「アンリアル」な世界観を表現した男女ユニットのCDジャケットです。
アルバムタイトルの名に相応しい、現実離れしたビジュアルがユニークなジャケット。表面は、手前と奥に二人が重なるように立ち、センターから左右それぞれ二つの色の世界が展開されています。下段に入ったアルバムタイトルも左右で白黒に分かれ、多面的な二人の音楽の世界を体現しています。
裏面では、表面とは反対に男性の方が手前に写り、女性が奥に立っています。表面ほど明確ではありませんが、ここでも赤と青の二つの世界が拮抗しています。
ジャケットは三つ折りのブックレットになっており、表面は表紙を含み、イメージ的なビジュアルで構成されています。二人の顔を左右半分ずつ合わせて一枚にした不可思議な写真、欧州にあるコロシアムのような建物が上部から不自然に割れたクレジットページ。中面は壮大な宇宙を背景に曲目とリリックが綴られています。
制作CDジャケットデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
不思議なサイバー空間を感じるジャケットデザイン
ニュアンスカラーとズレた遠近感がユニーク
グリーン?ピンク?と、「この色」とは言い切れないニュアンスのあるカラーがあしらわれています。男女アーティストのレイアウトは遠近感が強くつけられていて、不思議の世界に迷い込んだような雰囲気。ブックレットには男女の顔を半分ずつに割った写真があり、ますます独特の世界観に魅了されていきます。瞳の色もグリーンとピンクで、カラーをアピール。対照的なカラーを配置し、男と女、現代的なエフェクトと古代のコロッセオなど、相反する要素が拮抗し緊張感のある世界観を描いています。CDにプリントされている色あざやかなサンダルの足元は、ナチュラルでジャケットとのギャップにドキッとさせられますね。
強さを感じるフォントが音楽のパワフルさを予感させるデザイン
用いられているフォントはパワフルな印象です。白と黒、そしてグレーがメインで使われていてコンクリートを連想させる硬質なムード。CDにのみ明るくキュートな印象のピンク色があしらわれているのも好対照です。少しポップなイメージがあるだけで、おしゃれっぽさがグンと上がりますね。個性を押し出す力強さと、スマートな疾走感が同居するアーティスティックさが魅力。
※掲載しているCDジャケットのデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際のサイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。