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GW明けに改めて思う、休日の価値と「平日をどう楽しむか」問題

ゴールデンウィークが終わりましたね。皆さん、どんな休日を過ごされましたか? 旅行に出かけたり、趣味に没頭したり、あるいはゆっくりと体を休めたりと、思い思いの時間を楽しまれたことと思います。僕も普段なかなかできないことに時間を使えて、とてもリフレッシュできました。

大型連休って、なんだか特別な響きがありますよね。日常から少し離れて、普段とは違う時間の流れを感じられる貴重な機会です。でも、そんな特別な休日を過ごしたからこそ、ふとこんなことを考えました。「休日の楽しさはもちろん大切だけど、それと同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に、平日をいかにご機嫌に過ごせるかが重要なんじゃないかな」と。

 

非日常の輝きと、日常という土台

連休のような「非日常」は、確かに魅力的です。新しい場所へ行ったり、普段会えない人に会ったり、時間を気にせず好きなことに打ち込んだり。そういった体験は、心に新鮮な刺激を与えてくれますし、明日への活力にもなります。僕も、この連休中は気になる展示会に足を運んだり、積読になっていた本を読みふけったりと、充実した時間を過ごせました。

でも、考えてみれば、私たちの生活の大部分は「平日」で成り立っています。カレンダーを見ても、圧倒的に平日の方が多いですよね。だとしたら、その大半を占める平日を「早く週末にならないかな」と思いながら過ごすのは、なんだか少しもったいない気がします。

もちろん、仕事には責任が伴いますし、時には大変なことやストレスを感じることもあるでしょう。毎日がバラ色というわけにはいかないかもしれません。それでも、その平日の中に、ささやかでも楽しみや喜びを見つけて、少しでも心豊かに過ごせたら、人生全体の幸福度はぐっと上がるのではないでしょうか。

 

平日を「ご機嫌」にするための小さな工夫

平日を楽しく過ごす

じゃあ、どうすれば平日をもっと楽しく、ご機嫌に過ごせるようになるのでしょうか。僕が普段から意識していることや、今回のGWを経て改めて大切だと感じたことを、いくつかお話ししたいと思います。

1. 朝のスタートを心地よく

一日の始まりである朝の時間は、その日全体の気分を左右する大切なポイントだと感じています。バタバタと慌ただしく準備して家を飛び出すのではなく、少しだけ早起きして、お気に入りの音楽を聴きながらコーヒーを淹れる。そんなちょっとした余裕が、心にゆとりを生んでくれます。

特別なことをする必要はなくて、窓を開けて新鮮な空気を取り込むだけでも、気分がシャキッとするものです。僕の場合、朝、軽くストレッチをするのが日課になっています。体がほぐれると、頭もスッキリして、気持ち良く仕事に取りかかれます。

2. 仕事の中に「小さな楽しみ」を見つける

どんな仕事にも、大変な側面と面白い側面があると思います。もちろん、楽しいことばかりではないかもしれませんが、その中に自分なりの「小さな楽しみ」や「やりがい」を見つけることができれば、仕事への向き合い方も変わってくるはずです。

例えば、新しいスキルを習得する過程を楽しんだり、難しい課題をクリアした時の達成感を味わったり。あるいは、同僚とのちょっとした雑談の中に、新しいアイデアのヒントが隠れているかもしれません。

僕自身、デザインの仕事をしていると、時には産みの苦しさを感じることもあります。でも、クライアントの課題を解決できた時や、自分の作ったものが誰かの役に立ったと実感できた時の喜びは、何物にも代えがたいものがあります。そうした瞬間をモチベーションにして、日々の仕事に取り組んでいます。

3. 「好き」を日常に散りばめる

休日にまとめて趣味の時間を取るのも良いですが、平日のちょっとしたすき間時間に「好きなこと」を取り入れるのもおすすめです。

例えば、通勤時間に好きな作家の小説を読んだり、お昼休みに気になっていたカフェに足を運んでみたり。仕事終わりに30分だけ、好きなスポーツで汗を流すのもいいですね。僕の場合は、寝る前に少しだけ好きなYouTubeを観るのが、心安らぐひとときになっています。

「好き」に触れる時間は、たとえ短くても、心を潤し、リフレッシュさせてくれます。それが平日の中に点在していると、「今日もあれがあるから頑張ろう」という前向きな気持ちにもつながります。

4. 自分なりのリセット方法を持つ

どんなに気をつけていても、時には気分が落ち込んだり、ストレスを感じたりすることもあるでしょう。そんな時に、自分なりの「リセット方法」を持っておくと、気持ちを切り替えやすくなります。

それは、美味しいものを食べる、好きな香りを嗅ぐ、自然の中を散歩する、気の置けない友人と話す、といった簡単なことで構いません。大切なのは、「これをすれば少し気分が上向く」という自分なりのスイッチを知っておくことです。

僕にとっては、お気に入りの音楽を大きめの音で聴くことや、何も考えずにお風呂にゆっくり浸かることが、良いリフレッシュになっています。

 

「休日」と「平日」、どちらも愛おしい日々に

特別な休日があるからこそ、日常のありがたみを感じられる。そして、充実した平日があるからこそ、休日がより一層輝きを増す。どちらか一方だけが重要なのではなく、その両方がバランス良く存在することで、私たちの毎日はより豊かになるのではないでしょうか。

連休明けは、少しだけ気持ちが通常モードに戻りにくい時期かもしれません。でも、そんな時だからこそ、改めて自分の「平日」を見つめ直し、どうすればもっとご機嫌に過ごせるかを考えてみる良い機会だと思います。

皆さんの平日が、ささやかでも「楽しい」「嬉しい」と感じられる瞬間で溢れることを願っています。そして、次の休日が来た時には、また心からリフレッシュして、新たな気持ちで平日を迎えられる。そんな素敵なサイクルを作っていけたら最高ですね。

GW休暇を過ごして思うのが、これはこれで価値を感じるけれど、平日を楽しく過ごせるかどうかの方が大事だなと。

X (Twitter) – May 4, 2021



この記事は過去の自分のX(Twitter)のポストを元に、編集しています。

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グラフィックデザインを中心とした小さなデザイン事務所を経営しています。スタッフや外部のデザイナーさん・ライターさんに助けられながら、コツコツと地道に仕事をする日々が気に入っています。パッケージメーカーのデザイナーとして新卒入社→美容系のベンチャーに転職→家庭用品メーカーに転職...という流れを経て、その後独立しました。フリーランスデザイナーとして、10年以上の経験から学んだことや雑記をブログにしています。情報発信が趣味に近く、それが興じてPhotoshop関連の本を出版したり、noteを執筆したりしています。