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フリーランスのデザイナーになるには

仕事を辞めてフリーランスになる?やめた方がいい?


フリーランスのデザイナーになるには

今回もイスラエルを拠点に活動するデザイナー Ran Segall さんの動画を、許可いただき翻訳させていただきました。動画のタイトルは「How To Quit Your Job & Freelance (仕事をやめてフリーランスになるには)」です。とても建設的な内容で、真面目に回答されています。僕自身も本当にその通りだと思いました。これからデザイナーとしてフリーになろうと思っている方、現在フリーランスの人、また今は学生でもいつかフリーになりたい方、是非ご覧ください。※記事掲載はデザイナーに許諾を得ています。(Thank you Ran !!)

以下翻訳内容です。

フリーランスのデザイナーになりたい?

もしあなたがフリーランスに転身することを考えているなら・・・

やめといた方がいい!!

・・・っていうのは冗談で、フリーランスはすごくいいことだけど、正しい理由と方向性があっての話です。私の周りの若いデザイナー達は、間違った理由でフリーになろうとしています。例えば、上司が嫌いだからフリーになろうという考えは間違っています。それならもっと良い上司のいる仕事に転職すればいいのです。単純に、フリーランスに転身すれば上手くいくだろうという考えも間違いです。

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今日は、アドバイスとして、私の経験と周りの友達を見ていて思った事、他の成功しているフリーランサーから学んだ事を話したいと思います。

 

さて、私はこれからクライアントと今週の仕事についての打ち合わせをしに行きます。

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〜打ち合わせ後〜

あなたがフリーランスになりたいと思うのはとても良いことですよ。フリーランスはとても良いことですが、いくつか理解しておかなければなりません。フリーランスとして働く事は、「会社に勤めることより良い」のではなく、違った方向性なのです。

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それぞれに長所と短所があり、あなたにどんな仕事が合っているのかを理解しなければなりません。個人的に、私は会社勤めにあまり向いていません。上司部下という関係性が合わないからです。誰かに何かをしろと言われるととてもイライラするんです。私の場合はね。

それと、私は会社に勤めると仕事が進みません。自分の時間があって、昼寝できるのはとても私にとって重要なことですので、会社に勤めることはあまり効率性がよくありませんでした。だから、私には自宅で仕事をするフリーランスが合っていると思います。でも、あなたはあなたに何が合っているのかを考えなければいけません。

自分の仕事が好きではない人たちもいるけれど、それはフリーランスになれば解決されるわけではありません。フリーに転身すると、経理や取引などの他の仕事も一緒についてきます。こういった事が好きな人には楽しくてやりがいがありますが、そうでなければ苦戦してしまうでしょう。

 

独立したい人へ2つのアドバイス

私が出来るベストなアドバイスは、
会社を辞める前に今から言う2つのことは押さえておいてほしい。

1.お金に余裕を持とう

1つ目は、お金です。3〜6ヶ月の間クライアントが見つからなくても大丈夫なくらいの資金を常に持っておきましょう。これは私が2年前に始めた事ですが、もしクライアントが突然居なくなってしまって収入が無くなっても3〜6ヶ月の間大丈夫なように「緊急用資金」をいつも貯めています。これのおかげで、常にリラックスして仕事やクライアント選びができています。

突然フリーランスに転身してしまう人は、お金に余裕がありません。お金に余裕がないと、引き受けたくないクライアントを引き受けるはめになりますし、自分の仕事を低く見積もってしまいます。お金に余裕がないために、本来交渉すべき値段で交渉するとプロジェクトが貰えないのではないかと思ってしまうからです。お金に困っていなければ、自分が本当にしたい自分に合ったプロジェクトを選ぶことができますし、満足できる料金で取引ができます。

2.クライアントの確保

2つ目は、クライアントを確保しておくことです。私が知っている素晴らしいフリーランサーは、最初からフリーではありませんでした。会社に勤めながら、フリーランスの仕事を夜と週末にやっていて、徐々にクライアントを確保していったのです。もうそのクライアント達と関係を築いていましたから、会社を辞めたときも、次の仕事があったのです。これも、無駄なストレスでダメなクライアントと取引をしたり間違ったブランドイメージを作ったりする事がないようにするためです。

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お金もあって、次のクライアントも確保できていたら、フリーランスに転身する準備ができていますよ。

 

何を学ぶか、誰と仕事をするか

最後に一つだけ。

どのようにして学ぶか、どのような人達と一緒に仕事をするかを考える時についてです。
フリーランスになってからも学んだりすることはもちろん不可能ではないですが、会社に勤めるのと比べて難しいです。周りに他のデザイナー達がいれば、スキルを学んだり経験のある人達から学ぶことがずっと簡単になります。フリーランサーとして自宅でインターネットから学ぶ事はもちろん可能ですし、私も試した事がありますが、やはり会社勤めの方が周りの人から学ぶのが簡単です。

