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チラシの失敗

やってはいけないチラシデザイン5つのミス〜効果を半減させないために


チラシの失敗

お店のキャンペーン告知、イベントの案内、サービスの紹介… チラシは、今も昔もパワフルな情報伝達ツールですよね。手軽に始められる一方で、「一生懸命作ったのに、全然反応がない…」「時間もコストもかけたのに、効果が出ない…」なんて悩みを抱えている方も少なくないのではないでしょうか?

もしかしたら、その原因はチラシのデザインにあるのかもしれません。せっかくの素晴らしい情報も、デザインで損をしてしまってはもったいない! そこで今回は、チラシの効果を半減させてしまう「やってはいけないデザインのミス」を5つピックアップしてご紹介します。

「あ、これやっちゃってたかも…」と思い当たるフシがないか、ぜひチェックしてみてくださいね!

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【ミス1】情報詰め込みすぎ!「伝えたい」が伝わらないカオス状態

「あれも伝えたい、これも載せたい!」

その熱意、素晴らしいです! でも、ちょっと待ってください。チラシに情報を詰め込みすぎていませんか?

なぜダメなの?

人間が一瞬で処理できる情報量には限界があります。情報が多すぎると、読者は「読むのが面倒くさい」「結局何が言いたいのかわからない」と感じてしまい、せっかく手に取ってもらっても、すぐにゴミ箱行き…なんてことになりかねません。

どうすればいいの?

  • 目的を一つに絞る:そのチラシで一番伝えたいこと、読者にとってほしい行動(例: 来店、問い合わせ、ウェブサイトへのアクセス)を明確にしましょう。
  • 情報を厳選する:目的達成に必要な情報だけを選び抜きます。「なくても伝わる情報」は思い切って削る勇気も大切です。
  • 余白を意識する:文字や写真でギチギチに埋めるのではなく、適度な余白(ホワイトスペース)を作りましょう。余白は情報を整理し、重要な部分を目立たせる効果があります。スッキリと洗練された印象にもなりますよ。

ポイント:「全部伝えたい」気持ちをぐっとこらえて、「これだけは絶対に伝えたい!」という核心部分を際立たせることを意識しましょう。

 

【ミス2】読みにくい文字! デザイン重視で「読ませる」を忘れてる

おしゃれなフォント、カラフルな文字色… デザインに凝るのは良いことですが、それが読みにくさにつながっていては本末転倒です。

なぜダメなの?

チラシの基本は「読んでもらう」こと。文字が小さすぎる、背景とのコントラストが低くて見えづらい、装飾的なフォントで読みにくい… これらは読者のストレスとなり、読む気を削いでしまいます。特に、ターゲット層によっては(例えばご年配の方など)、文字の読みやすさは非常に重要です。

どうすればいいの?

  • 適切なフォントサイズ:メインとなる情報は、ある程度の大きさが必要です。ターゲット層に合わせて調整しましょう。迷ったら、少し大きめにするのがおすすめです。
  • 読みやすいフォントを選ぶ:個性的すぎるフォントや、細すぎるフォントは本文には不向きです。ゴシック体や明朝体など、可読性の高い基本的なフォントを選びましょう。使うフォントの種類も、多くても2〜3種類に絞ると、全体的にまとまりが出ます。
  • 十分なコントラスト:背景色と文字色の組み合わせに注意しましょう。淡い色の背景に白い文字、濃い色の背景に黒い文字などは読みにくさの原因です。はっきりとした色の差(コントラスト)を意識してください。

ポイント:デザイン性だけでなく、「読者にとってストレスなく読めるか?」という視点を常に持ちましょう。

 

【ミス3】目的が不明確!「で、結局どうすればいいの?」

素敵なデザイン、魅力的なキャッチコピー。でも、「このチラシを見て、読者にどうしてほしいのか」が明確に示されていないケース、意外と多いんです。

なぜダメなの?

チラシを見た人が「へぇ、面白そうだな」と思っても、次に取るべきアクション(行動)が分からなければ、そこで終わってしまいます。せっかく興味を持ってもらえたのに、具体的な行動につながらなければ、チラシの効果は半減です。

どうすればいいの?

