展示会で配る名刺は、その展示会に合わせたものであることが理想です。
普段何気なく交換している「名刺」は、使い方次第で力強い営業ツールにもなります。
特に展示会ではたくさんの“顧客候補”に自社の営業担当者の名刺を配ることになるため、いつも以上に展示会で配る名刺にもこだわる必要があります。
「いつも通りの名刺で、なぜ悪いのか?」と疑問に思われる方もいらっしゃるかも知れませんが、展示会の名刺に力を入れることでBtoBのマーケティングに多大な影響を与えることが出来ます!
「いつもの名刺」と「展示会用の名刺」 それぞれの名刺の違いとは?
普段、何気なく交換している「いつもの名刺」は
- 会社名・ロゴ
- 会社の住所
- 会社名の電話番号
- 名刺にかかれている人物の名前
- 肩書、部署
- 携帯電話番号
これらの基本的な情報を相手に伝えるために用いられます。
(会社によっては、名刺を「小さなパンフレット」の形にしている所もありますが)
さて、ココで「いつもの名刺」の目的を整理しておきましょう。
いつもの名刺の目的
- 営業パーソン・会社の名前を覚えてもらうこと
- 顧客が困った時・発注したい時の連絡先に
- 顧客・顧客候補の情報を収集するため
「いつもの名刺」は、端的に言えば“オールマイティー”に使える営業ツールです。
名刺を渡し、営業担当者・自社のことを知ってもらう。連絡したい時に連絡できる連絡ツール。そして、名刺交換することにより、顧客・顧客候補の情報を収集する――というのが、大まかな名刺の目的となります。
では、ココで展示会の目的を整理してみましょう。
展示会の目的
- 新商品を知ってもらう
- 展示会で新たな顧客を集客する
- 展示物に興味がある見込み客の情報を集める
残念ながら展示会では多くの来場者は”展示物”にしか興味がありません。
実際に展示会に行ったことがあるのならお分かり頂けると思いますが、展示物のことは覚えていても会社や話をしてくれた担当者のことは忘れてしまった――という経験ありませんか?
さて、ココで問題です! 展示物にしか興味がない来場者にいつもと同じ名刺を配って効果があるでしょうか?
残念ながら答えは「NO」。来場者が展示物を見て“即決”でもしない限り、名刺を配った営業担当者の顔と名前までは覚えていないもの。
(ライバル会社も同じようにたくさんの名刺を配布しています。その中でありきたりな名刺は埋没してしまいます)
展示物や展示物の名前。……せいぜい展示物を作った「会社名」は覚えいていても、営業担当者のことまでは覚えていません。
そして、だからこそ展示物のイメージに近い展示会用の名刺を配るべきなのです。
展示物に合わせた名刺が優秀な集客ツールになる場合も!
展示会、或いは展示物に合わせた名刺を作るのは、なかなか大変なことかも知れません。
しかし、展示物に合わせた名刺を作ることで、普通の名刺では得られない効果を発揮します!
▼展示会用の名刺の力
- 展示物に合わせたイメージで顧客候補の記憶に残る
- 展示物に合わせたイメージでライバル会社と差別化
- 展示会の広報ツールにイメージを合わせ力強い集客効果を!
展示物とそのイメージに合わせた名刺を作ることによって、名刺は”集客ツール”として機能します。
先にも触れたとおり、展示会に参加する人は展示物にしか興味がありません。
それではその心理を逆手にとって、展示物と同じイメージの名刺を作ったとしたら、どうでしょう?
展示会用の名刺にも、ポスターやパネル、商品カタログで使ったような色使いやフォント、デザインはもちろん、キャッチコピーを用いることで顧客候補の記憶に強烈なインパクトを与えることが出来ます。
展示物のイメージに統一された名刺を手にとった人は「おっ、これはあの展示物の会社の名刺!」「あの時、展示物のことを説明してくれた担当者の方の名刺か」と受け取った名刺に描かれているデザインをきっかけに展示物だけでなく、会社のことや担当者のことを思い出してくれます。
「たかが名刺」と思われるかもしれませんが、展示物と連動さえることにより、名刺は確かな集客ツールとなる。
展示会でせっかく配る名刺をムダにしないためにも、名刺にまでこだわってみませんか?
展示会の名刺がきっかけで低コストで顧客候補の名刺を獲得できる!
展示会では、さまざまな配布物が制作されます……が、果たしてコストと得られる成果が釣り合っているでしょうか?
展示会で「パンフレットは名刺と交換です」と配布物と名刺を交換しなければならない場面に遭遇したことがあることでしょう。
その時に名刺をもらう”コスト”のことを考えたことがありますか?
- ブース:1コマのコスト……50万円~
- コンパニオン:1人あたりのコスト……3万円~
- 名刺:1枚あたりのコスト……10円~
展示会の展示物には、さまざまなコストがかかります。
そんな中で見込みが薄い顧客に対しても同じようにコストのかかる販促物を配っていては割りに合いません。
展示会用の名刺は低コストでだからこそ気軽に配ることが出来る、顧客候補の情報を獲得することが出来るコスパの良い情報収集ツールでもあるのです。
コストが安いからこそ名刺は気軽に使える情報収集ツールです!
展示会の来場者は優秀な顧客候補です。しかし、すべての来場者が顧客候補といは限りません。
優秀な顧客を手に入れるためには、異業種交流会などと同様に“数を配る”ということが重要です。
さすがに見込みが薄い顧客に対して名刺よりもコストのかかる商品カタログを配るのは、コストパフォーマンスの面で考えるとあまりオススメ出来ません。
また、ポスターやパネルで来場者の心を掴んだけれど、商品カタログまではいらない――そんな顧客候補に対しても「名刺」の形であればスムーズに名刺交換が進みます。
さすがに展示会で名刺交換をお願いされて交換しない……という来場者はいないでしょう。
顧客候補としては、あまり期待できない相手ではありますが、それでも顧客情報を収集する手段としては悪くありません。
名刺を交換する相手に限らず、展示会用の名刺には展示物の情報がかかれています。
展示会用の名刺は展示物に興味がなかった「顧客の掘り起こしのためのツール」としても役に立つのです。
つまり展示会用の名刺があることで、
- 低コストで顧客候補の名刺を手に入れることが出来る
- 他社の名刺と明確な差がハッキリする
- 名刺交換の後に展示物の宣伝ができる
- 顧客候補の掘り起こしが可能
4つの効果を発揮することも可能です!
しかも、名刺ならコストが安く、媒体として配りやすいのでコストパフォーマンスに優れています。
「展示物以外にコストはなかなかかけられないけれど……」という方も、名刺ならトータルコストも安いので作りやすい。
展示会用の名刺はコストパフォーマンスに優れた小回りの効く集客ツールなのです!
名刺の集客力を増すより効果的な名刺をお求めなら
「いつもの名刺」と「展示会用の名刺」はご紹介した通り、まったく違います。
そして、展示物のイメージに合わせた名刺を使うことで集客力が増し、新たな顧客・販路獲得につながりやすくなります!
せっかくの展示会。晴れの舞台をムダにしないためにも、コスパ最高の展示会用の名刺を作ってみませんか?
企業名刺のデザイン・作成 について
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