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【保存版】印刷発注ボタンを押す前に!後悔しないチラシデザイン最終チェックリスト10選


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皆さんは、お店のキャンペーンやイベント告知のためにチラシを作ること、ありますか?

せっかく時間と費用をかけて作るチラシですから、「たくさんの人に見てほしい!」「ちゃんと効果が出てほしい!」と思いますよね。デザイン案が完成して、「よし、これで印刷だ!」と意気揚々と思ったその瞬間。…ちょっと待ってください!

その「印刷発注ボタン」、押す前に最終確認しませんか?

「え、もうデザインは完成したんだけど…」
「デザイナーさんに任せているから大丈夫だよ」

そう思った方も、ぜひ一度立ち止まってこの記事を読んでみてください。どんなに素晴らしいデザインでも、印刷前のちょっとしたチェック漏れが、チラシの効果を半減させてしまったり、最悪の場合、刷り直し…なんていう悲劇を招くことも少なくありません。

今回は、そんな「うっかりミス」や「効果半減」を防ぐために、印刷前に必ず確認してほしい「効果的なチラシデザインのチェックリスト10項目」をまとめました。デザイナーさんはもちろん、ご自身でチラシを作成される方、発注担当の方にも役立つ内容になっています。ぜひ、あなたのチラシが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、一緒に最終チェックをしていきましょう!

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なぜ印刷前のチェックがそんなに重要なのか?

本題に入る前に、少しだけ「なぜチェックが重要か」についてお話しさせてください。理由は大きく3つあります。

  • コストと時間の浪費を防ぐため: 誤字や情報の誤りがあった場合、刷り直しには追加の費用と時間がかかります。これは大きな損失ですよね。
  • チラシの効果を最大化するため: どんなに綺麗なデザインでも、情報が分かりにくかったり、読者が行動に移しにくかったりすれば、効果は期待できません。チェックを通じて、より「伝わる」「動かす」チラシに仕上げることができます。
  • ブランドイメージを守るため: チラシは、お店や会社の「顔」でもあります。誤字脱字が多い、情報が古いといったことがあると、それだけで信頼を損ねてしまう可能性があります。

たかがチェック、されどチェック。この一手間が、あなたのビジネスを守り、育てることに繋がります。それでは、具体的なチェックリストを見ていきましょう。

 

1. 目的は明確ですか? その目的、デザインで表現できていますか?

チェックポイント: このチラシで「誰に」「何を伝え」「どうなってほしいのか」が一目でわかりますか?

解説: まず、チラシを作る「目的」を再確認しましょう。「新商品の認知度アップ」「セールへの集客」「イベントへの参加促進」など、目的によって伝えるべき情報やデザインのトーンは変わってきます。例えば、認知度アップならインパクト重視、集客ならお得感や限定感を前面に押し出す、といった具合です。デザイン全体が、その目的に沿ったものになっているか、冷静に見直してみましょう。目的がブレていると、読者にも何が言いたいのか伝わりません。

 

2. ターゲットに響くデザイン・言葉になっていますか?

チェックポイント: 設定したターゲット層(年齢、性別、興味など)が好みそうなデザインテイスト、言葉遣いになっていますか?

解説: チラシは、不特定多数に配るようでいても、やはり「届けたい相手」がいるはずです。そのターゲット層に「お、これは自分向けの情報かも」と思ってもらえなければ、手に取ってもらえたとしても、すぐにゴミ箱行きになってしまうかもしれません。若者向けならポップで動きのあるデザイン、シニア向けなら文字が大きく落ち着いたデザイン…といった配慮は基本です。専門用語を使いすぎていないか、逆に砕けすぎていないか、言葉遣いもターゲットに合わせて調整しましょう。

 

3. キャッチコピーは魅力的で、一瞬で内容が伝わりますか?

チェックポイント: チラシの中で最も目立たせたい「売り」や「メリット」が、短く、分かりやすく、魅力的な言葉で表現されていますか?

