
誰よりもトロくて要領が悪い僕が、煉瓦を積むように積み上げてきたもの
僕は学生時代、本当にトロくて要領が悪かったです。クラスの中でも一番遅いし、みんなが当たり前にこなしていることでもドジを踏んでしまう。今でもそうかもしれません。何をやるにしてもスマートにやり遂げるなんて難しくて、失敗だらけ。だからこそ、僕はコツコツと“煉瓦を積む”ように毎日の小さな行動を重ねてきました。最初は誰にも見向きもされない地味な作業でも、続けていれば少しずつ形になっていくと信じているんです。今回は、そんな「積み上げる力」について考えてみたいと思います。
なぜ「要領の悪さ」が僕を動かしたのか
学生時代から、みんなが5分で終わる作業に僕だけ10分以上かかるなんてことはしょっちゅうでした。物覚えもあまり良くないし、テスト前には人一倍時間をかけてやっとそこそこの点数を取るくらい。正直、要領の悪さはコンプレックスでもありました。
だけど、「じゃあ自分には何ができるんだ?」と自問自答すると、“時間をかけてコツコツやる”以外に策はありません。僕は効率的に動くのが苦手だから、誰よりも長く机に向かわないと追いつけない。それこそが、自分なりに結果を出すための唯一の方法だったわけです。
当時は「そんな泥臭い努力なんて報われるの?」と思うこともありましたが、僕にとっては回り道こそが正解でした。小さい成功を積み重ねることで、自信も少しずつ育まれたし、じっくり向き合う姿勢が習慣として身につきました。
煉瓦を積むように、毎日少しずつ積み上げる
煉瓦を積むという比喩は、僕の好きな言葉の一つです。煉瓦は一つひとつが地味で、完成形をイメージしにくいかもしれません。だけど、確実に積み上げていけば、やがて頑丈な壁や家になる。要領の悪い僕にとって、コツコツ積むプロセスは自分の存在価値を感じられる大事な作業なんです。
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- 目標を大きくとらえすぎない
「煉瓦を積む」という発想の魅力は、小さな行動を地道に重ねる点にあります。僕は一気に大きな壁を完成させようとするのではなく、まずは一段積んでみるところから始めています。大きな目標を掲げるだけではプレッシャーに押しつぶされがちですが、「今日の煉瓦はこれだけ積んだ」という小さな達成感は積み重なると確かな自信につながります。 - 誰も見ていなくてもいい
最初は誰も見向きもしないし、評価もされないでしょう。でも、そこで諦めたら何も積めないまま終わってしまう。実際、僕も初めは失敗ばかりで、周りから「いつまでそんなことやってるの?」と笑われたりもしました。それでも続けたからこそ、気がついたら少し形になってきた。人知れず努力することを続けると、いつか誰かが「あれ、なんかすごいものができてきたんじゃない?」と気づいてくれる時がやってくると思っています。
- 目標を大きくとらえすぎない
回り道がくれる“深み”と“思考力”
「要領がいい」とは、短時間で効率よく成果を出すイメージがあります。一方、僕のようにトロくて回り道をするタイプは、同じ作業に時間をかけるぶん、ちょっとだけ余分な発見をすることがあります。結果を急がないからこそ、「あれ?ここにこんな工夫ができるかも」「もう少し別の角度から見てみよう」などの気づきに出会うこともあるんです。
遠回りする中で、僕は何度も失敗をします。だけど、その失敗のおかげで「次はこうしたらうまくいくかもしれない」というアイデアが浮かぶし、どこが問題だったのかを人一倍深く考える癖がつきます。まさに、一歩先に進むために必要な思考力を育てる機会になっていると感じます。
僕が大切にしている心の持ち方
失敗を引きずらない
失敗すると落ち込みはしますが、僕はかなり早い段階で「仕方ない、次に活かそう」と切り替えるようにしています。引きずっても何も変わらないし、そもそも僕は失敗が多い人間です。いちいち立ち止まっていたらいつまでたっても煉瓦を積む手が止まったままなので、さっさと手を動かすしかありません。
自分のスピードを大事にする
周りに合わせようとすると、自分のペースが乱れてしまいます。トロいならトロいなりに、丁寧にコツコツ進むのが僕のスタイル。無理してスピードアップしようとすると空回りして、逆に失敗を招いてしまうからです。急がば回れで、自分らしいリズムを守るほうが長続きします。
小さな成果を見逃さない
今日積んだ煉瓦がどのくらいか、しっかり確認することも大切です。1センチずつでも成長していると感じられれば、それは自分を励ます材料になります。どんなに微細な成果でも、自分で認めることで続ける力に変えていけると信じています。
誰もが「煉瓦を積む」方法で前に進める
要領が悪い人だけでなく、全員にこの「煉瓦を積む」という方法は応用できるんじゃないかなと僕は思っています。たとえ時間がかかったとしても、続けることでしか得られない景色があるはずです。最初は地味で目立たないかもしれませんが、少し先の未来には自分だけの“壁”が形になっているかもしれません。
僕自身、いまだにスマートとは程遠いタイプです。だけど、こうやって日々積み重ねたものを振り返ると、ちゃんと歩んできた道が見えてきます。かっこいいアピールはできないし、人の目を惹く派手さもない。けれど、粘り強く続けていれば、人知れず積んできた煉瓦が確かな成果になってくれると信じています。
おわりに
誰よりもトロくて要領が悪い僕だからこそ、一歩ずつ積み上げることの尊さを強く感じます。スマートにこなせる人を羨ましく思う時期もありましたが、今はこうやって地道に努力を続ける自分の生き方も悪くないと思っています。失敗して、騙されて、笑われて、それでもめげずに煉瓦を積む。初めは誰からも見向きされなくても、いつかは形になるはず。僕はそう信じて、これからも丁寧に一つひとつ積んでいきたいです。
僕は学生時代、誰よりもトロくて要領が悪かった。今もたぶんそう。 だから、常にコツコツ煉瓦を積むしかないんです。スマートでもクレバーでもないからこそ、人より考えて動くしかないんです。人知れず失敗して、騙されて、それでも煉瓦を積む。 初めは誰も見向きもしないよ。
X (Twitter) – Oct 8, 2018