パワー、スピード、敏捷性など、チームの強みを動物でシンボライズすることは、特にスポーツチームのロゴでは珍しくありません。また、チームがベースとしている土地にちなんだ動物がマスコットとして採用されることもあります。その獰猛さや勇ましさから、ネコ科やイヌ科の肉食獣がまず頭に浮かぶと思いますが、今回は大型の草食動物をロゴに採用したサンプルを紹介します。(※紹介するロゴデザインは当サイトの制作事例ではありません)
勇ましいサイをシンボルにした米国プロサッカーチームのロゴ作成例
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「ロチェスターライノス(Rochester Rhinos)」というプロフェッショナルサッカーチームのロゴです。「rhino(ライノ)」はサイのことです。このロゴのサイは実物よりも心なしか筋肉質のように見えます。ドリブルしながら突進するサイの足元のボールは、「Rhinos」の「o」の文字の代わりになっています。サイのイラストとワードロゴは縁取りされていますが、スポーツチームの最近のロゴマークよりも細く、おとなしい印象です。
愛称をマスコットにしたサッカー代表チームロゴ作成例
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西アフリカのサッカー強豪国のひとつ、コートジボワールの代表チームのロゴマークです。コートジボワールの国名は、「象牙の海岸」という海岸の名称に由来していて、代表チームも愛称で「象」と呼ばれているそうです。武器にもなる鼻を勇ましく振り上げた象はどことなくレトロでほのぼのとした印象を受けます。鼻先が「Cote」の「C」の字の役割を果たしています。中央のボールにある「FIF」というのはコートジボワールサッカー連盟の頭文字をとった略称です。ボールがどちらかというとバレーボールのように見えますが、ボールのイメージにも地域性があるのでしょうか。
赤いラインが印象的な米国プロフットボールチームのロゴ作成例
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アメリカンフットボールのプロチーム「バッファロービルズ(Buffalo Bills)」のロゴマークです。バッファローとはアメリカバイソン(野牛)の別名です。突進するバイソンはまさしくアメフトにふさわしい動物といえます。このロゴで印象的なのは、なんといってもバイソンのシルエットを横切る太い赤いラインです。バイソンの角から後方に流れ出る線は、前方へ向かって加速する動きを表現するために付けられたそうです。スラブセリフ系のフォントによる「Bills」の文字と相まって、力強さを表現する、というコンセプトにブレのないロゴマークとなっています。
ライオンよりもキリンの方が強い、という説もあるそうです。カバ最強説なんていうのもありますね。草食動物イコール弱い、という考え方はあらためた方がいいかもしれません。ただし、草食動物の顔つきは、肉食獣に比べると強さや勇ましさの表現はしにくい場合が多いでしょう。演出に工夫をこらす必要がありそうです。
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