二つのテーマの産業展の開催を告知するチラシデザインです。
上段半分は、観光産業を対象に、下段半分は建設産業をテーマにした展示会の案内を目的にしたチラシ。それぞれ産業をイメージする写真を4~5点ずつ紙面の上下に入れ、観光産業はオレンジ、建設産業はブルーとイメージカラーを分けてデザインしています。
色と写真で区別
掲載内容は、出展コーナーの種類と来場対象となる業種。両テーマを分けるセンターに、会期と会場、主催団体を入れ展示会のインフォメーションとしています。
裏面での詳細情報共有
チラシの裏面は、両テーマ共通の資料請求フォームと具体的な出展料やブースのオプションなどをモノクロで記載しています。二つの異なるテーマの展示会を同時開催するイベントであることをデザインを使って視覚的に表現し、合理的に表現したチラシデザインです。
制作フライヤー・チラシデザインに対する感想
VOICE ※第三者による感想です
上下に分けることで視覚的にわかりやすくデザイン
中央帯のデザインポイント
同日に同じ場所で開催される二つの展示会を、上下に分けることで視覚的にわかりやすくデザインしています。中央部分に帯状に敷いた白い背景に日時や会場を配置することで、上下に分ける役割をしているだけではなく、見やすさにも配慮されていますね。
シンメトリーと配色の工夫
上と下はシンメトリーのようにデザインされており、画像や文字の配置、タイポグラフィーなどが同じデザインで作られています。その中でも配色を変えることで上下のイベントの差別化を図りつつ、チラシ全体のデザインとして統一感を感じられるようになっています。
企業向けの誠実なイメージ
また、上は暖色、下は寒色と正反対の配色にすることで、違うイベントであるということがパッと見でわかる配色になっているのも良いですね。企業向けのイベントであるということから、装飾等はシンプルで、誠実なイメージに仕上がっています。
裏面デザインの機能性
チラシ裏面はモノクロでまとめられ、表や図を使用し出展概要がわかりやすくデザインされています。二つの異なるイベントを1枚のチラシにまとめるのは、情報の多さからデザインが複雑になる場合があり、視認性が悪くなってしまう場合があります。こちらのチラシは、その点をうまく克服していると言えるでしょう。
二つの展示会が調和するチラシデザイン
・デュアルイベントの視覚的な表現
上段に観光展、下段に建設展を配置し、両展示会を同時に伝えるデザインが工夫されていますね。
・カラーコードで区別
観光展にはオレンジ、建設展にはブルーと、それぞれのイメージカラーで差別化を図っています。
・情報提供のバランス
会期、会場、主催団体などの共通情報をセンターに配置し、効果的に情報伝達を図っています。
このチラシデザインは、同日に開催される観光展と建設展の二つの展示会を、上下に分けることで視覚的に分かりやすく表現しています。中央部分の白い背景に日時や会場などの共通情報を配置し、両展示会を繋げつつ、上下のイベントを明確に区別しています。
観光展には暖色系のオレンジ、建設展には寒色系のブルーと、それぞれのイメージカラーで差別化を図りつつ、チラシ全体のデザインとして統一感を感じられるようになっています。シンプルで誠実なイメージを持つ企業向けイベントのデザインが魅力的です。
裏面のモノクロデザインでは、表や図を用いて出展概要が分かりやすく伝えられています。二つの異なるイベントを1枚のチラシにまとめる際に視認性が悪くなるリスクを、効果的に克服している点が評価できるでしょう。全体的に、このチラシデザインは二つの展示会が調和するデザインとなっています。
※掲載しているフライヤーデザインサンプル・モックアップはイメージです。実際の用途・サイズ・仕上がりとは異なる場合がございます。