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牧歌的なライフスタイル

牧歌的なライフスタイルを目指すスローな起業

現代社会、特にビジネスの世界においては、力強い言葉やモチベーションを高めるフレーズが多用されています。とりわけ起業となると、エネルギッシュに、そして貪欲に邁進していくマッチョな精神がもてはやされているように思います。

しかし、僕はそれにあえて異を唱えたい所存です。

 

力強い言葉は好まない

力強い言葉

確かに、自分自身を鼓舞するためには強い言葉も必要かもしれません。起業はある程度自分のスケジュールを客観的に管理する必要があるため、己を律する必要もあります。

とはいえ、強い言葉は自分自身を縛る枷になってしまうこともあり、また、「自分を鼓舞するだけで満足してしまう」という良くない状態に陥ってしまうこともあります。僕は、むしろ力強い言葉を意識的に避けることで、よりリラックスした状態で仕事にあたるようにしています。

 

ハードワークは無理

ハードワークは無理

起業して急成長を遂げている多くの成功者は、「ハードワーク」の重要性を説くかもしれません。しかし、僕は「ハードワークは無理」とあえて断言します。これは単なる怠惰や甘えではなく、自分自身の限界を理解し、それを尊重する姿勢こそ、起業精神に必要なものと思っているからです。

自分にとって無理のない範囲で仕事を続けることで初めて、持続可能なクリエイティブライフを送ることが可能になるのではないでしょうか。このようなアプローチは、「仕事」や「起業」を長期的な視点で見た時、バランスの取れている充実した生活を実現するための不可欠な考え方になるはずです。ハードワークを避けるために、意識して行なっているのは、次の3つです。

①外注の力を借りる

自分だけでは力不足と感じる時は、躊躇なく外注します。自分一人で全てをこなそうとせず、他者の力を借りることが大切です。適切な外部リソースを活用することにより、仕事の質を高めることができます。

②週末や祝日は休む

多くの起業家・フリーランスが週末や祝日にも働くことを当たり前とする中で、自分は休息を仕事と同じくらい重視しています。適切なタイミングで休息を取ることで、リフレッシュし、新たなアイデアや創造力を育むことができます。このようなライフスタイルは、心身の健康を保つだけでなく、長期的なクリエイティブに関するパフォーマンスを維持するためにも重要でしょう。

③時には自己嫌悪を受け入れる

働きすぎず、外注を頼りまくる僕には、周りの人が皆凄く見えて、自己嫌悪に陥ることもよくあります。いつ寝ているのか心配になるくらい精力的に働く人や、マルチな才能を発揮して全て自分でこなしてしまう人の存在が眩しくて仕方ない時もあります。

しかし、その感情をマイナスととらえないことを、大切にしています。自分自身の弱さや脆さを受け入れることで、自分自身の成長と向き合えると考えるからです。仕事を長期で続けたい時、大きな活躍や大きな賞賛は不要です。他者と比べる相対的な評価に依存するのではなく、自分自身の価値を見出す必要があります。

 

起業する全員がマッチョ思想ではない

ハードワーク

ビジネスの世界では、強いリーダーシップや自己主張の強さが求められることが多いですが、全員がマッチョ思想でいる必要はありません。多様な価値観や働き方が認められつつある社会。そこではリラックスできる働き方で起業し、持続可能なビジネスを紡いでいく方法もあるはずです。

 

まとめ

リラックス

極論は、牧歌的に暮らしたい…と思っています。牧歌的な生活とは日々の小さな幸せや充実感を感じる余裕があり、リラックスして仕事ができる状態にあることです。

現代の忙しさやプレッシャーから解放されるためにはまず、自分自身の限界を理解すること、他者の力を借りることを厭わない姿勢を身につけること、休息を大切にしながら長期的に働く体制を整えることが必要だと思っています。

僕が大切にしたいのは、起業・独立しても自分自身の価値観やスタイルを尊重し、無理のない範囲で充実した生活を送ることです。

 

僕は力強い言葉は好きじゃないし、ハードワークも無理。自分だけじゃ力不足なので、外注さんに頼りまくり。土日祝は休むし、意識低め。周りの人が皆凄く見えて、よく自己嫌悪に陥る。 そんな起業人もいます。全員がマッチョ思想では無いです。大きな賞賛は不要。牧歌的に暮らしたい…笑

X (Twitter) – Jul 22, 2018



この記事は過去の自分のX(Twitter)のポストを元に、編集しています。

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グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。