解説: 人がチラシに注目する時間は、ほんの数秒と言われています。その短い時間で「おっ」と思わせるのがキャッチコピーの役割です。長々とした説明ではなく、読者の心に刺さるような、簡潔でインパクトのある言葉を選びましょう。「〇〇が半額!」「今だけの限定〇〇」「〇〇で悩んでいませんか?」など、読者が自分事として捉えられるような言葉が良いですね。一番伝えたいことが、一番最初に目に飛び込んでくるか確認してください。

 

4. 必要な情報(5W1H)は過不足なく、分かりやすく記載されていますか?

チェックポイント: いつ(When)・どこで(Where)・誰が(Who)・何を(What)・なぜ(Why)・どのように(How) の情報が、必要なレベルで、正確に、分かりやすく記載されていますか?

解説: イベント告知なら日時と場所、セールなら期間と対象商品、店舗紹介なら営業時間や定休日など、読者が行動するために「最低限必要な情報」が漏れなく記載されているか確認しましょう。特に、日付、曜日、時間、金額、電話番号などの数字情報は、間違いやすいポイントです。桁数や単位なども含めて、念入りにチェックしてください。情報が多すぎる場合は、優先順位をつけて、重要度の低い情報はWebサイトへ誘導するなど、整理することも大切です。

 

5. 行動を促す「呼び水(CTA)」は明確で、ハードルが低く設定されていますか?

チェックポイント: チラシを見た人に「次に何をしてほしいか」が明確に示されていますか? その行動は簡単に起こせますか?

解説: CTA(Call to Action:行動喚起)は、チラシの効果を左右する重要な要素です。「詳しくはこちら!」「お電話ください!」「クーポン持参でご来店ください!」「Webで予約!」など、具体的な行動を促す言葉を入れましょう。そして、その行動が簡単にできるように、電話番号は大きく記載する、QRコードを載せてWebサイトにすぐアクセスできるようにする、地図を分かりやすく載せるなどの工夫が必要です。行動へのハードルをできるだけ下げてあげることが、コンバージョン(成果)に繋がります。

 

6. デザインは魅力的で、ブランドイメージと合っていますか?

チェックポイント: 全体的なデザインは、ごちゃごちゃしておらず、洗練されていますか? 使用している色やフォント、写真のテイストは、お店や会社のブランドイメージと一貫性がありますか?

解説: 人は見た目の印象で、そのチラシを読むかどうか、お店やサービスに興味を持つかどうかを判断します。情報が整理されておらず、ごちゃごちゃしたデザインは、それだけで読む気を失わせてしまいます。写真やイラストの質は適切か、配色はチカチカしないか、余白は効果的に使われているかなどをチェックしましょう。また、お店や会社のロゴの色や、普段Webサイトなどで使っている雰囲気を踏襲することで、ブランドイメージの一貫性を保ち、信頼感を高めることができます。

 

7. 文字のサイズ、フォント、行間は読みやすいですか?

チェックポイント: 小さすぎる文字はありませんか? 読みづらい特殊なフォントを使いすぎていませんか? 行間や文字間が詰まりすぎて読みにくくなっていませんか?

解説: デザイン性を重視するあまり、文字が小さすぎたり、読みにくいフォントを選んでしまったりすることがあります。特に、ターゲット層が高齢者の場合は、文字サイズには十分な配慮が必要です。実際に印刷するサイズでプリントアウトしてみて、少し離れた場所からでも読めるか確認するのも良い方法です。読みやすいゴシック体や明朝体を基本にし、強調したい部分でデザインフォントを効果的に使うのがおすすめです。行間や文字間も適切に設定することで、格段に読みやすさが向上します。

 

8. 連絡先、地図、QRコードなどは正確で分かりやすいですか?

チェックポイント: 電話番号、住所、メールアドレス、WebサイトURL、SNSアカウント名などに間違いはありませんか? 地図は簡略化されすぎて分かりにくくなっていませんか? QRコードは正しく読み込めますか?

解説: せっかく興味を持ってもらえても、連絡先が間違っていたり、場所が分からなければ、お客様は行動できません。特に電話番号や住所は、一文字違うだけで致命的です。何度も確認しましょう。地図は、目印となる建物や最寄り駅からのルートを分かりやすく示すことが重要です。QRコードは、実際にスマホで読み取れるか、リンク先のURLが正しいか、必ずテストしてください。

 

9. 誤字脱字、情報の誤りはありませんか?(最重要!)

