

シックな中にも繊細な色が見え隠れする、ビジュアル系バンドのフライヤーデザインです。
落ち着いた雰囲気ながら、ドクロやそれと対極的な翼のモチーフ等、ドラマ感のある仕上がりです。細部の繊細さがバンドのクオリティーを否応無く感じさせるチラシデザインです。髑髏のモチーフがハードになり過ぎないように注意しながら、全体のバランスを考えてデザインしました。
バンドメンバーの陰影に満ちたポートレート
中央に配置されたメンバーの姿は、独特のスタイルと表情で観る者の好奇心をかき立て、フライヤーに深みを与えています。
ゴシックとロマンスの交錯するフォント選択
バンド名のフォントはゴシックとロマンチックな要素が交差し、バンドの音楽スタイルとイメージを反映しています。
物語性を誘発するシンボリックなイメージ
中央に配された骨のイメージは、強烈な印象を与えると同時に、バンドのシンボリックな世界観を暗示しています。
デザイナーの振り返り
■ ゴシックで渋めのトーンの仕上がりがカッコイイ、バンドの宣伝用フライヤーです。
■ アーティストの写真は周囲の要素よりもコントラストを強く、くっきりとした仕上がりにし、チラシの中で存在がぼやけてしまわないように気をつけて作成しました。
■ 髑髏のモチーフや天使の羽の装飾が相反する要素でありながらも、独特の世界観を演出しています。



ゴシックな雰囲気のあるバンドチラシ製作例
アーティストのチラシを作成するときは、そのメンバーがどのようなジャンルの楽曲を得意としているかがわかるように、色彩やモチーフ、デザインなどをその都度考慮しています。そのため、ジャンルによっては方向性が似通ったものばかりになる可能性もあり、逆に目立たせるためにあえて方向性を変えてアプローチをすることもあります。
— アーティストのエッセンスを活かしたデザイン
例えば、こちらはビジュアル系バンドのチラシデザインです。ビジュアル系というと、カラフルな色彩とどこか別世界のような美しさや禍々しさ、繊細さが感じられるデザインが多いですが、こちらのチラシではあえて色彩をほとんどなくし、シックなイメージにまとめています。
— 象徴的要素を取り入れたクリエイティブな表現
かといって、本来の方向性を見失っては元も子もありません。バンドメンバーは、モノトーンにしてもその魅力がはっきり感じられるようなおしゃれなファッションとポーズで、そこに天使の羽とがい骨をプラスすることにより、美しさと禍々しさをバランスよく加えています。
相反する要素をデザインに加え、デザインに深みを
独特の世界観を持っていながら、全体的にほとんど色味がないモノトーンの色調になっていますので、チラシにけばけばしさや騒々しさはなく、むしろ大人びて落ち着いた印象を受けます。それだけに使われているモチーフのイメージは鮮烈で、バンドメンバーだけでなくその楽曲にも好奇心を刺激されます。
— 視覚を惹きつける緻密なデザインの力
イメージを統一させるため、ライブの案内やQRコード、メンバー紹介などの情報掲載の部分もシックにまとめられており、実際のバンドを見てみたいという思いにさせてくれるデザインです。
— 情報とスタイル
バンドメンバーを上に配置しているため、QRコードや情報を多めに掲載してもメンバーの写真が隠れるようなことがなく、全体的にすっきりと知りたい内容を知ることができるレイアウトのチラシデザインになっています。
制作フライヤー・チラシデザイン
に対する感想
VOICE ※第三者による感想です
湿度や温度も感じられそうなチラシデザインに仕上っていますね。
コントラストの調和〜アーティストの魅力を際立たせるデザイン
アーティストの写真と雰囲気がしっかりマッチしたフライヤーデザインです。髑髏のデザインが主張しすぎていないながらもアーティストの写真のかっこよさをより引き出していて、ロックを感じる激しい雰囲気やビンテージのような哀愁ただよう雰囲気、狂気を思わせる髑髏のデザイン。
バンドの深層を表現
ビジュアル系ロックバンドとしてのデザインを全て網羅されていて、思わず息を飲んでしまいます。アー写の背景には羽を広げた聖母のような美しい写真が見れ、髑髏とはかけ離れた雰囲気でありながらもどちらも引けをとらないバランスのとれた美しさです。
VOICE ※第三者による感想です
情報量を少なめにして、見た目重視のチラシになっていると思いました。
デザイン的インパクト〜シンプルさの中の強さ
バンドのチラシデザインもよく作られているのですが、この場合には表面も裏面も白黒になっています。
アーティストの世界観を映すデザイン
チラシ裏面は完全に白黒ですが、表面は白黒の中にも少し赤や緑が混ざっていることで、完全な白黒ではなくなっています。このような背景にするのは珍しいのですが、アーティストの写真が大きく掲載されているので、誰が出演するのかもはっきりとわかります。背景には天使の羽のような絵と、ガイコツの絵が描かれているのですが、とても神秘的な感じだと言えるでしょう。
情報の選択と集中〜クリアなメッセージ伝達
表面にあまり文字を書かないというのは定番なのですが、表面にあまり文字を書かない場合、裏面に説明を書くことが多いので、かなり字が多くなってしまうことがあります。しかし、このチラシデザインには、裏面にもあまり文字が書かれていません。ただし、必要なことはきちんと記載されているので、どこでイベントを行うのか、いつイベントを行うのかということははっきりとわかります。URLやQRコードも書かれているので、詳しい情報を調べることもできます。
役割の異なる「色彩」:セピアの物語性とモノクロの情報性

※画像はイメージです
まず注目したいのは、表面と裏面での色彩の使い分けです。表面は、どこか懐かしさや哀愁を感じさせる「セピア調」。これはバンドが持つ物語性や退廃的な美しさを表現し、見る人を一気にその世界観へと引き込む役割を担っています。
一方で裏面は、シャープでコントラストの強い「モノクローム」で構成されています。これはライブ日程や公式サイトといった「情報」を明確に伝えるための選択です。感性に訴えかける表面に対し、裏面は理性的に情報を整理して見せることで、デザインの美しさと実用性を見事に両立させているのです。
表面は「世界観への招待状」、裏面は「ファンへの道しるべ」
このフライヤーは、役割が明確に分けられています。
表面:世界観への没入(Why)
翼と髑髏といった象徴的なモチーフを使い、「このバンドは一体何者なんだろう?」という強い興味を喚起します。ここは、バンドの音楽性やコンセプトを伝える「招待状」の役割です。
裏面:具体的なアクションへの誘導(How & What)
興味を持った人に対し、「いつ、どこでライブがあるのか」「メンバーは誰なのか」「もっと知るにはどうすればいいか」といった具体的な答えを提示します。QRコードも配置し、スマートフォンをかざすだけでWebサイトやコミュニティに繋がる「道しるべ」としての機能を果たしています。
このように、感性を刺激する表面と、情報を整理して伝える裏面が連携することで、フライヤーをきっかけとしたファンとの深いコミュニケーションが生まれるよう設計されています。
個性を伝えるメンバー紹介のデザイン
裏面下部のメンバー紹介も重要な要素です。バンド全体のアーティスト写真だけでなく、各メンバーを個別に紹介することで、一人ひとりの個性や担当パートが明確になります。ファンは自分の「推し」を見つけやすくなり、バンドへの親近感や共感を深めるきっかけになります。これもまた、バンドとファンとの関係性を築く上で、細やかでありながら効果的なデザイン手法と言えるでしょう。
■QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
※掲載のチラシ(フライヤー)は実際の内容や最新情報と異なる場合がございます。※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。
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