花木卸売業・造園業と、植物のプロフェッショナルである企業のロゴデザインを作成しました。
既に依頼時に具体的なラフイメージをクライアントがお持ちだったので、それをコーポレートイメージによりマッチするようなロゴマークに仕上げました。花という漢字をよりシンボリックに、モダンなロゴにしています。
彩りが奏でる信頼感と親しみ
花木の卸・流通、そして造園を主力とする企業にとって、ロゴマークは企業理念や想いを象徴する重要な存在です。このロゴには、多彩な色づかいや柔らかな書体が特徴的に取り入れられ、温かみとともに信頼感を与える力があります。
多彩な色がもたらす「生命感」と「広がり」
ロゴに施された複数の色は、自然界における四季折々の変化や多様性を連想させます。花木や緑を扱う企業ならではの、“新緑の芽吹き”や“満開の花”といった鮮やかなイメージが、視覚的な彩りを通じて強く訴求されているのです。
さらに、色が重なり合うように配されたデザインは、企業が取り扱う花木の豊富な品種を象徴するとともに、「多様なニーズに応えられる」というメッセージを内包しているようにも感じられます。複数の色が一つの形を作り上げるさまからは、広がりや協調性、そしてつながりといったポジティブな印象を受けるでしょう。
書体が伝える「親しみ」と「安定感」
企業名の文字は、筆文字を連想させる柔らかな雰囲気を残しながらも、しっかりとした太さと落ち着いた配列で記されています。この書体は、創業時から培われてきた安心感や、伝統と実績に裏打ちされた信頼性を伝える要素と言えるでしょう。
一方で、丸みを帯びた文字の形状は、造園や園芸といった自然や人とのつながりを思い起こさせ、穏やかな空気感を醸し出しています。「花を育て、緑を守り、暮らしを豊かにする」というメッセージが、見る者にやわらかく届くよう設計されている印象です。
ロゴに込められた「企業姿勢」の読み取り
花木の卸・流通を担う企業にとって、最終的な顧客は幅広い世代や地域にわたります。そこで、誰にとっても親しみやすいロゴを掲げることは、企業姿勢を端的に示す手段として効果的です。多彩な色使いと温かみある書体の組み合わせは、「お客様との長い信頼関係を育みながら、新しい価値を絶えず創造していきたい」という企業のビジョンを象徴しているようにも見受けられます。ロゴが持つ華やかさと落ち着きのバランスは、自然を扱う専門家としての誠実さと、チャレンジ精神を同時に表現しているのです。
このロゴマークは、自然が持つ豊かな彩りと温もりを感じさせながら、企業が培ってきた信頼感や安定感を同時に表現しています。花木や緑を取り巻く世界は、人々の暮らしに潤いと癒しを与える大切な存在です。その背景にある企業の想いが、ロゴというシンプルなビジュアルを通して生き生きと伝わってくるのではないでしょうか。多彩な色彩と柔らかくも安心感のある文字の調和は、これからも企業と社会、人々と自然を繋ぐ大きな架け橋になり続けることでしょう。
制作ロゴデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
花という漢字をロゴマークとしても活かしている点が面白いです。
使われている色は豊富でカラフルですが、ゴチャゴチャした印象はなく、むしろ造園や花木の華やかなイメージを想起させてくれる見ていて美しい会社ロゴだと思います。二人の人が仲良くはしゃいでいるように見えるところも興味深いです。見慣れた漢字がオリジナリティーあふれるデザインになっていて驚きました。ロゴタイプ部分もほどよく丸みがあるデザインであり親しみを覚えます。また、よく見ると斜体になっていて、動きがあるので適度な軽やかさを感じます。斜体は行き過ぎると軽い印象になると思いますが、こちらはシンボルマーク部分との調和が取れており、見ていて落ち着きを感じます。
親しみがあり安心して任せられる会社であるという企業イメージを表現していると思います。デザインと色合いの双方の点から、全体に感じる印象は今風です。旬の感性を取り入れて、オシャレな庭園などを作ってくれそうな期待感が高まります。また、取り扱っている花や木の種類も豊富なのだろうなと自然と思わせてくれる小気味良いロゴデザインです。よく知っている漢字を活かすことで、フレンドリーながらも洗練されたロゴに仕上げていることが秀逸だと思いました。
VOICE ※第三者による感想です
お庭を作ってくれる造園企業に欠かせない、素敵なロゴデザインですね。
造園業はある意味で、芸術的な職業の1つです。こちらのロゴは、そんな造園業のお仕事には欠かせない「花」という感じをアレンジしたロゴになっています。普通、多彩な色を使うと、ごちゃごちゃして、かえって見づらくなってしまう印象があるのですが、こちらのロゴは多彩な色を使っているにも関わらず、とても華やかに見えます。これは企業の名前をあえてシンプルにすることでバランスがとれているからできる演出なのではないかと思います。
花という感じはカラフルなだけではなく、斜体になっているので、動きがあり、軽やかなイメージを与え、イマドキのデザインになっています。軽やかで華やかなイメージを与える「花」のロゴと企業名のロゴがマッチして、造花と土のような、お互いに大切な信頼関係を構築しているようにも感じます。このロゴはカラフルで親しみがありつつも、企業の名前がしっかりと地に足がついている、安心感があるイメージにしあがっているので、こちらの企業に仕事を依頼したら、とても綺麗なお庭を作ってくれそうに思いますよね。
※【セミオーダープラン】でご依頼のロゴは、お客様から提供いただいたオリジナルの原案(図案・アイデア)に基づいてロゴ作成を行っています。