チェックポイント: 文章中の誤字脱字、言葉の誤用、日付や金額、商品名などの情報の誤りはありませんか?

解説: これまで挙げてきたチェック項目の中でも、特に致命的なミスに繋がりやすいのが、この誤字脱字や情報の誤りです。どんなに素晴らしいデザインでも、たった一つの誤字がチラシ全体の信頼性を損ないます。自分だけでチェックすると見落としがちなので、可能であれば、他の人にも読んでもらい、ダブルチェック、トリプルチェックを徹底しましょう。声に出して読んでみると、不自然な言い回しや間違いに気づきやすくなります。特に、キャンペーン期間や価格などの重要情報は、指差し確認するくらいの気持ちでチェックしてください。

 

 10. 印刷データの仕様(解像度、カラーモード、塗り足し)は大丈夫ですか?

チェックポイント: 写真やロゴの解像度は十分ですか?  印刷に必要な「塗り足し」は設定されていますか?

解説: これは少し専門的な内容になりますが、印刷会社に入稿するデータを作成する上で非常に重要です。

  • 解像度: Web用の画像をそのまま使うと、印刷時に粗くガビガビになってしまいます。印刷に適した高解像度のデータを用意しましょう。
  • 塗り足し: チラシの端まで色や写真があるデザインの場合、断裁時のズレを考慮して、仕上がりサイズよりも外側に3mm程度の「塗り足し」が必要です。これが無いと、端に白いフチが出てしまうことがあります。

これらの仕様は、利用する印刷会社のWebサイトなどに詳しく書かれていることが多いので、入稿前に必ず確認し、データが指示通りに作られているかチェックしましょう。不明な点は、事前に印刷会社に問い合わせるのが確実です。

 

チェックリストを終えたら…最終確認のポイント

10項目のチェック、お疲れ様でした!最後に、さらにチラシの効果を高めるための、ちょっとした追加の視点もご紹介します。

  • 第三者の目でチェックしてもらう: 自分では完璧だと思っていても、他の人が見ると「ここ分かりにくいね」「この表現はちょっと…」といった発見があるものです。同僚や友人、家族など、先入観のない人に見てもらうことを強くおすすめします。
  • 一度、時間をおいて見直す: 作成直後は、自分のデザインや文章に愛着が湧いてしまい、客観的に見られないことがあります。一晩寝かせるなど、少し時間を置いてから改めて見直すと、冷静な目で改善点が見えてくることがあります。
  • 実際に印刷(試し刷り)してみる: 可能であれば、本番の印刷前に、プリンターで試し刷りしてみましょう。PCの画面上で見るのと、実際に紙に印刷されたものでは、色味や文字の大きさ、全体の印象が異なる場合があります。

 

まとめ – 自信を持って「印刷発注ボタン」を押すために

今回は、印刷前に確認すべきチラシデザインのチェックリスト10項目をご紹介しました。

  • 目的の明確化と表現
  • ターゲットへの訴求力
  • 魅力的なキャッチコピー
  • 必要情報(5W1H)の網羅性と分かりやすさ
  • 明確で簡単なCTA(行動喚起)
  • 魅力とブランドイメージとの整合性
  • 文字の読みやすさ
  • 連絡先・地図・QRコード等の正確性
  • 誤字脱字・情報誤りの撲滅(最重要)
  • 印刷データの仕様確認

これらの項目を一つひとつ丁寧にチェックすることで、「しまった!」という後悔を防ぎ、チラシの効果を最大限に引き出すことができます。

チラシ作りは、情報をただ載せるだけでなく、読者の心に響かせ、行動へと繋げるためのコミュニケーションデザインです。このチェックリストが、あなたのチラシ作りのお役に立てれば、これほど嬉しいことはありません。

さあ、最終チェックを終えたら、自信を持って「印刷発注ボタン」を押してくださいね! あなたのチラシが、たくさんの人に届き、素晴らしい成果に繋がることを応援しています!

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