淡い色使いがやさしさを伝える介護施設の二つ折りリーフレットデザインです。
淡いイエローをメインカラーに使ったシンプルな表紙デザイン。全ページ通して、紙面の上下にグラデーションを使いあたたかみのある雰囲気を演出しています。
表紙の力 – 施設の顔としての役割
リーフレット表紙は施設の外観写真をメインに使い、手書き感のあるしなやかなフォントをタイトルに採用しシンプルにまとめています。
裏表紙の詳細紹介 – 信頼を築く情報提供
裏表紙では、利用者の快適な暮らしをイメージさせる写真をキャッチに使い、会社概要やグループの事業所を紹介しています。
中面の配色戦略 – 内容の区分けと統一感の両立
リーフレット中面は、サービスの項目ごとにカラーを分け、イメージ写真と共にそれぞれの内容をわかりやすく解説しています。カラーはすべて変えながらも淡いトーンで統一することで、内容の区分けをしながら、紙面全体をやさしく穏やかな雰囲気でまとめています。
介護系のパンフレットに必須な「ほっこり」感を出すポイント
介護系のパンフレットを制作する際にポイントとなるのが「カラーリング」と「見やすさ」です。爽やかな色合いで全体の色合いをまとめると、自然の色合いから優しさやあたたかみが想像できます。
作例の二つ折りパンフレットは、パステルカラーを基調にすることで介護施設のやさしさが伝わるパンフレットに仕上げました。全ページで淡いグラデーションカラーを採用し、施設全体の雰囲気を伝えながら施設案内も読んでもらえるような工夫をしました。
穏やかで優しいイメージをパンフレットから伝えるために、当サービスが意識していることは次の2点です。
- 全体のカラーリングは淡い色を使用する
- ケアプランはパッと見て分かりやすいレイアウトに
介護系のパンフレットに必要な「ほっこり感」が出るデザインにしていくポイントをお話ししていきたいと思います。
パンフレット全体のカラーリングは淡い色を使用する
介護系のパンフレットを制作する場合、テキストを多用するよりも視覚から雰囲気を伝えた方が効果的です。サービスの内容は理解できたとしても、施設がどのような雰囲気かどうかはテキストだけでは伝わりにくいからです。とくに施設を利用する側にとっては、ケアプラン以上に施設の雰囲気が重要な選択要素になるでしょう。
雰囲気を伝えるためには視覚効果や色彩心理を活用して感覚的に訴えることが重要になります。
作例のパンフレットは、淡色のカラーリングをメインにしたシンプルな表紙に仕上げました。柔らかな雰囲気を出すためにタイトルのフォントも手書き感のあるものを使用しています。装飾を少なめにしたシンプルなデザインは、控えめで奥ゆかしいイメージも作り出しています。
また、和の雰囲気を持ち合わせたデザインにすることで、落ち着いた空間で介護を利用できるようなイメージを連想させるように工夫しました。ほっこりとした介護施設らしい空間を感じられるデザインに仕上がりました。
ケアプランはパッと見て分かりやすいレイアウトに
施設案内をパンフレットに盛り込む際は、文書だけで説明するよりも図や色で分けて説明する方が理解されやすいです。サービスの項目をカラーごとに分けたり、写真を載せながら説明を載せたりすることでパンフレット全体が見やすくなり、可読性を高められるでしょう。
作例のパンフレットは、中面でサービスの紹介をしています。サービス内容ごとに色分けをしており、項目ごとに見やすくなるように心がけました。
すっきりとしていて見やすいレイアウトはパンフレットの可読性を高めます。介護施設を決める際に、たくさんの項目を確認しなければいけない利用者や家族が理解しやすい、読みやすいレイアウトになっています。
またパンフレットの上下に単色のグラデーションのラインが入っているのも特徴です。白い余白がたくさんあると、シンプルな分、寂しいイメージをもたせてしまいます。グリーンのラインをいれることで白い背景にやわらかい印象がプラスされ、木漏れ日のようなあたたかさを感じさせるデザインにしました。
制作パンフレットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
ほっこりとした気分をあらわすような淡いカラーが印象的なパンフレットデザイン
和食のおだしのような、穏やかで優しいカラー
建物の写真を大きく配した表紙は、淡いグリーンやクリーム色を合わせて優しい印象に。華美な装飾のないすっきりしたデザインは、控えめで奥ゆかしいイメージです。和食屋さんのようなほっと落ち着ける雰囲気づくりが、介護施設の佇まいを体現しているようですね。施設名も丸みのある落ち着いたフォントで、見る人に安心感を与えてくれます。
写真と淡い色合いの組み合わせで施設内を紹介
パンフレット中面も、グリーンやオレンジ、パープルといった淡いカラーを使って、主張し過ぎない優しいイメージにまとめています。デイサービスや生活支援の具体例、配食サービスなどは具体的にイメージできるよう写真を多く使って紹介。それぞれの見出し色を変えることで、項目がブロックごとに読めるようになっており、視認性や理解しやすさが高められています。パンフレットの表裏の上下に淡いグラデーションの帯がレイアウトされていることで、白い背景が強過ぎずにやわらかく感じられますね。
※掲載しているパンフレットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。