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コンセプトデザイン

デザインにおける”コンセプト”とは


コンセプトデザイン

なんとなく飛び交う「コンセプト」という言葉

何かのデザインを行う場合に、このようなコンセプトを重視しろとか、コンセプトをしっかりと決めてから始めろといったような表現がなされることはよくあるでしょう。そういった言葉が意味することについて、多くの人は何となくのイメージを持ってはいるかもしれませんが、コンセプトという単語が厳密には何を意味しているものなのかについては、あまり良くは分からないという人が少なくないかも知れません。

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デザインにおける”コンセプト”の意味

コンセプトの単語の意味は、一般的には概念とか、基本的な観点や考え方といったようなものです。それがデザインを行う場面で使われる時には、基本的にどのようなデザインの方向性を目指すのか、といった意味合いになるのでしょう。

例えば、何かのデザインを白紙の状態から行おうとする場合に、方向性を全く決めないまま進めることによって、自由度の高い独創的なものが仕上がる場合もあるかも知れません。特に一人だけで行なう場合であれば、方向性を決めないことがプラスに働くこともあり得ます。しかし、例え一人の場合でも、どのようにすれば良いかが全く掴めない状態で仕事を進めるうちに、一貫性のない、クオリティーの低いデザインが出来上がってしまう可能性の方が大きいでしょう。それが複数人で仕事をする場合なら、なおさら方向性の欠如は致命的な問題となり得ます。

やはり、最初からこのようなデザインにしようとある程度きちんと決めておき、全員がその考えを共有するようにしてこそ、一貫性のあるクオリティーの高いデザインが実現出来るのです。

そう考えると、例えばシンプルにといったような、あまりに漠然としたコンセプトを決めても効果的ではないと言えます。最初からあまりにガチガチに固めてしまっては、色々なアイディアが出しにくくなるので問題かも知れませんが、ある程度は具体的に決めておくことが肝心なのです。

デザインのコンセプトを固める事のメリット

そのようコンセプトを決めておくと、どのようなアイディアを出せば良いかが分かりやすくなりますし、色々なアイディアが出た際に取捨選択がしやすくなります。例えば、このような形や色を取り入れれば良いという指針が出来たり、事前に決めておいたものとは方向性が違うということで却下しやすくなったりするといったメリットがあります。また、仕事を発注したクライアントがいる場合には、その人たちに説明する場合に、このようなコンセプトに沿ってデザインを行ったという説明をすることで、より説得力が増すというメリットがあります。

 

コンセプトは「一言で言い切れる」レベルまで研ぎ澄ませて初めて機能する

デザインの「コンセプト」という言葉は便利すぎるがゆえに、曖昧な使い方をされがちです。「自然をテーマにしたコンセプトで」「高級感のあるコンセプトで」。こうした抽象的な表現は、デザイナーごとに解釈が異なるため、制作の方向性が定まりません。

制作の現場で機能するコンセプトとは、「一言で言い切れる具体的な方向性」です。「森の中の静けさ」「都会の夜のきらめき」「手仕事の温もり」。こうした「情景が浮かぶ一言」にまで研ぎ澄ませると、デザイナーは色・フォント・写真の方向性を一貫して判断できるようになります。

ロゴコンセプトの記事で触れた「意味を3つに絞る」のさらに先にある「一言に凝縮する」作業が、コンセプトを実務で機能させるための最終工程です。「このデザインのコンセプトを一言で説明してください」と問われたとき、3秒で答えられるなら、そのコンセプトは十分に明確です。

 

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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

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