何が自分に合っているかを知るためには、まず企業やスタジオやオフィスで仕事をして、それから十分なスキルと準備がある時にフリーランスに転身するのがいいですよ。

 

このビデオを見てる人は、私がフリーランスについての悪い事しか言っていないから、フリーランスに転身したくないと思うかもしれません。でも、私のビデオを見ている人は、私が最高のライフスタイルを送っている事を知っているでしょう。

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好きな事ができるし、旅行も、公園に行く事も、昼寝もできるし、妻と息子と時間を過ごせるように自分の時間を管理しています。

だからフリーランスは素晴らしい時もあるのですよ。

もう私は会社勤めはできないと思います。でも、あなたに伝えたいのは、正しい方法でフリーランスに転身すること。フルタイムで働いている時に始めて、それが自分に合っているかを考えて、お金を貯めて、クライアントを確保しましょう。いきなりフリーになって痛い目を見るのはやめましょう。私の友達でも多かったです。とにかく、良い日を過ごしてください!また次回!

 

フリーランス独立前に試すべきは「副業で年収の1/4を稼げるか」

「フリーランスになる前に試しておくべき準備」として最も実用的なのは、「現在の年収の1/4〜1/3程度を、副業(本業以外の時間)で稼げるかどうか」を試してみることです。

この指標が重要な理由は、独立後の収入の安定性を予測する手がかりになるからです。副業で年収の1/4を稼げるということは、本業の仕事量がなくなっても、「少なくともこの顧客からこの金額は継続的に入る」という実績があるということ。独立後はこの基盤から仕事を広げていけます。

逆に、副業で1円も稼げていない状態で独立すると、収入ゼロからの営業活動を始めることになり、精神的なプレッシャーが大きくなります。「6ヶ月分の生活費の確保」と合わせて、独立前の準備として「副業での実績」は重要な判断材料です。

 

独立前に準備すべきチェックリスト

資金面

  • [ ] 生活費6ヶ月分以上の貯金(最低200万円が目安)
  • [ ] クレジットカードを会社員のうちに作成(フリーランスは審査が通りにくい)
  • [ ] 住宅ローンや賃貸契約は会社員のうちに済ませる

仕事面

  • [ ] 副業またはクラウドソーシングで月5万円以上の収入実績
  • [ ] 独立後にすぐ仕事を依頼してくれるクライアントが2〜3社ある
  • [ ] ポートフォリオサイトが公開済み
  • [ ] 請求書・契約書のテンプレートが準備済み

スキル面

  • [ ] 本業のデザインスキルで月20万円以上稼げる見込みがある
  • [ ] 営業・見積もり・請求のプロセスを理解している
  • [ ] 確定申告の基本を理解している(または税理士の当てがある)

 

会社員 vs フリーランス 手取り比較

項目 会社員(年収500万円の場合) フリーランス(売上500万円の場合)
社会保険料 約70万円(会社が半額負担) 約80万円(全額自己負担)
所得税+住民税 約35万円 約25万円(経費計上により)
経費 なし(会社負担) 約100万円(PC、ソフト、通信費等)
手取りの目安 約395万円 約295万円

つまり…

フリーランスで会社員時代と同じ手取りを得るには、売上ベースで1.3〜1.5倍の収入が必要です。年収500万円の会社員なら、フリーランスでは年間650〜750万円の売上を目指しましょう。

 

段階的に独立する3つのステップ

ステップ 期間 行動 判断基準
1. 副業期 6ヶ月〜1年 会社員を続けながら副業でデザイン案件を受注 月5万円以上を安定して稼げるか
2. 移行期 3〜6ヶ月 副業収入が本業の50%を超えたら独立を具体的に計画 クライアントが3社以上いるか
3. 独立期 退職して本格的にフリーランスとして活動 月の売上が生活費+社会保険料+税金を上回るか

 

フリーランスに向いている人・向いていない人

向いている人 向いていない人
自己管理ができる 締め切りを守るのが苦手
孤独に強い 人と一緒にいないと不安
営業活動を苦に感じない 営業が苦手
不確定な収入に耐えられる 毎月安定した収入がないと不安
学び続ける意欲がある 決まったルーティンが好き
確定申告・事務作業もやれる 事務作業が極端に嫌い

 

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この記事について

執筆: ASOBOAD編集部

デザインの潮流や作例調査をもとに記事制作・編集を行っています。

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