

一目で医療関係の催しだと判別できる救急医療向けイベントポスターデザインです。
太く力強いゴシック体で書いたイベントタイトルと医療を連想させるイラストが目に飛び込むイベントポスターです。全体に深いブルーとビビッドなオレンジをベースにデザインしており、タイトル下に日時・場所を大きくオレンジ色で表記することで、タイトルと同じように強いインパクトを持ちながらタイトルとは別の、イベントに付随する重要な情報として見る人へ伝達しています。
情報アクセスの促進
また、イベントの概要や参加申し込みなどスマートフォンを使って詳細な情報を入手できるよう、QRコードを配置しアクセスを促しています。
ゾーニングによる情報整理
白背景の部分には、イベントの開催概要とプログラムの紹介、下段のブルーの背景の部分には申し込みについての詳細という風にポスターの中で目的別にゾーニングし情報を整理しました。


医療系イベントのポスターに求められる「読み進めやすさ」
イベントポスターのなかでも医療系のイベントを告知するポスターにおいては「読み進めやすさ」が重要です。情報量や専門用語が多いことから、ポスター内のテキスト量も多くなるのが医療系イベント告知ポスターのネックです。そのため、いかに「読み進めやすさ」を重視したデザインをするかが重要になります。
読み進めやすさを重視したデザインで意識すべきは「一目見ただけで誰に向けたイベントなのかがわかること」と「情報の属性に合わせたテキストデザイン」です。
一目見ただけで誰に向けたイベントなのかがわかること
イベント告知ポスターで重要なのは、そのポスターを見ただけで誰に向けたイベントであるかがすぐにわかることです。
作例ではイベントタイトルの横に医療系ピクトグラムをコラージュ型に配置し、さらに清潔感や清廉さを感じさせる白と青をベースカラーにしました。複数の種類のピクトグラムを重ねることで、総合的な医療イベントのポスターであることを演出しました。
グラフィックはポスターの概要を表現するのに適してはいるものの、それだけではメッセージ性が弱く、情報が伝わらない可能性もあります。そのため、ベースカラーを医療系の制作物でよく使われる白と青を使用しました。
当サービスでは業種に合わせたイメージカラーをベースにしながら、イベント主催者の理念などを踏まえたデザインも可能です。
情報の属性に合わせたテキストデザイン
ポスターはパンフレットと違い、あまりテキスト量を多くできません。そのため囲いを使った情報のグループ化が難しくなってしまうというデメリットも生まれます。情報量が多いポスターでは囲い以外にテキストデザイン(フォント、フォントサイズ、フォントカラーなど)を駆使して情報のグループ化を工夫しています。
作例ではもっとも重要なイベント日程をオレンジのテキストにし、付随する情報を白地に黒文字、申込方法などの行動を促す情報は青字に白抜き文字を採用しました。当サービスではテキストを適宜に変えることで、ポスターの情報を読み進めやすくなるようなデザインを心がけています。
制作ポスターデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
文字情報が多いのに、堅苦しくなく読み進めやすいポスターです。
鮮明なタイトル〜力強さの演出
角ばったフォントにて、大きく目立たせたタイトルが目に入ります。2段にして四角くギュッとまとめているため、力強さもある印象に。
カラーのリズム〜明るさとアクセントの調和
白の背景に青い文字で描き、「救急」というテーマによく似合うと思いました。文字情報が多く記載されていますが、不思議と硬すぎる印象はありません。明るいオレンジが入ること、文字の大きさが変わることでリズムが生まれ、退屈な印象を取り去っています。
情報と視覚の誘導による配置の工夫
あえてタイトルを左に寄せ、関連性のあるイラストを配置させたことでよりキャッチしやすくなったのではないでしょうか?イメージ画像があることで瞬時に伝わるとともに、一息つけるほどよい抜け感が生まれている気がします。
情報の階層性と読みやすさ
文字だけでギュウギュウに詰めることも可能かと思いますが、イラストや写真を入れることで堅苦しくなり過ぎず、空間を埋めつつも見やすいようにも感じました。下段は背景をブルーで統一し、文字は白のみでスッキリと。ポスターを見て申し込みたい人だけが確認できるよう情報が分けられています。まずは情報を知りたい人は白い部分を、申し込みが必要な人は青い部分をと分断されているため、全体の文字量に対して意外にも読みやすさを感じました。
医療系イベントポスターで「伝わる」デザインを実現するための視点
医療系ポスターが抱えるジレンマ
医療分野のイベント告知には、独特の難しさがあります。掲載すべき情報の多さと、ポスターという限られた面積のバランスをどうとるか——この問題は、特に救急医療のように専門性の高い分野で顕著になります。
