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私がグラフィックデザイナーになるまで


howto

カナダで活躍しているグラフィックデザイナー Brent Batesさんの動画を、許可いただき翻訳させていただきました。タイトルは「私はどうやってグラフィックデザイナーになったのか」です。これからデザイナーを目指す方には参考になるかもしれませんね。

以下、動画の翻訳内容になります。※記事掲載はデザイナーに許諾を得ています。(Thank you Brent !!)

デザインスクール時代

はじめは自分が本当にグラフィックデザイナーになりたいかどうか、あまり分かりませんでした。

私はDavid ChoeやShaun Tanなどを見ながら育ったので、イラストレーターか画家になりたかったのです。イラストレーションや絵は時間がとてもかかる上に稼ぎもよくなく、グラフィックデザインなら仕事も稼ぎも安定しているという先入観がありました。だから念のため、デザインスクールに出願したんです。デザインスクールでは、自分の10倍もすごい人達に囲まれていたので、とても努力する必要がありましたが、それでも追いつけませんでした。

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もしかしたら、グラフィックデザイナーはものすごく努力したってなれないんじゃないかと、その時は思っていました。デザインスクールを出てから、2年くらいフリーランスとしてPOPULISTやABCランゲージ・ソリューションズで働きました。

ポートフォリオの制作・面接

それから、とても小さいポートフォリオ(作品集)を作って2つの仕事に応募しました。従業員が5〜6人ほどの小さなデザイン事務所と、大きなマーケティング企業でした。どちらとも面接をしたんです。

最初の面接は小さなデザイン事務所との面接でした。とてもいい感じで、カジュアルな会話に発展していました。事前にポートフォリオのコピーを送っていて、面接時にも原本を持っていましたが、この雰囲気ならそこまで自分を売り込まなくてもいいと感じたんです。結局、ポートフォリオについて話さないまま面接が終わりました。面接が終わって帰るとき、そのデザイン事務所で働く自分を想像していました。どうやって職場に行くのか、とか・・。でもその夜、そのデザイン事務所からメールが来て、「ウェブデザイナーを雇う事にした」と言われたんです。とてもショックでした。

だから、大きなマーケティング企業との面接の時はとても緊張していました。まるで5つの面接が組合わさったような形でした。人事部・マーケティングコーディネーター・マーケティングマネージャー・スケジュールコーディネーター・ブランディングコーディネーターがいて、なんだかとても場違いな気がしました。1対1の面接の方が得意だと思ったので、面接はいい結果ではないと思いました。

面接中、ポートフォリオを回して、皆さんに見てもらいました。前回の面接から何か学んだような気がして、自分を売り込まなければと思ったんです。でも、この面接の出来は最悪でした。この面接はただの自分の経験で、雇ってはもらえないだろうと思っていましたね。せめて自分らしくいようと思いました。

そしたら次の日、そのマーケティング企業からメールが来て、「インデザインでポスターをデザインできるか?」と聞かれました。仕様書をもらって、1週間くらいでやってくれと言われましたね。

もうそれは全身全霊を注ぎましたよ。

2時間くらい費やせばいいそのポスターに、1日12時間くらいかけて作業していました。

そして提出した次の日、採用の連絡が来たんです。仕事に応募できるくらいの能力を得るまでとても努力したし、その仕事に採用されるには更に努力をしなければなりませんでした。

自分がお金を払ってもらってこの仕事をしているなんて未だに信じられません。だから、とても努力してこの仕事をしています。

これが、私がグラフィックデザイナーになるまでの物語です。

 

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