写真を一面にレイアウトしてインパクトを出しました。
古墳を写した写真をポスターの一面に用いて、広大な古墳のロマンを感じさせるデザインになっています。
歴史のストーリーを語るデザイン要素
フィルムのネガを彷彿とさせるフレームに他の写真を組み合わせて、古墳発見と修理に至るストーリーを見る人に想像させる構図が印象的です。目玉である壁画の写真は、白いフレームで囲んで右側に配置しています。
視認性を高めるカラー使い
青い空と組み合わせて視認性の高い黄色でタイトルをあしらい、他の文字は白色で、レイアウトしました。少し読みにくく感じられるかもしれませんが、くっきりと浮き上がるような文字にしているので、実際は写真と組み合わせても読みやすく感じられるはずです。
詳細情報の強調とアクセス容易化
詳細情報を記載した下部の背景色は、森の色となじみやすい深いグリーンを選んで統一感を出していますが、アピールしたい「参加費無料(申込制)」の部分は、あえて目立つよう赤色を配色しています。ネットでのアクセスがしやすいよう、QRコードもレイアウトされています。
高松塚古墳壁画を伝える講演会ポスター
講演会の概要を端的に伝えるタイトル
・タイトルはとサブタイトルで講演会の内容をコンパクトに説明。
・メインタイトルの文字が大きく目立ち、講演会の主題が一目で分かる。
・開催日時と場所が明記され、参加に必要な情報が過不足なく提示されている。
古代の文化遺産の神秘性を感じさせるビジュアル
・古墳の写真が大きく使われ、貴重な文化遺産の一端を垣間見せている。
・壁画や出土品の写真が添えられ、講演会で扱われるテーマへの関心を喚起する。
・全体的に落ち着いた色調で、古代の遺跡の雰囲気を醸し出している。
講演会の詳細スケジュールを明快に提示
・講演者と講演タイトルが時間軸に沿って整理され、プログラムの流れが把握しやすい。
・休憩時間も明記され、講演会の全体像がイメージしやすい構成になっている。
・QRコードが設置され、スマートフォンから簡単に詳細情報にアクセスできる配慮が見られる。
シンプルかつ洗練されたレイアウト
・写真とテキストのバランスが良く、見やすく整った印象を与える。
・余白が適度に取られ、情報が整理されて伝わりやすい。
・ロゴは控えめに配置され、講演会の内容に注目が集まる工夫が感じられる。
制作ポスターデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
歴史の雄大さを感じるポスターデザインですね。
写真を効果的に使うメッセージ性の高さが魅力
古墳の写真、そして作業中の写真など、提供の写真を最大限活かす形でレイアウトされていますね。中でもポスター一面に俯瞰で捉えた古墳の写真が、歴史のロマンと夢を感じさせる効果を発揮しているようです。フィルムのネガ風に他の写真をレイアウトしているのも、映画のようなドラマチックさがありますね。今回のテーマの目玉となる壁画の修復のビフォー/アフターは、右側に分かりやすく配置されていて、人々の注目を惹きつけられると感じました。
タイトルが見やすく写真とコントラスト◎
開催されるプログラムの詳細は、写真から目立つように白色になっています。小さめの文字なので近づかないと内容自体は把握できないかもしれませんが、青い空をバックに明るい黄色でタイトルが表示されているので、興味のある人はこのタイトルに惹かれてポスターに近づき詳細をチェックしてくれると思います。さらに、「参加費無料」というアピールしたいポイントについては、遠くからも分かるように色で強調している点が良いと思いました。
■QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※掲載のポスター・パネルは実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。※掲載しているパネル / ポスターデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。