部分に注目されがちですが、背景色や背景画像の存在も印象を左右します。会社のテーマに合った配色や画像のチョイスが望まれます。
最後に、サウンドを使用する場合は音質や音量にも注意を払います。音質が悪かったり、極端に音量が小さい(大きい)と、視聴者にとってストレス(ノイズ)になってしまいます。ブランドイメージとしても避けたいものです。
制作モーションロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
先進的かつ和の雰囲気を感じられる動画ロゴ
鮮やかな印象を与える光の帯がインパクト大
静かな暗闇を切り裂くように現れる赤い光の帯が印象的で、見た瞬間に引き込まれます。赤色〜橙色〜黄色のグラデーションが立体的に見せる効果を担っているようです。デジタルな雰囲気満載の動きはスマートで現代的ですが、そこから和のシンボルマークが立ち上がってくるのが意表を突かれますね。朱塗りの器を彷彿とさせる落ち着いた赤色は、スマートなイメージの動画冒頭からのギャップも相まって印象に残ります。桜のような花の模様が描かれているので、静かながら華やかな雰囲気が漂いますね。
吹き渡る風のような音楽が爽やか
赤い光の動きに呼応しているような音楽は、主張しすぎずに溶け込んでいてさながら空気や大気のよう。会社の格式を感じさせてくれます。企業名が光に照らされるエフェクトも、スタイリッシュな印象をさらに高めているように感じます。動画の始めと終わりの印象がガラリと180度変わるので、多様性や守備範囲の広さ、グローバルなムードなどをアピールできそうに思えるロゴ動画です。
強烈な赤光で魅せるモーションロゴ〜先進性と和の融合が印象的
・インパクトのある導入
この企業グループのモーションロゴデザインは、赤い閃光が独特な魅力を放ち、記憶に強く残る印象を与えます。真っ暗な背景に赤と黄色の光が交差し、ロゴマークを中央に形成する構図は、斬新でインパクトがありますね。また、光の動きに合わせた厳かで奥行きのあるBGMが、ロゴのリアリティを高めています。
・和風シンボルと先鋭的な光のハーモニー
ロゴマーク自体は、光で外郭が縁取られ、和風なシンボルマークが現れるデザインです。この和風なシンボルマークと先鋭的な光の効果が対照的でありながら、調和しています。このモーションロゴは、企業の先進性と和の雰囲気を同時に感じられるデザインとなっており、多様性やグローバルなムードをアピールしています。
・色と音楽の役割
配色に関しては、赤から黄色へのグラデーションが立体感を生み出し、スマートで現代的なイメージを強調しています。和風なシンボルマークが現れることで、企業の独自性と伝統を感じさせる効果もあります。音楽面でも、風のような爽やかな音が主張しすぎず、企業の格式を演出しています。ロゴが光に照らされるエフェクトは、スタイリッシュな印象を一層引き立てています。
※掲載しているモーションロゴのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。