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デザイナーズドリーム

壁の外はデザイナーズドリームに溢れているように感じました。

いつかの仕事用のWEBサイトで、海外デザイナーのデザインを紹介するコラムを運営しています。

基本的に、1記事毎に制作デザイナーに直接連絡して掲載許可をいただくのですが、軽いインタビューのようになる時もあります。その時、特にいいなと思ったデザイナーやデザイン事務所には「大体どれくらいの価格で制作されていますか?」と尋ねる事があります。(いつか仕事を依頼できるかもしれないので)

 

色々な人に尋ねて気付いたのが、

どんな国の人に聞いてもさほどデザイン制作費に差は無かったことです。

びっくりする程安いという事はなく(びっくりする程高い所はあった 笑 ) まぁ、大体そんな感じですよね。という想定の範囲内です。

 

これってすごい事だなと思うんですよね。

だって、経済背景は全然違うわけで、僕たち日本人の月収が年収に相当する国もあるわけです。

これはデザイナーズドリームじゃないか!と。

数字上の差はないけど、相対的な報酬で考えると物凄いですよ。

 

ポートフォリオサイトのBehanceでも、東欧や東南アジア・南米等は勢いを感じます。積極的にデザインを投稿し、高い評価を得ている人が多いです。クオリティーも世界中で均質化されつつあり、最早どこの国だから〜という話ではありません。実際プロフィールを見ないと国なんて予想がつきません。

 

僕が仕事を一緒にさせてもらっているIsaはインドネシアのイラストレーターなのですが、作例を見て欲しいんです。(良かったらフォローしてあげてください)

 

すごく素敵じゃないですか?

Behanceで彼の作品を見て一緒に仕事がしたくなって、その日に連絡してネット上で打ち合わせ。あとはPaypal送金して、何回かデザインをすり合わせて、メールで納品…ってなもので、制作プロセスもストレスフリーでした。彼は日本のカルチャーをよく研究していて、実際日本に関連するブランドのアートワークも務めています。

 

デザイナー

世界ではどんどん国境を越えて自分のデザインを売り込んでいる人が山ほどいて、デザインデータが今も世界中を飛び交っています。

彼らを見ていると、自分のセルフプロデュース力はまだまだで、積極的に打って出る姿勢の大切さをひしひしと感じます。あとSNSとWEBサイトへの力の入れ具合でしょうか。これはもう本当に見習うべき。

 

 

結構、日本語の壁の向こう側は凄い事になっていると思います。

 

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グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。