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デザインのアウトプット

デザインのアウトプットは気負わず、結果を求めず。

僕はデザインのパーソナルプロジェクトを大切にしています。単純に楽しいからなのですが、新卒でデザイナーになった時から続けている TOMMY GRAPHICS はその筆頭です。

TOMMY GRAPHICS

TOMMY GRAPHICSはフォトグラファーやモデルとコラボレーションして、クリエイティブな遊びを行うという企画です。モーターショーで言うコンセプトカーに近いかもしれません。

ただ、時間も労力もかかるので、やや気負ったプロジェクトでもあります。その為、あまり更新できていないのが現状です。

 

最近は仕事も忙しくなり、思いついた物をササッと作ってTwitterにアップする方が多くなりました。深いコンセプトもなく、ふと浮かんだ事を思うままに吐き出す感じです。何度か続けて行くうちに気づいたのが、そう言うネタ的なものの方が反応が良いんですよね。

 

これはエイプリルフールに投稿したデザインですが、実はAdobe本家とエイプリルフールのネタが若干被ってしまいました(笑)

その旨をAdobeに連絡すると、「一緒にエイプリルフールを盛り上げましょう!」と寛容な本家Adobeにシェアされた事でより注目を浴びました。前日に思いつき、急いで作ったものですが、その手間以上の反響がありました。

 

こちらは、スタートトゥデイの社長である前澤さんが「ZOZO球団を作りたい」と云う旨の発言をされた時に、勝手にオリジナルのユニフォームをデザインしたものです。お祭りに参加するような気分で作りました。

超速でデザインして投稿したので、話題がホットな状態にあり、これも注目を集めました。なんとフジテレビから電話があり「番組で使わせてほしい」とオファーまでいただきました。

 

直近ですと、甲子園の土をお土産にしてはどうか?とデザインを作って投稿しました。ネットで偽物か本物か分からない甲子園の土が取引されているのを目の当たりにして、本家がブランディングして売れば、怪しい土の売買は消えるのでは?と思ったからです。

これも様々な反響がありました。僕はあくまでもネタとして投稿しているのですが、「土の取扱業者はここだ」とか「〇〇と△△には話を通す方が良い」とか「こういう問題をクリアすれば実現可能かもしれない」といった英知が集まってくる事には感動しました。Twitterって凄い。面白いなぁと。

僕は企画会社を経営しているわけではないので、だれかやりたい人がいればトライしてみてください。アイデア自体に著作権はありませんので。

 

こういったネタ的アウトプットは、まずスピード感が大切だと思います。ホットな話題に対してデザインで素早くレスポンスを返すと、いろいろな人が乗っかってきてくれます。タイミングを逃さない事は、クオリティよりも大事になる場合があります。

あとはタイトルに書いた通り、気負わない事。何か利益を得ようとか、そういうことを考え出すと反響がなかった時にガッカリしてしまいますし、妙にクオリティに拘るようになって悪循環に陥るからです。そういう気概は仕事に向けています。

デザインでもブログでも、頑張っている!という感覚でやると多くの場合長続きしません。過度に気負わず、息をするようにアウトプットしていきたいですね。

 



グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。