作例のポスターは、研修医向けイベントの告知がテーマです。プログラム内容としてスモールグループトレーニングや症例発表会が含まれ、さらに会場情報や申し込み方法、参加要件なども記載されています。これだけの情報を1枚のポスターに収めるには、単に文字を小さくして詰め込むだけでは不十分で、情報の優先順位を整理する「設計」が求められます。
色によるゾーニングという手法
この作例で注目したいのは、背景色の切り替えによって情報のカテゴリーを分けている点です。白い背景の上段にはイベント概要やプログラム内容を、ブルーの背景を敷いた下段には申し込みに関する情報を配置しています。
この手法は「色によるゾーニング」と呼ばれ、紙面に枠線や仕切り線を引かなくても、読み手が自然と「ここから別の話題だ」と認識できるようになります。医療系のポスターに限らず、情報量の多い告知物では有効な整理法ですが、色の選び方を誤ると逆に読みにくくなるリスクもあります。作例では、青と白という視認性が高く、かつ医療の清潔感にもつながる組み合わせが選ばれています。
ピクトグラムの「コラージュ的配置」が果たす役割
イベントタイトルの横に配置された医療系ピクトグラムにも、考えられた意図があります。聴診器、注射器、心電図モニターなど複数の医療アイコンを重ね合わせるように配置することで、「特定の診療科に限定しない総合的な医療イベント」であることを暗示しています。
ピクトグラムはテキストに比べて認識のスピードが速いという特徴を持っています。通りすがりにポスターを目にした研修医が、テキストを読む前に「医療関係の何かだな」と直感的に把握できるのは、こうしたビジュアル要素があるからです。ただし、ピクトグラムだけに頼ると情報が曖昧になりすぎるため、作例ではキャッチコピーや日時の表記と組み合わせて情報の精度を補っています。
テキストカラーの使い分けが生む「読む順序」
ポスターにおけるテキストの色分けは、装飾的な意味だけではありません。作例では、イベント日程をオレンジ色のテキストで目立たせ、詳細情報は白地に黒文字、行動を促す情報(申し込み方法など)はブルー地に白抜きという使い分けをしています。
この色分けにより、読み手はまず「いつ・どこで」という最も重要な情報に目が行き、次に「何をするイベントか」を確認し、最後に「どうやって申し込むか」という行動に移れるよう導線が設計されています。ポスターの情報設計では、こうした「読む順序」の設計が、内容の理解度を大きく左右します。
QRコードの配置と現代のポスター設計
作例にはQRコードが配置されており、スマートフォンからイベントの詳細情報や参加申し込みにアクセスできるようになっています。ポスターに掲載できる情報量には物理的な限界がありますが、QRコードはその制約を補う手段として広く活用されています。
ただし、QRコードをただ配置すれば良いというわけではなく、読み取り可能なサイズの確保、周囲に十分な余白(クワイエットゾーン)を設けること、そして「ここを読み取ると何ができるのか」を簡潔に示すテキストを添えることが重要です。
医療イベントの情報がひと目でわかるポスター
・明確なアイデンティティ – 医療の象徴
このデザインは、一目で医療関係のイベントであることを伝えるため、ゴシック体を使用した強いタイトルと医療を連想させるイラストをフロントに配置しています。
・情報の強調とアクセス
ビビッドなオレンジ色をアクセントに使い、全体の印象を引き締め、タイトル下に日時・場所を大きく表記することで、情報の重要性を伝えています。また、QRコードを配置することで、より詳細な情報にアクセスできるようにし、参加申し込みを促進していますね。
・情報の階層構造 – 目的別のゾーニング
ポスターの中で情報を整理するため、白背景の部分にはイベントの概要とプログラムの紹介、下段のブルーの背景の部分には申し込みについての詳細を配置。こうすることで、ポスターを見る人が目的別に情報を探す際に、情報を素早く理解できるようになります。
・ 医療関係者向けの最適化
このポスターは、明瞭かつスマートなデザインで、情報を的確に伝えることができています。特に、医療関係者が主なターゲットとなるイベントにおいて、迅速で正確な情報の提供が求められる中、このデザインは大きな役割を果たすことができるのではないでしょうか。

■QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※掲載のポスター・パネルは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。※掲載しているパネル / ポスターデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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