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クラブイベントの仕事

ずっと同じデザインの仕事で安泰は難しいと思う話。

 

不思議と色々な仕事が舞い込むタイミングというものがあります。

 

僕はクラブミュージックが好き(ElectroやHouse等)で大学の頃からクラブに遊びに行っていました。デザイナーになってからも、タイミングが合えば朝まで音楽に身を委ねることもありました。意識せずとも、長くそういう文化に接していると、なんとなーくデザインのトンマナが感覚的に分かる部分があり、クラブイベントのフライヤーは得意なものの一つと感じるようになりました。

 

大阪のクラブの事しか分からないのですが、昔は平日に「誰だ?」という海外DJがやっているみたいな場合でも、音が良かったらフロアがパンパンみたいな事もあって、カルチャーとしてもビジネスとしても良い感じだったと思います。(今が駄目!とも思わないし、そういう昔話がしたいのではありません)

 

クラブイベント

 

なので、フライヤー・ポスター作ってくれー!というニーズもめちゃくちゃ多かった。

 

この頃はエンターテイメント・イベント系の宣伝媒体のデザインだけでもご飯食べていけるのでは…と思うほどでした。(短納期のものが多かったのであまり引き受けていませんでしたが、全部受けていたら余裕だったと思う)

でもそれは僕に実力があるからではなく、第一に高需要だったこと。第二に僕がクラブに通っていてニュアンスを理解しており、頼むのが楽だったこと。という条件が重なって生じた仕事だったわけです。ちょっとしたバブルのようなものだったのでしょう。

 

今のクラブはどうか?というと、厳しい状態です。大阪で言えば、新型コロナ以前から全盛期に比べて寂しい状態ではありました。それでも素敵な音楽やハコはありますが。

 

今どうして自分に依頼が来るのか?は考えておいて損はないと思います。

実力なら喜ばしいし、作風が流行(重要)とマッチしているという分析なら思い切りその追い風に乗るのも良いかもしれません。(流行が終わった時にどうするかを考えてから)

 

クラブの映像

 

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グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。