自然と地球をテーマにしたぬくもり溢れるCDジャケットデザインです。
CDアルバムのタイトルどおり、「地球」をテーマに優しく淡いタッチでジャケットをデザインしました。
水彩風アートワークの優しさ
演奏するピアニストとバイオリニストの後ろに広がる、生い茂る草や若葉が芽吹く地球。空にはイルカが泳ぎ、花や葉が天に向かって伸びています。これら水彩絵の具で描いたような優しいタッチのイラストは見ているだけで心を和ませ、生命溢れる地球の尊さを感じさせてくれます。
裏面デザインの再生と新緑
ジャケット裏面は、自然再生を象徴的に描いた地球のイラストを大きく配置し、周りに新緑の風を感じるような緑を配しました。
CDレーベルのメッセージ
CDレーベルにはジャケットと同様のイラストを使いながら、アーティストの代わりに自然の色に彩られた人物の横顔を差し入れました。地球と自然と人。当たり前に共存する私たちをふと目線を変えて感じさせてくれるのが音楽の存在です。優しくナチュラルなデザインでアーティストが奏でる音楽のイメージを形にしました。
制作CDジャケットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
絵本のような優しいタッチで親しみやすいジャケットデザイン
水彩タッチで描かれた緑と海の生き物のしなやかな美しさ
自然、エコ、環境保護、というと、エネルギッシュで強いメッセージが先行しがち。ですが、こちらのデザインでは守るべき豊かな自然がほんわかした水彩タッチで描かれています。淡い色でレイアウトされた草花や海の生き物、地球はまるで絵本のよう。優しい音色、心に寄り添う旋律が聴こえてくるようです。ピアニスト、バイオリニストの写真はダークトーンの色がメインですが、クリーム色や優しい色との組み合わせによって重苦しい雰囲気になっていません。
中面はすべての生き物を育む「水」がテーマに
CDにも緑に包まれた地球と生い茂る草、のびのびと泳ぐ海洋生物が描かれています。アーティストの横顔は、マーブルカラーで繊細なニュアンスが感じられるのが素敵ですね。ジャケットの中面にあしらわれたすべての生き物、植物を育む根源的な要素である「水」のテクスチャーは、豊かな気持ちを呼び寄せます。水は、ラヴェルの《水の戯れ》、リストの《エステ荘の噴水》、武満徹《レインツリー》など、音楽の題材として古今東西で親しまれてきました。水のもつゆらぎや透明感、氷、液体、水蒸気と姿を変えるしなやかさが音楽のそれと近く感じられるのかもしれませんね。
※掲載しているCDジャケットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。