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デザイナーとしての働き方について

働き方について考えてみました。

AMIXはあまり代理店様とのお付き合いがありません。逆にずーっとお付き合いがある所もありますが、ごくごく少数で、ほとんどがユーザー直取引になっています。

定期的に代理店様からお声掛けをいただくことがあるのですが、その時に僕は、本当に失礼だとは思いますが、取引条件を提示させていただきます。

 

一部抜粋すると…

・定期受注等がありましても、ディスカウントは一切行いません。

・納期は修正回数等によっては、遅延する場合もあり、確約するものではありません。

・土日祝等、当方で定められた定休日・平日19時以降の臨時業務は一切行いません。

・急な短納期でのご依頼は、お断りする場合がございます。

・取引金額等による優遇・優先は致しかねます。

 

 

すると、返信が来なくなる事がほとんどです。上の条件ってそんなに常識外れなのでしょうか。いや、きっとお忙しいのだと思いますが。単純に、下請けとして使い倒してやろうという魂胆が見え隠れするところとはやりたくありません。

休みの日は一切基本的にはメールも見ませんし、事務所に出ていてもサイトのメンテナンスや経理等、社内業務を行っていて、クライアントワークはやりません。

こう言うともの凄く冷たい感じになってしまうのですが、実際には急いでいるお客様がいたら出来るだけ早く納品できるように超頑張ります。でも、休みの日は休むったら休むんです。徹夜で頑張ると言えば聞こえは良いですが、自分の依頼を徹夜の疲れた状態で担当して欲しいでしょうか?

 

無理を聞く場合は【無理を聞く代】がいると思うし、とりあえず打ち合わせに来てという場合は【とりあえず打ち合わせ(何の?)に行く代】がいると思う。

その辺、海外の外注さんは結構シビアで、「急いでいます」と送ったとしても「それは貴方の都合でしょ」と思われるだけです。「追加でお金払うので、急いでもらえますか?」と送れば「詳細を教えてください」と、次のステップに移ります。どんな軽作業であっても、あくまでも公平な立場で取引をしているというイメージです。

 

そもそも僕の実力不足に起因する部分もあるとは思います。もっと凄いデザイナー集団なら、フェアーでギャラも良い取引になっているでしょうし。そこを突っ込まれると何も反論が出来ません。頑張ります。
日本の広告デザイナーの職人気質は凄いと思います。それで多くのお客さんが喜んでいることは事実で、ただ、そのデザイナーの気質を逆手に取るような姿勢は凄く嫌だなぁと思うわけです。

独立したんだから、「働き方」くらい決めたいと思っています。(「給料」決められないですし…笑)

 



グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。