忙しくても情報発信が欠かせない理由

「忙しいから発信できない」という言い訳

僕はフリーランスのデザイナーとして、日々の業務に追われながらも、ブログやSNSを通じた情報発信を続けています。「仕事が忙しいから発信なんてできない」と話す人も少なくありません。確かに、デザイン業務そのものは時間がかかりますし、クライアントへの対応や納期に追われていると、情報発信は後回しにしたくなる気持ちもわかります。

ただ、こうした「忙しいから」という理由は、根本的に販促活動や情報発信を「仕事」として捉えていないからではないでしょうか。実際に、デザイナーとしての活動はデザイン業務だけではありません。その先にある自分の仕事の広がりや、ビジネスとしての成長を考えたとき、情報発信の重要性に気づく必要があると思います。

実務だけがデザイナーの仕事ではない

デザイナーの仕事は、デザインを作ることが主な役割であることは間違いありません。しかし、それだけでビジネスが成り立つほど簡単ではないのも事実です。実務としてデザインをするのは当たり前であり、そこに「＋α」で何をするかが、事業の成否を大きく左右します。例えば、デザインの制作だけに集中していても、誰かに知ってもらえなければ次の仕事に繋がりません。

この「＋α」としての活動が、情報発信や自分のブランディングであり、僕が大切にしている部分です。自分の考え方や仕事に対する姿勢、実績などを発信することで、自分の存在を多くの人に知ってもらう機会が増えるのです。

情報発信が販促活動になる理由

情報発信を通じて、自分の仕事や考え方を世の中に広めることは、立派な販促活動です。ブログ記事やSNSの投稿を通して、自分の得意分野やデザインに対する姿勢を伝えることで、それを求めている人たちに見つけてもらえる確率が高くなります。僕も実際に、情報発信をきっかけに新しいクライアントと出会ったり、他のデザイナーと交流が生まれたりすることがありました。

また、情報発信を継続することで、今後の仕事を依頼される可能性も広がります。特にフリーランスにとっては、自分を知ってもらうことが次の仕事へと繋がる重要な手段です。いくら質の高いデザインを提供できたとしても、それを知ってもらうための発信がなければ、いずれ仕事が途絶えてしまうリスクもあるのです。