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筋トレと広告デザインの共通点

筋トレと広告デザインの共通点について考えてみました。

去年からずっとパーソナルトレーナーさんに週一で鍛えてもらっています。

単純に、「日常持ついちばん重いものがマウスってヤバいな」と思い、運動しようと思ったことが動機です。ただ、根っからの運動音痴な僕は、一体何からすれば良いのがわかりませんでした。

だから、プロに全てお願いすることにしたのです。

ジム通いをしている友人からは、「パーソナルトレーナーなんて、勿体ないよ」と言われたこともあります。確かにジム通いをするだけに比べると、料金的には高くなるのですが、僕はそれだけの価値があると思っています。別にパーソナルトレーナーに限らず、その道のプロから学ぶことは、とても多いからです。

 

僕は、筋トレを甘く見ていました。ただ重い物を持ち上げるんでしょ。と。

そうではなく、「特定の筋肉を使って」持ち上げることが大切なんですね。

当初は僕は何でも腕力で持ち上げようとして、トレーナーさんに注意をされていました。時には背筋や胸筋を使ってトレーニングをすることによって、はじめて体を鍛えることが出来るのですね。

はじめはベンチプレスも全く上がりませんでした。上がりそうな気配すらなく、誰かに上から押さえられているような、「絶対無理」な感覚でした。

その時にトレーナーさんに言われたのが、「成人男性の筋力なら絶対に上がる。上がらないのは、脳が身体にリミットをかけているから。」だと。(そのあと、脳と身体の仕組みについて細かく解説してくれた)

僕の脳は、「そんなもの持ち上げたら危ないからやめなさい!」という指令を身体に出していたのです。仮に僕が1人でジムに行っていたら、一生その後ベンチプレスに触ることは無かったと思います。

 

じゃあどうしていくかというと、ダンベル等の軽い負荷で似た様な動作を行うトレーニングをしたりして、徐々に脳が「これ持ち上げても大丈夫じゃね?」と思うように身体を作っていきました。

そしたら、自分でも驚くほど簡単に持ち上がったんです。(めっちゃ軽いウェイトですが)

凄い!何事もロジックなんだ!と、その時僕は密かに感動しました。

そして、気合や根性でスポーツをまとめた体育教師を少し恨みました。理論だててやれば出来るようになるんじゃないかと。

 

広告デザインの世界

広告デザインの世界でもこういう事って同じなのではないかと思います。

例えば、もの凄く素敵なデザインがあったとして、それと同じようなものが作れるようになりたいとします。しかし、いきなりPCの前に座らせられて、さぁ作れと言われても頭に浮かぶのは「絶対無理」という言葉でしょう。

ならば、そのデザインがどのような技術や背景に基づいて作られているのか、分解していけば良いのです。Photoshopの技術かもしれないし、カメラの技術かもしれません。まずは、「これなら出来るかも」という課題から挑戦していき、ステップアップをしていく…。まさに、筋トレとデザインは同じなのです。

 

初心者に限った話ではなく、例えばグラフィックデザイナーが「WEBは無理」と思う事も、もしかしたら思い込みかもしれません。

絶対に無理だ!と思っていることに関して、どこかほんの少しでも取りつく島があれば、まずはそこからトライしてみることが大切なのではないでしょうか。まずは、持ち上げられるものを見つけることからです。

さらに言えば、僕のトレーナーさんのように、良い師を見つけることも大切だと言えます。限界だ!と思うところからの「もう1セットいってみよう!」の一声が、成長に繋がるからです。

 

p.s. 独立してデザイン事務所を立ち上げてから、体力の重要性をひしひしと感じます。(風邪ひいてる場合じゃないから) 運動していない人はマジでやった方がいいと思う。

 

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グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。