今回のLogoLoungeメンバーへのインタビューでは、ロゴデザインのスペシャリストであるJerron Ames氏をご紹介します。ユタ州のファーミングトンに拠点を置くJerron氏は、ユニークなデザインで知られています。ロゴデザイン、イラストレーション、クリエイティブシンキングを専門とし、数えきれないほどの賞を受賞しています。
この記事は海外のロゴデザインWEBマガジン”LogoLounge“の記事(by Ellen Healy)を翻訳しています。※掲載はLogoLoungeとデザイナーの許諾を得ています。
■少し自己紹介お願いします。ご自身のバックグラウンドと仕事について教えてください。
結婚して3人の子供がいます。長い間、印刷機のオペレーターとして働き、少し遅くグラフィックデザインの仕事に就きました。デザイナーとして様々なビジネスの仕事をした他、フリーランスとしても働いていました。現在OC Tannerでエンブレムデザイナーとしてフルタイムで働きながら、フリーランスもしています。
■グラフィックデザイナーになろうと思ったきっかけは何ですか?
私は幼いころから様々な面で芸術的でクリエイティブでした。そのうち、この才能を芸術的なものに使うだけでは物足りないと感じ、グラフィックデザイン業界について学び、授業を受けました。よりクリエイティブな場所が自分に合っていると思い、ロゴデザインに興味を持ち始めました。
■どんな人や物から最もインスピレーションを受けますか?
LogoLounge、Mother Earth、スターウォーズ、猫、ブリトー、コーヒー、バスで出会った大きなオレンジ色の手袋をはめたホームレスの男性、プログレッシブロック、ヨガパンツ、コメディ、旅行、昼寝の時間。私が気づいたことは、インスピレーションは自分が気づきさえすればどこにでもあるということです。
■夢に見るプロジェクト、もしくはクライアントはありますか?
私のスタイルは様々なので、プロジェクトができればあまりこだわりません。自然やアウトドア、食べ物や飲み物などが関連したビジネスの仕事を楽しむ傾向にあると思います。
夢のクライアントは、予算が実際にあるクライアントですね。
■良いロゴやブランドに必要なものは何ですか?良いグラフィックデザイナーに必要なものは何ですか?
良いロゴやブランドに必要なものについては永遠に話せると思いますが、デザイナーとクライアントの両方が同意し、自分がそのブランドの展開に意欲を持っていれば、良いものになるということがわかりました。
自分がグラフィックデザイナーとしての仕事を本当に好きなら、必ず成功すると思います。
■どのロゴ(複数可)を一番気に入っていますか?そのプロセスについて教えてください。
本当にたくさんのロゴを作ってきたので、特に気に入っているものは思い浮かびません。私が気に入っているロゴはすべてアイデアが自然に湧いてきたものなので、プロセスはあまり必要ではありませんでした。
■自分の仕事の最高な部分と最悪な部分を、個人的な意見で教えてください。
自分の創造力の限界を超えて、その企業を表すのに完璧なロゴデザインを作ることが大好きです。最悪な部分は、それらのロゴはすべてクライアントが選ぶということです。
■デザイナーズ・ブロック(デザイナーが突き当たる壁)をどのように回避していますか?
職場から離れて何か楽しいことをします。私の場合は散歩、ヨガ、瞑想などをすると良いようです。
■これからデザイン業界で始めていく人たちへのアドバイスはありますか?また、何年も業界でやってきた人たちへのアドバイスはありますか?
これから始めていく人たちへのアドバイスは、ロゴデザインコンテストのウェブサイトに参加しないこと、ネットで見つけたロゴをコンテストやポートフォリオに使うために真似しないことです。誠意がなく、違法ですからね。こんな話をしなければならないのはおかしいことですが、本当によくあるんです。デザインの教育を受けて、実際の仕事の経験を積んでください。
業界で何年もやってきた人たちへのアドバイスはありません。尊敬しています。
■個人的な将来の目標はありますか?
仕事を減らして旅行を増やして、そのうちリタイアして芸術的なことだけに専念したいです。
designer : Jerron Ames
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