

グローバルというイメージを端的に表現した英会話教室のチラシです。
英会話に限ったことでなく、新しいことを学ぶというのはなかなか億劫になりがちです。そんな時に楽しそうだな!ちょっと行ってみようかな!と背中を押してくれるのがデザインのチカラとも言えます。今回のチラシでは、英会話ができることでグローバルに活躍する道が開けること、またネイティブスピーカーがレッスンを行ってくれることを、ビジュアルでPRしています。
デザイナーの振り返り
■ デフォルメされた地球と外国人教師の写真だけで、これが何のチラシなのかが理解できるようにし、内容をしっかり読んでもらえるように工夫しました。
■ この英会話教室が他の教室よりどう優れているのかは、重要なポイントですので、チラシ上でも目立つように気をつけました。
■ チラシデザインの上面は賑やかにし、アイキャッチとしての働きを。下部はスッキリとしたデザインで落ちついて読めるように。と、一枚のチラシ上下で役割が異なるデザインになっています。

英会話教室の魅力と特色が網羅されているチラシデザイン
まず、ネイティブの先生がデフォルメされた地球の中で、実際に使っている教室の中で教材用のカードを提示している姿が最初に目に入ってきます。教室のイメージがつかみやすくなり、実際にどのような所なのか覗いてみたくなります。チラシデザインの制作では、読者に関心をもってもらえるようにすることが大切です。背景が空模様であることは、飛行機に乗って海外に行くことを連想させます。地球の上の部分が賑やかになっているのは、まさに海外に行って英会話教室で学んだ英語を活かし、日本では経験できない貴重な体験を重ね羽ばたいている姿の比喩です。英語が話せるようになることで、どこにでも飛び立つことが出来るようになり、視野が広がっていくイメージです。
チラシデザインの作成では、文字の大きさ、配置や色なども大切です。どんなに内容が良くても、見づらかったり読みにくかったら、読む気が失せてしまいます。チラシ上部にはオレンジ色の帯の中に教室名のロゴと黒枠白抜き文字の電話番号が記載されていますが、空模様の背景と差別化を図り嫌味なく強調されています。地球の上部と下部にある教室名は大きめの赤い文字で目立たせています。数ある英会話教室の中、この教室名を覚えてもらえるようにしています。
フレンドリーなデザインで、読み手に気軽な印象を与える
教室の特色はタイトルごとに色分けし、一目で大きな特色が3つあることが分かるようになっています。どんなに魅力的な教室でも、途中で通えなくなってしまっては始める意味もなくなってしまうので、まず最初に通いやすさを述べて読者を安心させます。振替が何回でも可能、駅から近くでお財布にやさしい料金設定であるということが分かったうえで、授業の曜日、時間、料金の詳しい情報が知りたくなります。
そして2番目に少人数制の魅力を写真と共に伝えています。授業時間やレベルについては文字で、少人数であることと先生との距離が近く聞きやすいことは写真で分かります。丁寧に教えてもらえそうだしここであれば楽しく続けられるかもと想像してもらえます。3番目に講師がみなネイティブであることを赤い文字で記載しています。3番目の特色でありながら目立つ色を使って主張しています。やはり、ネイティブの発音を聞くのに慣れることと、その発音を真似ることは英会話を学ぶ上で大切になってきますので、ここはしっかり伝える必要があります。
全体を通して、分かりやすく読みやすく興味を持ってもらえるチラシデザインになっています。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
物ではなく、サービスをチラシで魅力的に紹介するのは難しいですよね。
その昔に不動産や住宅サービス関連の広告デザインを、個人的に依頼を受けたことがありますが、その際、非常に頭を悩ませる問題がありました。単に住居をPRすのなら、現物、つまりは物件の画像だけで事は済みます。しかしながら、その企業や支店などの個別の宣伝となると、キャッチコピーやスタッフの画像と会社の外観などの画像程度しかないのが常で、あとはロゴや社名の装飾や罫線、レイアウトの見せ方に頼るというのがよくあるパターンだったと思います。
このチラシでは、レイアウトというよりは画像を主体にその上に、レイヤーで文字を乗せる感じで構成され、やはり主役は外国人が直接英語を教えるといった、この英会話教室のアピールポイントを強めています。つまり、デザインされているのは背景画像と考えてもよいでしょう。円形の地球をイメージした国際色あるイラストに、はめ込みでこの教室の講師像を入れています。つまり、チラシデザインの”主役”は、文字よりもまずこの画像にあるといえるのです。つまり構成・レイアウトの強さよりもイメージが勝るこうしたPR方法は、具体的に体験しないとその効果や感触がわかりにくいサービスや事業には向いている手法の一つなのです。
デザイン的な大きな特徴は、この大きな画像のインパクトが最も強いのですが、実は右下の小さなサムネイルで示した教室の様子を映した画像は、非常に宣伝に効果的だと思います。案外、軽視されがちなことなのですが、こうした体験型に属する語学教室の宣伝というのは、適度に実際の教室風景などを示さないと、見る側の関心を示しにくいことがあります。3つの英会話教室の特徴の文章も簡潔で、非常に好感は持てるので相乗効果としてこの位置にこの画像を配置したのは効果も高いと感じられます。他には、チラシトップの帯のロゴとカラーは欲をいえばもう少し幅があっても構わないと思いますが、色味は淡い背景画像とバランスがマッチしているので、それほど気になりません。しばらく眺めていると、徐々に親近感がわくチラシのデザインだと感じます。
無形サービスの魅力を「一瞬の視覚」で伝えるチラシ設計
上下二層構造が「手に取らせてから読ませる」導線を実現する
英会話教室のような無形サービスでは、商品写真がないためチラシの掴みが弱くなりがちです。このチラシでは上部を賑やかなアイキャッチセクション、下部を落ち着いた情報セクションと明確に二分割し、一枚の中でそれぞれ異なる役割を持たせています。上部ではデフォルメされた地球とネイティブ講師の写真だけで「英会話教室のチラシ」であることが瞬時に伝わる構成で、空模様の背景が海外への飛躍を自然に連想させます。下部は教室の特色や料金体系を整理して読みやすく配置しており、手に取った人が「楽しそう」と感じた後に具体的な検討項目へスムーズに移行できる動線設計です。この上下の役割分担があることで、情報過多にもならず物足りなくもならない絶妙なバランスが実現しています。
3つの特色が「不安解消の順番」に沿って配置されている構成の巧みさ
教室の強みを3つのカラーブロックに分けて提示している構成には、読み手の心理的な不安を段階的に解消していく導線が組み込まれています。最初に「振替可能・駅近・リーズナブルな料金」という通いやすさを示して日常生活との両立に関する懸念を解消し、次に「少人数制」の写真で講師との距離の近さを伝えてレッスンの質に対する安心感を生みます。最後に赤文字で「ネイティブ講師」を強調し、英会話学習の核心となるポイントを印象づけています。この情報の並び順は、読み手の検討プロセス――「通えるか」「質は高いか」「本格的か」――に寄り添ったものであり、色分けによる視覚的な区分が情報の整理をさらに後押ししています。
※掲載のチラシ(フライヤー)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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