中国から依頼をいただき作成したフードコードのロゴデザインです。
中国から依頼があったときには少し驚きましたが、モダンでスタイリッシュなフードコードのロゴを作成して欲しいという要望に基づき、様々な提案を行いました。最終的には、シンプルなラインで構成し、Vをお箸のモチーフにしたデザインで決定しました。
モダンなロゴが生み出す新感覚のフードコート
この中国のフードコートのためのモダンなロゴマークは、私たちに新しい食の世界へと誘うような期待感を与えてくれます。大胆な色使いや洗練された書体、そして余白の活用によって、幅広い世代や文化圏の人々に受け入れられる親しみやすい印象を演出しています。
シンプルさが際立つ初見の印象
最初に目に飛び込んでくるのは、赤とグレーのすっきりとしたラインと文字からなる、潔いシンプルさです。無駄を排した構成は、現代的なデザインの潮流に合致しており、初めてロゴを目にする人でも視認性が高く、一瞬で「食」にまつわる場所だと理解できます。煩雑な装飾がないからこそ、フードコートの多様な魅力をストレートに想起させるのが大きな特徴です。
カラーリングに宿る温かみと活気
ロゴに使われている赤は、中国文化を象徴する吉祥の色であると同時に、食欲をかき立てる色彩でもあります。一方でグレーは洗練された都会的な雰囲気を添え、赤を引き立てつつ全体に落ち着きを与えています。このコントラストが、「伝統を大切にしながらも、常に進化している食空間」を印象づける鍵となっています。
書体がもたらす伝統と革新のバランス
文字は角や線の太さを巧みにデザインしており、漢字特有の力強さを保ちながらも、モダンな書体の要素を取り込んでいます。従来の筆の流れを感じさせる柔らかな部分と、シャープで直線的なパーツを併せ持つことで、古き良き文化へのリスペクトを失わず、現代的なセンスを表現しているといえるでしょう。
視覚的にも機能的にも洗練された演出
赤とグレーのラインは、一見すると箸を連想させるようにも見えます。実際の使用シーンにおいても、この箸のようなモチーフが料理との結びつきを自然に強調し、見る人に「おいしい食事が待っている」予感を抱かせます。また、ロゴを小さく用いても視認性が保たれる設計は、看板やメニュー、パッケージなどさまざまなメディアで活かしやすいという点があります。
ブランディングがもたらす安心感
フードコートは多様な店舗が集う場所でありながら、統一感あるロゴが掲げられていると、全体としての信頼感や安心感が高まります。特に外国人旅行者にとっては、“わかりやすさ”や“選びやすさ”を感じられることが重要です。その意味で、シンプルでありながら文化的背景をしっかりと盛り込んだロゴマークは、ブランド全体を象徴する重要な役割を果たします。
このロゴには、「知っているとちょっと得した気分になる」ような遊び心も感じられます。赤のラインが箸を思わせることや、漢字のデザインに秘められた意味など、見るたびに発見がある仕掛けは、利用者との距離を縮める良いきっかけになります。日常的に使われる場所だからこそ、何気ない場面での親近感の積み重ねが大切です。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
幅広い顧客を想定したロゴマークだと思いました。
中国で活用されているロゴデザインだと伺いましたが、パッと見ただけでどのような内容のお店なのかすぐわかりました。国際的なデザインだと思います。お箸と影を組み合わせたロゴが素敵です。スタイリッシュでモダンな印象を覚えます。全体的にシンプルなので人を選ばないところも、フードコートの魅力が表現されていると思いました。性別や年齢問わず、誰でも行きやすい度量の広さを感じます。使われている色合いは3色ですが、互いに引き立っており、寂しい印象はありません。むしろスッキリとしていて好ましいと感じます。特にお箸の影の表現が面白いです。幅に差があることで、光の方向性を感じることができ、全体に立体感を生み出してくれています。「food court」と英語で書かれた部分がデザインに組み合わさっているので意味が把握しやすいです。
また、もし中国語も読めず英語がわからなくとも、お箸のデザインがあるので、意味が把握しやすいと思います。子どもでも一目でどんなお店なのか理解できるところがスゴイですね。お箸の赤い色合いがとてもよいアクセントです。この赤い部分が組み合わさっていることで、一気に華やかに仕上がっていると思いました。赤は使いすぎると落ち着かないですが、細身の箸に活かすことで、バランス良く調和しています。
VOICE ※第三者による感想です
海外のロゴでも、大きくイメージは変わらないんですね。
ロゴは世界を超える、という表現はちょっといいすぎかもしれませんが、ロゴの与える印象に、国は関係ないんだな、と感じさせてくれたロゴデザインです。こちらのロゴデザインは、中国のフードコートで使用されています。スタイリッシュなデザインによって、ここがフードコートであることが一目みてわかりやすいですが、さらに、シンプルにVにデザインされている箸によって、よりわかりやすいロゴになっています。しかし、ただわかりやすいデザインだけでは、印象に残ることはできません。フードコートではありますが、他のフードコートとは違って、おしゃれにお茶ができそうな感じがします。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。