花かごのようなデザインで注目を集めるレタスのフィルムパッケージです。
V字型のフィルムにレタスを包み、摘みたてのような存在感のあるレタスの店頭販売用フィルムパッケージデザインです。
独特なパッケージのデザイン要素
フィルム下部には籠の画像素材を配置し、その上にはレタスを包むような英字新聞、そして、商品の安全性を訴えるコピーを花のイラストを添えメッセージカードのように重ねています。
お客様の心をつかむデザイン
パッケージ上部には、レース様の装飾の上に、商品の特徴や簡単な食べ方を手書き風書体で読みやすく入れ、手に取ったお客さまに「自宅で食べてみたい」と思わせる工夫が施されています。
目立ちながら購買促進を目指す
レタスの商品特性を生かした可愛らしいパッケージデザインは売り場でよく目立ち、尚且つ、具体的な調理方法を記載することで商品の購入確率の底上げに大きく貢献します。
野菜のパッケージデザインの価値とは
「1枚の絵は千の言葉に値する」という言葉があります。スーパーに訪れる人の多くは野菜についての細かな情報を知っているわけではありません。買い物をするときにはパッケージに書かれている内容を参考にします。
— 情報の参照源としてのパッケージ
つまりは、野菜のパッケージデザインを変えるだけで、何十種類もあるスーパーの同じようなパッケージの中から、自社の野菜のパッケージを目立たせることができます。もちろん悪目立ちすることはマイナスになってしまいますが、適切なメッセージを伝えることが出来れば購買へと繋げることができるでしょう。
差別化したい商品で重要なデザインのポイント
どのような業界においても「競合」はあるものです。商品やサービスなど、他社と同じようなモノを扱っている場合、売り上げを伸ばすためには「差別化」が重要になります。しかし差別化はそう簡単なものでありません。野菜のような同じ商品の場合、多くの顧客はすでに栄養分や効能のイメージをもっており、購入の動機となるのが「価格」になってしまうからです。
購入の動機として「価格」が挙げられるのは当然のことです。ではその価格以外の部分で差別化を図るにはどうしたらよいのか。それが「パッケージのデザイン」です。商品の差別化が図れ、なおかつ購入動機にもつなげるためには、パッケージデザインに工夫を施す必要があるでしょう。
当サービスが「差別化」をデザインに反映させるうえで注意しているのが「顧客の視線を惹きつけること」と「顧客の感情に訴えかける」ことです。
差別化のためには「顧客の視線を惹きつけること」が大事
どんなにオシャレなデザインであっても、顧客が視線を向けなくては無用の長物でしかありません。差別化するためには同じような商品が並ぶ棚の中で顧客の視線を惹きつけるための工夫が必要です。
上部分は一般的な野菜パッケージに使われている藍色のラインで統一しています。その中で、あえて下部分だけに花かごをプリントしています。顧客が商品棚に目を向けた際に「この商品は何かが違う」と感じてもらえるのではないでしょうか。
顧客の感情に訴えかけることで購買動機を生み出す
デザインで差別化したうえで、購買動機になるような工夫が必要になります。そこで重要になるのが「顧客の感情に訴えかけること」です。
作例では手書き風のフォントを使った商品の説明文がパッケージ上部にプリントされています。シンプルなパッケージデザインの場合、商品名が中央に配置されているだけのものが多いです。その中で食べ方や特徴といった部分を提示することで、顧客に「食べてみたい・調理してみたい」といったWANT=欲求の感情を生み出せます。
制作パッケージデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
まるで観葉植物なユニーク&かわいいパッケージデザイン
トリックアートな面白さが売り場で目立つデザイン
花かごに入ったレタス?と思わず目をとめるだまし絵的なデザインがキュートです。英字新聞や小さな花、メモのデザインがあしらわれているのも本当の花かごのようで可愛らしいですね。ナチュラルな雰囲気のかごと、レタスのフレッシュなグリーンがきれいなコントラストを描いています。
グリーンを引き立たせるパープルレース
グリーンの爽やかさを引き立たせる濃い紫色は、レースの縁取りが花かごデザインとマッチしています。白抜きで載せたフォントも手書き風で人のぬくもりを感じさせますね。気さくなメッセージは、生産者から届いた手紙のよう。ブランドストーリーを感じさせるパッケージデザインです。新鮮さや価格を基準に選んでしまいがちな野菜ですが、売り場にこうした遊び心を感じるパッケージがあると、今までとは違った視点で野菜を選びたくなりそう! 手に取ってみたい、買って家に持ち帰ってみたい、そうした購買欲をかきたてるフォルムが素敵です。
VOICE ※第三者による感想です
マルシェで購入したかのようなワクワク感があるパッケージデザイン
独特なシルエットの効果
下に向かってキュッと狭くなるシルエットは、野菜売り場でも目立つかと思います。「花」がつく名前のとおり、まさにブーケを想像させるデザインに。上部を大きく見せることで、ふんわりと柔らかに広がる花びらのような質感を想像させ、レタスの葉の柔らかさを自然に伝えていると思いました。
親しみやすいメッセージの力
上部の広い箇所を活かし、手書きのような文字を吹き出し風に配置しています。セールスポイントを手紙のような文章で記載していますが、まるで語りかけられているようにも感じました。「お子さんでも食べられるなら」と、味に不安を抱えていた方でも買いやすい工夫がされています。
特別感の演出〜マルシェの体験再現
普段購入しない野菜を選ぶのは、ちょっと勇気がいることも。ですが食べやすさや使いやすさを目立つ箇所に記載したことで、誰でも手に取りやすくなっています。英字新聞にくるんで籠に入っているかのように見せるだけで、特別な雰囲気にも。実際には印刷されたパッケージと分かっていても、やはりいつも買う野菜との違いは明確に感じられるでしょう。よく利用する店舗でも、まるでマルシェで購入したかのような、なんだか良いものを見つけたかのようなワクワク感をもたらしてくれそうです。
※掲載デザインサンプルのモックアップはイメージです。実際の製品・パッケージと仕上がりが異なる場合がございます。