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YouTubeの著作権ゴロと断固戦いました。

YouTubeに発生した異変

ある日、YouTubeにアップした作品の制作過程(メイキング)の映像を見ていたら、広告が入っていることに気づきました。あれ?広告なんて入れていないのに。

よく見てみると、YouTubeの動画管理画面に見慣れない一文が…

え?著作権保護されたコンテンツ?

 

その部分をクリックすると、

動画に広告が表示されることがあります。

動画には著作権で保護されたコンテンツが使用されています。申立人は YouTube 動画でのコンテンツの使用を許可していますが、広告が表示されることがあります。

申立人によって収益化されています

 

ええええ!?申立人?…誰??

商用の音源素材を組み合わせて制作した音楽なので、基本的に権利者は「僕」なんですが…

申立人の名義を調べてみると、フランスに籍が置かれたレコード会社らしく、手当たり次第に「著作権」を主張しまくっているそうです。海外のフォーラムなどでも、僕と同じように困っている方がたくさんいました。

先方が「一致している」と主張している音源を聴いてみると…全然似ていません!

なに人の動画から勝手に広告費吸い上げるんですか。

 

異議を申し立てよう

YouTubeはこういったイザコザには介入しませんので、残念ですが自分でどうにかするしかありません。迷わず、異議を申し立ててください。(権利主張の申立は簡単に受理するのに、それに対する異議は当事者間でよろしく!というスタンスは本当にそれで良いのでしょうか…YouTubeさん)

次へのボタンを押すと、申立人宛てにメッセージを送るフォームが出てきますので、【相手が理解できる言語】で「まったく別の音源です。申請を取り下げないと訴えますよ。」といった具合に、はっきりと異議を唱えましょう。(でないと、無視されます)

 

「訴える」の一言は強い

1週間ほどすると、著作権に関する表示も広告もなくなり、先方は自分の不当な主張を取り下げました。おそらく、バレなければ儲け物というスタンスで、あちらコチラに不当な権利主張をして広告費を稼いでいるのでしょう。「訴えるぞ」の一言は、万国共通でそれなりに効果があるようです。

しかし面倒なことに、この申請は動画毎に行わないといけませんでした。正当な権利を守る為には確かに良いシステムだと思いますが、ガッツリ悪用されています。YouTube側でブラックリストを作り、申請出来なくする等(それもイタチごっこな気がしますが)何か企業として対策を行ってほしいと切に願います。

 

僕なんてまだよくて、真剣に音楽活用・映像表現を行っている方々にしたら営業妨害・死活問題にもなりかねません。現在進行形で、困っている方もたくさんいます。

本当にこういう創作活動を萎縮させるような行為は腹立たしい限りです。

 

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グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。