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デザイナーになったきっかけについて

屋号よりも主要サービスであるASOBO DESIGNの方が認知度が高いので、アソボデザインさんとも呼んでいただけることがあります。非常に光栄です。

「元々独立する気があったの?」

と、聞かれることが多いのですが、「そう言われればそうだし、そうじゃないと言えばそうじゃない」というような、自分の中の心境としてはとても曖昧でした。
“分けなきゃいけないのかな…?”と思っていました。

そもそも僕はデザインとは縁もゆかりも無い、外国語大学の学生でした。大学って何となく遊べるというイメージがあったのですが、そんなことはなく、寮に戻れば予習と復習、移動のバスでは単語を覚えるという、”おい!話が違うじゃないか!”な学生生活を送っていました。

脇目もふらずに勉学に励む。

聞こえはいいですが、脇目を振らなさ過ぎて、自分の進む道を全く考えていなかったんです。デザイナーを目指したのもなんとなく、カッコイイな〜程度の印象で、macを買い、独学でポートフォリオを作り、美大芸大生と横一例で就活に挑みました。(寮で共同生活していた外国人たちの、自由な風に当てられていた事も理由だと思います)

今思えば、馬鹿だったんですが、無知は時に強しです。

 

 

僕を採用してくれるという奇特な企業が現れ、僕は晴れてデザイナーになることが出来ました。僕は複数の会社を経験して独立することになるのですが、その1社目です。

デザイナーというと、よくテレビドラマとかで、オシャレ〜なオフィスで仕事している印象があったので、どんな所かとワクワクしていました。が、その期待は見事に裏切られます。デザイン室は工場の屋根裏(元倉庫)で、オシャレとは対極の環境に放り込まれたのです。

また新卒採用で入ったのは僕が初めてで、周りはベテラン揃い。その中でプロとしての自覚を求められ、いきなり強烈なコンプレックスが生まれました。いうなれば、草野球選手がプロ野球選手と同じ期待をされているんです。

 

“…えらい世界に来てしまった”

 

僕は、ノリと勢いでデザイナーになったことをひどく後悔しました。ですが、この危機感が独立の土台を作るきっかけにもなっていきます。

そんなこんなをASOBO DESIGNにて漫画として連載しております。そうしようと思った事にもきっかけがありまして、被リンクが欲しい まぁそれもあるんですが、意外とデザイナーって何しているか知られていないんですよね。親戚に「デザイナーになったよ」と報告しても「???」という反応でした。でも、これって世間一般の反応なんじゃないかなと。そして、もしかしてお客様にも当てはまるんじゃないかなと。

「へーデザイナーってこんな感じなのか」と、少しでも親近感を持ってもらえたらいいなと思ってます。日々スタイリッシュに生きれればいいんですが、現実はそうともいきません…(笑)日々模索、足掻きながら生きているという点においては、独立前も独立後も変わっていないですしね。

ともあれ、基本的には息抜きコンテンツですので、おヒマな時に見ていただけますと幸いです。いつまで続くかは分かりませんが、まだ雇われ時代のお話です。(※フィクションです)

以下よりご覧ください。

>>「漫画  頑張れデザイナー」

 



グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。