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デザイナーのブランディング

お金が欲しいなら、相応のブランディングをするのが近道。

雨後の筍のように延々と語られるテーマとして、「デザインやイラストはタダじゃねーぞ」問題があります。もうこの言葉を石に彫ってモニュメントにしても良いくらいだと思いますし、僕も同意見です。

ただ、【そういう金銭の問題がなくなればいいな】という理想論は持ちつつも、日々そういうトラブルが発生しているという「現実」はしっかり捉えなければいけません。世界平和を祈りつつも、明日自分に銃口が向けられないように最大限対策を打つ必要があります。

 

舐められてはいけない

飲食店が良い例ですが、「ここはラフな服装では入店できないだろうな…」と思わせる店構や内装というものがあると思います。作品がいくら素晴らしくても、自身のポートフォリオやオフィシャルWEBサイトはどうでしょうか。ブラウザによっては変に表示されたり、スマートフォンに対応していなかったり…そういう所は安っぽく見えてしまったり、「趣味でやっている」ように見えてしまうかもしれません。

僕たちデザイナーやイラストレーターは見た目を操る仕事です。自身の装いがだらしなくなっていないか、時代に合わせて定期的に見直す必要があるのではないでしょうか。

もちろん無償労働を要求する人を擁護することはできませんが、自己防衛の意味でもWEBサイトやポートフォリオ(=店構)をビシッ!とキメる事は大切でしょう。デザインによっては、まるで何人ものスタッフを抱えているような雰囲気を醸し出す事も可能です。

WEBのデザイン

 

お金が対価でない場合もある

無償労働が完全にアウトなのかと言えば、僕はそうでもないと思っています。実際、僕自身無料でデザインをしている時期もありました。ポートフォリオのボリュームが足りなかったので、「ポートフォリオを充実させたい」という対価でデザインを引き受けていました。今は絶対にやりませんが、WEBサイトの立ち上げ当初は上記の【店構】を構築する方が、プライオリティが高かったのです。

価値はタイミングで大きく変化します。今は「無料で引き受ける事」と釣り合う対価が存在しません。よって、引き受けません。

 

また、報酬がお金ではない場合もありました。僕は海外のイラストレーターに仕事を依頼する事があるのですが、お気に入りのデザイナー Isa にイラストの依頼をした時の事。

僕「今回のギャラはいくらがいい?」

Isa「ウルトラマンの怪獣のフィギュアがいいな。プレスリリースで見たんだよ!」

僕「OK!探して送るよ。」

という具合に、インドネシアのとある島へ怪獣のフィギュアを送った事もありました。

手間を考えるとお金をPaypalで送る方が圧倒的に楽なのですが、喜んでくれるならこういう報酬もありだなと。怪獣にも詳しくなりましたし(笑)

 

クリエイティブワークを下に見るような人は許せませんし、無料が当たり前という考えは看過できるものではありません。とは言え、そういう人は次から次へと出てきているのが現状のようです。

「クリエイティブワークに正当な対価は支払われれるべき」という事を啓蒙しつつ、まずは自分が被害に合わないように、自己のブランディングを強固にすることが大切だと思います。

 

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