大学生の無料勉強サポートを案内する親しみやすい雰囲気のチラシです。
方眼紙のような格子模様を背景にオレンジとブルーをイメージカラーにし、アットホームな雰囲気で大学生が行う勉強サポートについて案内しています。ブルーは知性や落ち着き、オレンジはやる気やポジティブなムードをイメージする色。この2色を使ってデザインすることで、勉強に対し前向きな雰囲気をイメージしやすくなります。
学生たちの情熱を描くイラスト
タイトル下には大きく、集中して問題に取り組む男子学生と楽しそうに勉強する女子学生の、手書き風のイラストを配置。日時や場所、おすすめポイントを丸枠に収めるなどし、紙面に動きをつけることで、子供や学生が興味を持ちやすいようにレイアウトしています。
カジュアルなムードで気軽に参加
また、気軽に参加できるよう随所にイラストを散りばめ、堅苦しさのないカジュアルなムードを演出しました。
無料サービスのチラシデザインで注意すべきポイントは同種有料サービスとの「差別化」
無料サービスのチラシデザインで注意すべきポイントは同じ種類の有料サービスとの「差別化」です。同じ業種でも有料と無料ではサービスの概要や目的が大きく異なります。同業種内でのサービスの違いによる差別化をデザインするうえで重要なのが次の2つです。
- ある程度の共通性
- 親しみが感じられるカラー
ここでは「無料サービスと有料サービスのチラシデザインにおける違い」についてお話しします。
ある程度の共通性が興味を惹きつける
同業種の異なる体系サービスのチラシデザインとして大事なのが、ある程度の共通性をもたせることです。人間には視覚から得られる新しい情報を自分の記憶にある「類似したもの」と比較しながらインプットする性質があります。
類似性をあえて持たせながら、サービスの決定的な違いをデザインに組み込むことによって、読み手の興味関心を惹きつけるのです。
作例の無料学習サポートサービスの類似性サービスは「学習塾」です。一見すると学習塾のような雰囲気でありながらも、読み手がチラシ見たときに「あれ?なんか違うぞ?」というような感覚をもってもらうことが重要になります。
違和感を払拭したい欲求が高くなることで、チラシの内容を深くまで読み込んでくれる可能性が高くなるでしょう。作例のデザインにおける共通項は「格子柄の背景」と「学生のイラスト」です。
格子柄は方眼紙ノートのように見えますし、学生のイラストでは誰が対象なのかを明確にしています。ノートと学生。この2つのモチーフは学習塾の生徒募集チラシにもよく使われるデザインです。
あえて競合である学習塾と共通項をもたせることで「あれ?新しい塾の開講チラシかな?なにか違う?どのようななサービスなのだろう?」という興味欲求を高めることができます。
親しみのあるカラー・イラスト
親しみをチラシデザインに組み込むうえで重要な要素として、カラーとイラスト、フォントの3つが挙げられます。
作例のゴールは「利用者が気軽に問い合わせや利用申込みをしてもらうこと」です。気軽に利用してもらうためには、サービスそのもののフランクさやとっつきやすさを感じてもらえるようなデザインが重要です。
作例のベースカラーは背景の格子柄(方眼紙柄)を白にしながらも、差し色にオレンジやブルーを使っています。オレンジは幸福感や親しみ、元気や明るさといったポジティブなイメージが多い色です。ブルーには落ち着いた空間や誠実さといったイメージがあります。白には信頼感や清潔感といったイメージが強いです。
3色の組み合わせによって、チラシをぱっと見たときに「親しみ」を感じてもらえるように配色しました。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
親しみやすくも真面目に、コミュニティの趣旨が一目で分かるチラシ制作例
カジュアルな印象のイラストデザイン
大学生が小中高生をサポートするという取り組みらしく、普通の学習塾とは違う、ラフでカジュアルな印象がチラシのイラストから伝わってきます。
ターゲットを明確に示す配置
学生を大きく配置し、チラシとして目立つのはもちろん、ターゲットが明確に分かるように。勉強に励む自分が対象になっていることに一目で気づくでしょう。
柔らかなアピールと親しみのデザイン
優しいタッチの絵と丸で囲んだポイントが親しみを与え、「勉強」という硬いワードを柔らかに変えていると思いました。大学生と小中高生の距離の近さを感じ、安心して参加できる印象を受けます。
真摯さを強調する背景と配置
さらに方眼紙のマス目のような背景が入っているため、真面目な取り組みであることも伝わってきました。全面のイラストや文字を邪魔しないのに、勉強というテーマをそれとなくアピールできていると思います。問い合わせ先は下部のベースの色を変えて分かりやすく、丸い囲みやイラストを散りばめた上部のデザイン下に配置することで、全体が心地よく落ち着きます。
軽やかなポップさで世代が異なる学生同士の距離の近さを演出しつつも、マス目や下部に置いた引き締めカラーによって真摯な取り組みであることをあらわしているため、一目で趣旨を伝えているチラシデザインだと感じました。
青春の学び舎をPRするチラシ
「学びは遊びである」と言われることがあります。このチラシは、それを象徴するようなデザインのテイストを感じます。
・配色の知的な選択
まず目を引くのは、このチラシが採用しているイメージカラー、ブルーとオレンジです。ブルーは冷静さと知性を表す一方で、オレンジはエネルギーと活発さを引き立てます。これらの色の選択は、学習の本質を端的に伝える知的な選択でしょう。
・イメージしやすいイラスト演出
男子学生と女子学生の手書き風のイラストは、このコミュニティの雰囲気を具現化しています。イラストはあたたかみがあり、勉強に打ち込んでいる姿は、学びの楽しさを象徴しています。自分自身が勉強する喜びを再確認することができそうですね。
・方眼紙の背景と、レイアウトの魅力
チラシ全体のレイアウトも印象的です。方眼紙の背景が、親しみやすさと真面目さを巧みにバランスしています。また、丸枠で情報を整理することによって、読者にとって理解しやすい構造を作り出しています。
このチラシデザインは、大学生と小中高生のコミュニティを表現するための印象的な宣伝ツールと言えます。ユーモラスながらも教育的なイラスト素材、ビビッドで知的な配色、そして使いやすさを考慮したレイアウトが組み合わさり、勉強とは楽しみながら、しかし真剣に取り組むものであるというメッセージを伝えているようです。
※掲載しているチラシデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。