文字や記号で感情を表す「:-)」「(>_<)」などを”emoticon”(エモーティコン)といいます。感情を意味する”emotion”とアイコン”icon”の合成語です。これと同様に、動詞を意味する”verb”と”icon”を合成した”verbicon”(バービコン)と呼ばれるビジュアル表現があります。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
ブルブルブル、ししし振動してます。
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「振動する」という意味の動詞”vibrate”が振動しています。透過率を変えて位置をズラした処理が、振動する様子をうまく描いています。まさに、”verbicon”(バービコン)の本来の意味を示した好例といえるでしょう。
ペンキ塗りたてだったのでしょうかね
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自動車のワイパーと同じく、布でモノの表面を拭くような動作を”wipe”という動詞は意味しています。大文字で書かれた”WIPE”という単語の中心部分が、向かって左から右方向へ水平に何かによって擦られたように変形しています。これで「拭く」という単語の意味が表現されています。
だんだん見えなくなっていきます
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動画の場面転換の効果にフェードイン、フェードアウトがありますが、そのように次第に消えていくことが”fade”という単語の意味です。この例では、それぞれの文字が向かって左側から徐々に背景に溶け込んでいっています。4つの文字をひとまとめで処理をしなかったところが、「フェード感」を出せたポイントかもしれません。
どっかへ行ってしまいました
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英語の歌詞などで”she’s gone”とあれば、彼女は去ってしまった、という意味です。このサンプルでは「O」をネガティブにすることで、もとはそこにあった文字がなくなったことを表しています。各文字の空間部分(カウンター)を先端の丸い直線で統一することでロゴらしさを演出している点も注目です。”verbicon”(バービコン)といえば、このサンプルのように単語の一部分に特別な処理をしている例の方が圧倒的に多いです。
今回は”verbicon”(バービコン)という名前の由来にこだわって、動詞の意味を単語そのもので表現している例をご紹介しました。動詞以外の単語を題材に、文字の一部に手を加えたり、モノと組み合わせたりして、もっと自由に様々な表現を試みている作品も”verbicon”(バービコン)に含めているようです。
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