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映像編集について

動画制作をはじめた理由 – グラフィックデザインだけでなく、横断的に色々やってみる

最近、うちの事務所 AMIX では映像製作もはじめました。前からずっとやりたいなと思っていたのですが、既存サービスの仕事だけでピッチリと1日が終わってしまう日々だったので、やるやる詐欺状態でした。

そんな状況もスタッフが入ったことで徐々に改善され、サービスのWEBサイト構築や、サンプル動画の制作、外部スタッフの提携など、ここ1〜2ヶ月ほどで急速に体制が整いました。

グラフィックも楽しいですが、動画も面白いですね。音楽や声を織り交ぜると、情報としてとてもリッチな感じがしますし。

 

 

個人的に感じたことは

グラフィックデザイナーは動画分野にトライすると良いかもしれない。

ということです。

 

映像の制作過程でふと気づいた事があります。

結局動画の編集はタイムラインを止めて”静止画”として扱うんですよね。その”静止画の連続が動画”です。つまり静止画の段階で美しいと、動いても美しい。

グラフィックデザインの素養がとても生きると思いませんか。

動画制作例2

うちのスタッフは動画の制作経験がゼロだったのですが、初回から割と良いものを作ってくれました。むしろソフトの操作などを覚えることの方が苦労だったかもしれません。アウトプットの良さは、日々グラフィックデザインをこなしている事が大きいと思います。フォントデザインや、止まっているときにレイアウトとして成立しているかどうか。

もちろん動画には、静止画には無い「間」や「テンポ」といったものが存在しているので、動かしてみないと検証できないことも沢山あります。情報量が多すぎて時間内に理解できないな…とか、ここもうちょっと溜めた方がいいな…とか、音楽これじゃないな…とか。そこが映像制作の面白い所であるとも感じます。

 

じゃあ、印刷物のデザインはオワコン?

印刷物のデザイン

これからは動画の時代だー!という声はよく耳にします。確かに着実に世の中はペーパーレスになっています。SNSを見ていても動画コンテンツは増え、街中ではデジタルサイネージなどの映像用ディスプレイが活躍の幅を広げています。

しかし動画に携わって感じるのは、「全然別物だな」という感覚です。「わざわざ動画にしなくても、チラシやポスターの方が伝わるんじゃない?」というものもあれば、「これは絶対に動画の方が宣伝効果がある。」と感じるものもあります。コスト面も含め、印刷広告と動画広告は住み分けが出来ると感じています。

デジタルサイネージ

動画はリッチな情報媒体ですが、全部それだとちょっと食傷気味になるかなと。適材適所ですね。情報を手に入れるのがイージーな時代だからこそ、動画が重荷になることもあると思うのです。

 

そもそも映像制作をサービスとしてスタートしたのは、印刷物のデザインに見切りをつけたからではありません。例えばポスターを作った顧客から「映像編集ってされてますか?」と聞かれるというようなシーンが度々あったからです。

例えば、ロゴデザインから取引が始まり、印刷物を手がけ、その後に映像まで作る事が出来たら、ビジネス的にも嬉しいし、何より面白いじゃないですか。

不思議と、別のことをしているという感覚にはならないものです。