古き良き新聞をイメージして作成しました。
多くの家庭で読まれていた時代の新聞をイメージして、どこか懐かしい社内報を作成しました。
ノスタルジーを演出する文字選び
フォントは記事(トピック)ごとにふさわしいものをチョイスしています。新聞らしいレイアウトにするコツは、トップに白黒反転の見出しをもってくること、縦書きと横書きをあえて混在させることの2つです。通常の読み物は、縦書き、横書きを混在させないのが暗黙のルールですが、新聞風に構成するためには縦・横を適度に混ぜて記事を構成するのがカギとなります。
視線を引きつける紙面のポイント
写真がモノクロでも寂しい印象にならないよう、見出し文字は大きめのサイズにして、「!」を用いるなどパワーを感じる表現を随所に盛り込んでいます。写真を用いる時も、人物の形に切り抜いたり、丸いフレームで囲ったりと変化をつけました。こちらはサンプルのためより新聞に近いモノクロで作成しましたが、同じような新聞風のレイアウトでも、カラーにするとかなり異なる印象に仕上がります。
レイアウト全体をひと目で把握できるデザイン
モノクロを基調にしながらも要素が詰め込み過ぎにならないように配置を工夫した社内報です。見出しと写真、社員紹介などのトピックがブロックごとに整理されており、複数の情報が同時に入ってきても読みやすい印象を与えます。
配置された写真とテキストのバランス
人物写真や施設のイメージカットなど、適度に余白を取りながら記事を配置することで、紙面全体にリズムが生まれています。テキスト部分は、細かい情報をしっかり伝える一方で、写真のサイズや位置をうまく変化させることでメリハリを演出しているのが特徴的です。
見出しとフレームの活用
見出しには太めの文字を使い、背景を一部反転させるなど、強弱をはっきりとつけた仕上がりになっています。モノクロでも見出しが埋もれず、各記事へスムーズに導いてくれます。四角形だけでなく丸いフレームや切り抜きを組み合わせることで、単調になりがちな色調でも十分なアクセントを生み出しています。
社内情報を引き立たせる紙面の雰囲気
経営方針や社内のイベント報告など、本来の情報をしっかりと読ませるために、見出しの配置や文字サイズが計算されているのもポイントです。レイアウト自体の雰囲気が自然に読者の関心を引き寄せ、内容に集中しやすい紙面構成になっています。
制作社内報デザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
レトロな楽しさ満載の社内報デザインですね。
フォントや段組の細かい工夫が光るリアリティ
実際にあった過去の新聞のようにリアルな社内報。自分が載ったら嬉しくなってしまいそうなデザインです。白黒を反転させた見出し部分や、小さく詰まったテキストが新聞らしさを引き立てています。見出しは、やや大袈裟に強調したような部分もあり、週刊誌のようなパワフルさも見出せます。新聞名とトップ記事の見出し、PICK UPの特集、コラムなど、記事の雰囲気に合わせてフォントを細かく変えているところが特に魅力的と感じました。1つずつの記事に個性があるので、モノクロでも飽きずに読み進められそうです。
コントラストが絶妙な写真
古い新聞は、写真の解像度が荒いことがありますが、こちらは令和の新聞ということで、くっきりとコントラストがついてカラーにも見劣りしない写真ですね。人物の目鼻がつぶれていない、群衆の写真がしっかりと判別できるなど、現代で作っている社内報ならではのシャープさが見やすさを担保しています。全体を俯瞰すると、白色と黒色はおよそ7:3といったところでしょうか。白色が多いカラーバランスになっていて、暗く沈んでいないのが◎です。
※掲載広告デザインのモックアップ・使用例はイメージです。実際の仕上がり・活用例とは異なる場合がございます。