  • 行動喚起 (CTA) を明確に:「詳しくはこちら!」「お電話ください!」「ご予約はこちら」「〇〇で検索!」など、読者にとってほしい行動を具体的に、わかりやすく記載しましょう。
  • CTAを目立たせる:行動喚起のフレーズは、他の情報よりも目立つようにデザインしましょう。ボタンのようなデザインにする、枠で囲む、色を変えるなどの工夫が有効です。
  • 連絡先は分かりやすく:電話番号、住所、ウェブサイトURL、QRコードなどの連絡先やアクセス情報は、すぐに見つけられる場所に、正確に記載しましょう。

ポイント:読者が迷わず次のステップに進めるように、親切に道筋を示してあげることが大切です。「チラシを読んだ後、どう動けばいいか」を具体的にイメージさせることを意識しましょう。

 

【ミス4】デザインの統一感がない! チグハグで素人っぽい印象に

使われている色が多い、フォントの種類がバラバラ、写真のテイストも一貫性がない… こんなチラシ、見たことありませんか?

なぜダメなの?

デザインに統一感がないと、全体的にまとまりがなく、雑然とした印象を与えてしまいます。それは「素人っぽい」「安っぽい」というイメージにつながり、ひいては提供するサービスや商品、お店自体の信頼性を損なう可能性もあります。

どうすればいいの?

  • 使用する色を絞る: ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3色程度に絞ると、まとまりのある洗練された印象になります。自社のブランドカラーがあれば、それを活用しましょう。
  • フォントの種類を限定する:前述の通り、使用するフォントは2〜3種類までにしましょう。見出し用、本文用など、役割を決めて使い分けると効果的です。
  • 写真やイラストのテイストを合わせる:使用する写真やイラストの雰囲気(例: 明るい、シック、手書き風など)を統一しましょう。フリー素材等を使う場合も、テイストが近いものを選ぶように心がけてください。

ポイント:全体を通して一貫した「世界観」を作ることを意識しましょう。統一感のあるデザインは、プロフェッショナルな印象を与え、信頼感を高めます。

 

【ミス5】ターゲットが意識されていない!「誰に届けたい?」が抜け落ちている

「とにかく目立てばいい」「自分の好きなデザインで作ろう」… もし、そんな考えでチラシを作っているとしたら、要注意です。

なぜダメなの?

チラシは、特定の誰か(ターゲット)に情報を届け、行動を促すためのツールです。ターゲットが誰なのかを意識せずに作られたチラシは、たとえデザインがおしゃれでも、肝心のターゲットの心には響きません。結果として、誰にも刺さらない、効果の薄いチラシになってしまいます。

どうすればいいの?

  • ターゲットを明確にする:どんな人に情報を届けたいのか(年齢、性別、興味関心、ライフスタイル、抱えている悩みなど)を具体的にイメージしましょう。
  • ターゲットに響くデザイン・言葉を選ぶ
    • デザイン:若者向けならポップでカラフルに、シニア向けなら文字を大きく落ち着いた色合いに、などターゲットに合わせてデザインのテイストを調整します。
    • 言葉遣い:キャッチコピーや説明文も、ターゲットが普段使っている言葉や、共感しやすい表現を選びましょう。
    • 写真・イラスト:ターゲットが自分ごととして捉えられるような人物像やシチュエーションの写真・イラストを選びます。

 

まとめ – デザインの力で、チラシの効果を最大化しよう!

今回は、チラシ作成で陥りがちな5つのデザインミスとその対策についてお話ししました。

  • 情報詰め込みすぎ → 目的を絞り、情報を厳選、余白を活かす
  • 読みにくい文字 → 適切なフォントサイズ・種類、十分なコントラスト
  • 目的が不明確 → 明確なCTA(行動喚起)を目立たせる
  • デザインの統一感がない → 色・フォント・素材のテイストを揃える
  • ターゲットが意識されていない → ターゲットを明確にし、響くデザイン・言葉を選ぶ

これらのミスを避けるだけで、あなたのチラシは格段に「伝わる」ものになり、期待する効果に繋がりやすくなります。デザインは単なる飾りではありません。情報を効果的に伝え、人の心を動かすための重要なコミュニケーション手段です。

もちろん、完璧なデザインを目指す必要はありません。まずは今回ご紹介したポイントを意識して、「読者の視点」に立ったチラシ作りを心がけてみてください。

あなたのチラシが、たくさんの人に届き、素晴らしい成果につながることを応援しています!

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